バイナリーオプション・ハイローオーストラリアの取引で活躍するMT5の入れ方と使い方をまとめています。また、MT5でバイナリー・ハイローを攻略する為に役立つインジケーターの使い方も紹介しています。
MT5はMT4の後に開発されていますので、MT4と比べると上位互換の機能が多くなっています。これからMetaTraderを使われる方はMT4よりMT5から始める事をおすすめします。
項目 | MT4 | MT5 |
---|---|---|
リリース年 | 2005年 | 2010年 |
対応市場 | 主にFX(外国為替市場) | FX、株式、先物、コモディティなど |
速度 | 32ビット | 64ビット |
注文タイプ | 4種類 | 6種類 |
時間足 | 9種類 | 21種類 |
インジケーター | 30種類 | 38種類 |
経済カレンダー | 被搭載 | 搭載 |
アップデート | 終了 | 対応 |
MT4に関しては関連記事をご確認下さい。
【バイナリーオプション】MT5の登録方法
MT5の登録方法をまとめています。
ハイローオーストラリアで「仮想通貨の取引」を行わない人は「MT5は公式のもので十分」です。仮想通貨の取引もお考えの方は海外FXのデモ口座を利用する必要があります。仮想通貨の取引もお考えの方はコチラ
まずは、ブラウザで「MT5」と検索します。
4番目前後にMT5の公式サイトが表示されます。
公式サイトのMetaTrader、「外国為替、株、先物のためのMeta Trader 5取引プラットフォーム」をクリックします。
サイトを開くと「Windows5版MetaTrader5をダウンロード」ボタンがあるのでコチラをクリックします。macの方は「macOS」ボタンをクリックします。
ファイルを保存し、ダウンロードを開始します。
ダウンロード用のポップが表示されますので、「次へ」ボタンをクリックします。
ダウンロードが開始されます。
ダウンロード完了後に「完了」ボタンをクリックします。
ダウンロードが完了するとMQL5の画像が表示されます。
MQL5に登録する意味は無いので、MQL5の画面は閉じて下さい。
ダウンロードが完了するとMT5の画面も自動で開きます。
デスクトップにMT5のアイコンが作成されているので2回目以降はアイコンをクリックして開いて下さい。
【重要】ぼよんぼよんとアラームがなる時
※重要なのでここは読んで下さい。
MT5はネットワークの接続が切れた場合、「ぼよん・ぼよん」とアラームがなり続けます。実際の取引でネットワークが切れたら大変なので大切な機能なのですが、このアラームが予想以上に腹立ちます。
ご自宅のインターネットが何らかの理由で切れた場合はどうしようも無いのですが
そうで無い場合は、MT5の画面右下の「電波のマーク」をクリックします。複数のネットワークが表示されるので、電波の良いネットワークに切り替えましょう。
【バイナリーオプション】MT5の基本操作
MT5の基本操作をまとめています。基本操作をマスターしたらハイローオーストラリアと組み合わせて取引の精度を上げましょう。
取引したい銘柄のチャートを表示させる
初期状態ではチャートウィンドウに4つのチャートが表示されていますが、分かりにくので全て消します。
「ファイル」⇒「新規チャート」より取引したい銘柄を選択します。今回はUSD/JPYを選択しています。
見やすくするために、大画面にします。
チャートを閉じたい場合は画面右上の小さい✕ボタンをクリックします。
※一番上の大きな✕ボタンをクリックすると全画面が消えますのでご注意下さい。
取引したい通貨が無い場合は、気配値より追加します。
初期画面では左上に設置されています。
気配値が無い場合は「表示」より「気配値表示」をクリックします。
今回はGBP/JPYを追加したいと思います。
気配値の「+クリックして追加」をクリックします。
GBPJPYと入力するのですが、曖昧検索が可能になっておりGBと入力した時点で多くの検索候補が表示されます。
GBPJPYを選択後、ENTERボタンを押して確定します。
GBPJPYが追加されたので、「ファイル」⇒「新規チャート」よりGBPJPYを選択します。
GBP/JPYのチャートが表示されます。
複数のチャートで取引を行う場合
複数のチャートを使って取引を行う場合、まずは取引したい銘柄を「ファイル」⇒「新規チャート」より表示させます。
無造作に配置して大丈夫です。今回は4つの銘柄を表示させています。
画面右上にある「四つの四角のボタン」をクリックします。
チャートが均等に配置されます。
チャートの数は奇数でも偶数でも大丈夫です。うまいこと綺麗に配置してくれます。
チャートだけ見たい方は左にある「気配値」と「ナビゲータ」を消してみましょう。
もう一度、画面右上にある「四つの四角のボタン」をクリックすることで画面いっぱいに再配置をしてくれます。
■補足
チャートは「ウィンドウ」より水平分割(上の画像)・垂直分割も選べます。
時間足を変更する
MT5では21種類の時間足から選ぶ事が事が出来ます。
- M1(1分足)
- M2(2分足)
- M3(3分足)
- M4(4分足)
- M5(5分足)
- M6(6分足)
- M10(10分足)
- M12(12分足)
- M15(15分足)
- M20(20分足)
- M30(30分足)
- H1(1時間足)
- H2(2時間足)
- H3(3時間足)
- H4(4時間足)
- H6(6時間足)
- H8(8時間足)
- H12(12時間足)
- D1(日足)
- W1(週足)
- MN(月足)
ハイローオーストラリアの取引では「30秒・1分・3分・5分・15分・1時間・1日」となりますので、足りないのは「30秒と3分」になります。
30秒の時間足はMT5にはないので、M1(1分)を代用しましょう。
3分に関しては「チャート」⇒「時間足設定」⇒「分足(M)」の中にありますので、3分取引を行う方はコチラよりお選び下さい。
MT5とハイローの画面を合わせる
MT5とハイローオーストラリアの画面を左右で合わせます。MT5の画面はなるべく大画面にした方が見やすいのでおすすめです。
ローソク足の幅が広い・狭い場合は「+」ボタン「-」ボタンで調整する事が出来ます。上の画像の場合はローソク足の幅が広くハイローオーストラリアのチャートに比べて狭い範囲しか見えていなかったので「-」ボタンで見える範囲を広めています。
画面上部の虫眼鏡マークより同じ事ができますが、画面のサイズを小さくすると隠れてしまうので、「+」・「-」で操作される事をおすすめしています。
チャートの色を変える
チャートの色に関しては好みが分かれますので、デフォルトのままで問題ない方は無理して変える必要はありません。
個人的にはブラックな背景より白背景が見やすいと思っています。
チャートの色を変える場合は、メニューのチャートより「プロパティ」をクリックします。
チャート変更画面(プロパティ)が表示されるの、基本色を「Black White」に上昇ローソク足を「RED」下降ローソク足「Blue」に変更します。
色に関しては好みが分かれますが、上昇は勢いがあるので「赤」、下降は勢いがないので「青」と色のイメージで選んでいます。
チャートを拡大・縮小させる
MT5のチャートを拡大・縮小させる方法は2つあります。
一つ目は画面上部にある「虫眼鏡のマーク」をクリックする事で拡大・縮小する事が出来ます。もう一つのやり方がキーボードの「+」ボタンと「-」ボタンをクリック方法です。どちらのやり方でも良いのですが、より素早く動かせるのは「+」ボタンと「-」ボタンになります。
拡大と縮小はは5段階で調整する事が可能です。
自動スクロールさせる
画面上部にある「チャートを自動スクロール」ボタンを押す事でチャートを常に一番右端(最新)に寄せる事が出来ます。
問題点があるとすれば、過去のチャートを確認しようとスクロールしても、直ぐに一番右端に寄せてしまうので、過去のチャートが確認する事ができません。
過去のチャートを確認したい時は「チャートを自動スクロール」ボタンをもう一度押して、解除する事で過去のチャートも確認しやすくなります。
【バイナリーオプション】MT5のインジゲータを活用
MT5を導入する事で「インジゲータ」を活用する事が出来ます。インジゲータはメニューの「挿入」⇒「インジゲータ」より選ぶ事が出来ます。
インジゲータの種類は大きく分けると「トレンド系」・「オシレーター」・「ボリューム系」・「ビル・ウィリアムス系」の4種類に分かれます。
- adaptive moving average(適応型移動平均)
- average directional movement index(平均方向性指数・ADX)
- average directional movement index wilder(ウェルズワイルダーの平均方向性指数)
- bollinger bands(ボリンジャーバンド)
- double exponential moving average(2重指数移動平均)
- envelopes(エンベロープ)
- fractal adaptive moving average(フラクタル適応型移動平均)
- ichimoku kinko hyo(一目均衡表)
- moving average(移動平均線)
- parabolic SAR(パラボリックSAR)
- standard deviation(標準偏差)
- triple exponential moving average(3重指数移動平均)
- variable index dynamic average(可変インデックス動的平均)
- average true range(アベレージトゥルーレンジ・ATR)
- bears power(ベアパワー)
- bulls power(ブルパワー)
- chaikin oscillator(チャイキンオシレーター)
- commodity channel index(商品チャンネル指数・CCI)
- demarke(デマーカー)
- force index(勢力指数)
- MACD(マックディー・移動平均収束拡散法)
- momentum(モメンタム)
- moving average of oscillator(移動平均オシレーター)
- relative strength index(相対力指数・RSI)
- relative vigor index(相対活力指数)
- stochastic oscillator(ストキャスティクス)
- triple exponential average(3重指数移動平均・TRIX)
- williams percent range(ウィリアムズ%R)
- accumulation distribution(蓄積/配信)
- money flow index(マネーフローインデックス)
- on balance volume(オンバランス数量・OBV)
- volumes(数量)
- accelerator oscillator(ACオシレーター)
- alligator(アリゲーター)
- awesome oscillator(オーサムオシレーター)
- fractals(フラクタル)
- gator oscillator(ゲーターオシレーター)
- market facilitation index(マーケットファシリテーションインデックス)
トレンド系でおすすめの移動平均線
インジゲータの種類は多く、一度に全て覚える事は出来ません。まずは、トレンド系でもっともポピュラーなmoving average(移動平均線)を使ってみましょう。
移動平均線とは、相場のトレンドの方向性や強弱を分析するインジケーターです。ある一定期間の終値の平均を算出し、それらを線で結びチャート上に表示します。例えば、5日移動平均線であれば、5日間の終値の平均したものを算出し線で表示します。
引用:ONDA証券
移動平均線はチャート上にラインを引く事で、現在のトレンドを視覚的に分かりやすくしてくれます。
移動平均線を表示させるには「挿入」⇒「インジゲータ」⇒「トレンド系」⇒「moving average」を選択します。
期間や線の色を決めます。
どの期間の移動平均線を使うかは分析を行う人の取引スタイルによって様々です。短期のものであれば、5、10、14、15、20、21など、中期であれば50、60、75など、長期のものであれば100、200などが一般的によく使われます。
引用:ONDA証券
移動平均線を引くことで、現在が下降トレンドである事がより分かりやすくなります。
移動平均線の上で右クリックをするとポップアップが表示されます。
プロパティを選択すると「再設定」が可能になります。移動平均線が不要になった場合は「インディケータを削除」を選択する事で削除する事が出来ます。
定型チャート(インジゲータ)を保存する
せっかく設置したチャート(インジゲータ)もMT5を閉じてしまえば、全て初期状態に戻ります。定型チャートを保存する事で、次からの取引が楽になります。
保存方法は「チャート画面上で右クリック」⇒「テンプレート」⇒「定型チャートの保存」の順番になります。
保存名はなるべく分かりやすくされる事をおすすめします。
定型チャートを読みむ際は、チャートの上で右クリックを行い、「テンプレート」⇒「定型チャートの読み込み」をクリックします。
※画面上にチャートが無い場合は、適当に1つチャートを表示させて下さい。
保存した定型チャートを読み込む事で、保存したチャートを再表示する事が出来ます。
【バイナリーオプション】MT5王道のインジケーターで攻略
バイナリー・ハイローでMT5を使う人の多くは、MT5のインジケーター(テクニカル)を使って勝率を上げる事を目的としています。
MT5を使って勝率を上げるには王道のインジケーターを覚えるの近道と言えます。ここで紹介するインジケーターは王道中の王道なので、覚えて損は無いと思います。
MT5の移動平均線で攻略
移動平均線は「過去一定期間の終値の平均値を線で結んだテクニカル分析」の事で、今の価格を平均値と比較して、これからの動きを予想する為に使います。
例えば、①の様にもみ合っている時はレンジ相場でトレンドがが発生しづらい②の様にクロスが発生したらトレンドが形成される可能性が出てくる③は明らかなトレンドなど移動平均線の傾きを見るだけでトレンドがつかめる様になっています。
移動移動平均線を利用するにはMT5の「ナビゲーター」の中にある「トレンド系」の中の「Moving Average」をクリックします。
移動平均線は1回の設定で1本しか表示することが出来ないので、同じ作業を2回繰り返します。1回目は短期の線を出したいので「期間を20」を表示します。
1本目の線を表示させた後「Moving Average」をもう一度クリックします。
2本目の線は長期の線を出したいので「期間を75」で表示します。スタイルより色を変えておくと見やすくなります。
短期と長期の移動平均線が表示されます。
短期 | 5 |
---|---|
中期・長期 | 20 |
短期 | 5・20 |
---|---|
中期・長期 | 75・100 |
デイトレードに関しては「5と75」、「20と100」の組み合わせになります。
短期 | 20 |
---|---|
中期・長期 | 200 |
MT5のMACDで攻略
MACDとはMoving Average Convergence Divergenceの略で、日本語では「移動平均線収束拡散手法」になり、1970年代後半、ジェラルド・アペル氏が開発されました。
- Moving Average(ムービングアベレージ)は移動平均線の事
- Convergence(コンバージェンス)は収束の事
- Divergence(ダイバージェンス)は拡散の事
MACD線は移動平均線よりシグナルの出が早いので、移動平均線より早くチャンスを知る事が出来ます。
MACD線とシグナル線を表示させると、MACD線とシグナル線でもゴールデンクロス・デッドクロスが発生している事が分かります。
上のチャート(移動平均線)と比べると、MACD線とシグナル線で発生するゴールデンクロス・デッドクロスの発生が早い事が分かります。
MACDとは移動平均線の進化版で、もっと早く、もっといいタイミングで買いサイン・売りサインを知る事が出来ます。
- MACD線とシグナル線で発生したゴールデンクロスは買いサイン(High)
- MACD線とシグナル線で発生したデッドクロスは売りサイン(Low)
MACDを利用するにはMT5の「ナビゲーター」の中にある「オシレーター」の中の「MACD」をクリックします。
設定は初期設定のままで問題ありません。
MT5ではシグナル線が、グラフになっており、グラフの頂点を線として見る必要があります。これに関しては慣れるしかないので、頑張って慣れましょう。MT4であればグラフを簡単に線に変更する事が出来ます。
短期 | 短期EMA:6 | 中期EMA:19 | シグナル:9 |
中期 | 短期EMA:12 | 中期EMA:26 | シグナル:9 |
長期 | 短期EMA:19 | 中期EMA:39 | シグナル:9 |
MT5のボリンジャーバンドで攻略
ボリンジャーバントとは統計学から生まれたテクニカル指標になります。標準偏差を為替に応用しており、確率で値動きを予想します。
ボリンジャーバンドでは±1σ、±2σの様にσ(シグマ)を利用します。σ(シグマ)と聞くと難しい感じがしますが、難しく考えなくても大丈夫です。
ボリンジャーバンドは画像の様に±1σ内に68.3%、±2σ内に95.5%の確率で収まる様になっています。
±1σ | 68.3% |
---|---|
±2σ | 95.5% |
±3σ | 99.7% |
±1σ内に68.3%、±2σ内に95.5%の確率で収まるとだけまずは覚えましょう。場合によっては±3σまで利用する事があります。
ボリンジャーバンドの基本的な使い方は、トレンドの確認で「±2σを超えたら順張り」を行います。
±2σを超える確率は4.5%と低く、かなり強い値動きが無いと±2σをローソク足が超える事はありません。トレンドが発生する時は基本的に強い値動きがあります。
ボリンジャーバンドは逆張りでも使う事が出来ます。※逆張りで使う為の条件は「レンジ相場」である事です。
この様なレンジ相場の場合、ローソク足が±2σに触れた後、逆張りエントリーを行います。
ボリンジャーバンドを利用するにはMT5の「ナビゲーター」の中にある「トレンド系」の中の「Bollinger Bands」をクリックします。
ボリンジャーバンドは基本的に「±1σ」と「±2σ」の2本の線を利用します。1回の設定で1本しか引けないので2回作業を行います。
まずは「±1σ」の線を引きたいので「偏差を1」にします。期間は20のままで大丈夫です。
±1σの線を表示させた後「Bollinger Bands」をもう一度クリックします。
±2σの線を引くには「偏差を2」にする必要があります。スタイルより色を変えておくと見やすくなります。
「±1σ」と「±2σ」の線が表示されます。真ん中の線は「±1σ」と「±2σ」の移動平均線になります。
短期 | 10 |
---|---|
中期 | 20 |
長期 | 50・75・100・200 |
MT5のRSIで攻略
RSIはオシレーター系に分類され、売られ過ぎ、買われ過ぎを確認する事が出来ます。基本的に70%以上が買われ過ぎ、30%以下が売られ過ぎとなっています。
RSIの基本的なルールはレンジ相場での逆張りになります。RSIは70%以上で買われ過ぎ、30%以下で売られ過ぎになるので、そのルールに従えば「RSIが70%以上の時は売り」、「RSIが30%以下の時は買い」となります。
- 70%以上で買われ過ぎ⇒売りシグナル
- 30%以下で売られ過ぎ⇒買いシグナル
RSIを利用するにはMT5の「ナビゲーター」の中にある「オシレーター」の中の「Relative Strength Index」をクリックします。
期間は14のままでOKボタンをクリックします。
RSIが表示されます。
RSIの期間設定に決まりはありませんが、14日間が一般的です。これはRSIの開発者である「J.Wワイルダー」氏の研究結果から、あらゆるものには「28日周期」があるということからその半月である14日間が採用されました。
引用:外為どっとコム
MT5のストキャスティクスで攻略
ストキャスティクス(stochastics)は、RSI同様で相場の買われ過ぎ・売られ過ぎを判断する分析手法で、オシレータ系の指標として、個人投資家の間でも非常に人気があります。
「%K」と「%D」の2本のライン
を利用した、ファーストストキャスティックスと、「Slow%K」と「Slow%D」の2本のラインを利用したスローストキャスティクスの2種類がありますが、ファーストストキャスティックスは、相場の動きに素早く反応するため、短期売買向きでダマシも多いのが欠点です。それを補う役割を果たすのがスローストキャスティクスで、一般的にはこちらを利用することが多いです。
引用:マネックス証券
%Kと%Dの2本の線で見る方法を「ファーストストキャスティクス」と言います。
%DとS%Dの2本の線で見る方法を「スローストキャスティクス」と言います。
ファーストストキャスティクスとスローストキャスティクスの違いは以下の様になります。
- 【ファーストストキャスティクス】シグナルの出が早い
- 【スローストキャスティクス】シグナルの出が遅い
ストキャスティクスで一番有名な活用方法は「80%以上で買われ過ぎ」・「20%以下で売られ過ぎ」になります。
活用方法としては「80%を超えた後、80%を下回る時に売り」、「20%を下回った後、20%を上回る時に買い」となります。
スローストキャスティクス(「%D」と「S%D」)の場合、ゴールデンクロス・デッドクロスも参考にします。
具体的には「70%を超えた後、デッドクロスが発生し、70%を下回る時はより強い売り」・「30%を下回った後、ゴールデンクロスが発生し、30%を上回る時はより強い買い」になります。
ストキャスティクスを利用するにはMT5の「ナビゲーター」の中にある「オシレーター」の中の「Stochastic Oscillator」をクリックします。
初期設定では「スローイングが3」になっています。
スローイングが3の場合はスローストキャスティクスになるので「%D」と「S%D」の2本が表示されます。
スローストキャスティクスでは無く、ファーストストキャスティクスを見たい場合は「スローイングを1」にします。
スローイングが1の場合はファーストストキャスティクスになるので、「%K」と「%D」の2本が表示されます。
短期 | 5・3・3 |
---|---|
中期 | 9・3・3 |
長期 | 21・3。3 |
【仮想通貨向け】XMのMT5登録方法
仮想通貨の取引もお考えの方はXMなど海外FXが提供するMT5を利用する必要があります。現在MT4およびMT5公式では仮想通貨の取引は中止されています。
※XMのMT5と公式のMT5の使い方はほとんど同じです。
XMのデモ口座は登録までにひと手間あるので、仮想通貨の取引を行わない方は、公式のMT5を使用する事をおすすめします。
XMの公式サイトへ移動し、「口座開設」ボタンをクリックします。
会員情報を入力します。(居住国・Eメール・パスワード)
会員情報入力後「登録」ボタンをクリックします。
登録確認用のメールが送られます。
XMから送られてきたメールを開き、「Eメールを確認する」ボタンをクリックします。
XMの公式サイトへ移動します。
公式サイトの画面下部に「追加口座開設」ボタンがあるので、その中から「カスタムデモ口座」を選択します。
取引口座の設定を行います。
初期設定で問題ないので、「続行」ボタンをクリックします。
デモ口座用のパスワードを記入し「完了」ボタンをクリックします。
デモ口座の利用が可能になります。
※デモ口座用のID・パスワードがメールで送られます。
メールに書かれている「ID」と「サーバー」を控えておきます。
次に「XMTrading MT5プラットフォームをダウンロード」ボタンをクリックします。
環境に対応したMT5を選びます。(今回はウィンドウズを選択)
「ダウンロード」ボタンをクリックします。
ダウンロード画面が表示されるので「次へ」ボタンをクリックします。
ダウンロード完了後、MT5の画面が表示されますが、ネットワークに繋がっていないので利用する事ができません。
「ファイル」⇒「取引口座にログイン」をクリックします。
メールに送られていた「ログインID」を入力、デモ口座開設時に登録したパスワードを入力・メールに送られていたサーバを選択します。
MT5を使うメリット・デメリット
MT5とMT4どちらが良いかよく議論されますが、ハイローオーストラリア等の海外バイナリーオプションで使う分にはMT5の方がメリットが多くなっています。
- 【メリット】時間足の数が多い
- 【メリット】ミニチャートが利用可能
- 【メリット】指標カレンダーが見れる
- 【メリット】MT5の方が動作が早い
- 【デメリット】MT4はサポートが終了している
- 【デメリット】MT5はカスタムインジゲータが少ない
MT4とMT5の時間足を比べると、MT5の方が倍以上多く利便性が増しています。特に大きいのが3分足が追加された事です。ハイローオーストラリアの場合、3分取引は人気が高いので3分足があるMT5はメリットが高いと言えます。
- M1(1分足)
- M5(5分足)
- M15(15分足)
- M30(30分足)
- H1(1時間足)
- H4(4時間足)
- D1(日足)
- W1(週足)
- MN(月足)
- M1(1分足)
- M2(2分足)
- M3(3分足)
- M4(4分足)
- M5(5分足)
- M6(6分足)
- M10(10分足)
- M12(12分足)
- M15(15分足)
- M20(20分足)
- M30(30分足)
- H1(1時間足)
- H2(2時間足)
- H3(3時間足)
- H4(4時間足)
- H6(6時間足)
- H8(8時間足)
- H12(12時間足)
- D1(日足)
- W1(週足)
- MN(月足)
MT5からミニチャートが追加可能になっています。ミニチャートはメニューより「挿入」⇒「オブジェクト」⇒「グラフィック」⇒「チャート」を選び、チャート内のどこかクリックする事で表示されます。
ミニチャートは複数表示する事ができ、一つは1分足、もう一つは3分足など、設定する事が出来ます。設定はミニチャート内で右クリックをしプロパティを選択する事で変更可能になっています。
MT5からツールボックスの中に指標カレンダーが標準搭載されています。指標カレンダーには様々経済指標の時間が掲載されており、見逃しを防ぐ事が出来ます。米雇用統計など大きく値動きする時間は注意が必要です。
MT4は32ビット、MT5は64ビットとなっており、MT5の方が動作がサクサクしています。30秒は1分取引の様な短時間取引や、連打で取引をされる方は、動作がサクサクしているMT5を選んだ方が有利に働きます。
MT4は2021年時点でサポートが終了しています。利用者が多い事もあり突然使えなくなることは考えられないのですが、いつ利用できなくなるかは不透明となっています。また、サポートが終了していますので、セキュリティーの面でも不安要素もあります。
MT4・MT5に搭載されているインジゲータの数はそこまで変わらないのですが、カスタムインジゲータに関してはMT4の方が圧倒的に多くなっています。今後カスタムインジゲータを多用する予定の方は、MT4を使った方が良いかもしれません。MT4・MT5どちらも公式サイトから無料で使えますので、使い分けるのも一つの手だと思います。
ハイローオーストラリアとMT5のズレはどのくらい?
ハイローオーストラリアの参考レートは「FXCM」・「LMAX」・「NewChangeFX」の3種類になっていますが、種類ともMT5に対応していません。
そこでよく言われるのが「XMのMT5がチャートのズレが少ない」です。しかしXMのチャートにズレが少ないは嘘で、多くはXMのアフィリエイト報酬欲しさに嘘を付いています。
MT5を使う場合「公式サイトのMT5」や「XMのMT5」等、様々な選択肢がありますが、少なくともXMより公式サイトのMT5を選んだ方がズレは少なくなります。
MT5 | ハイロー | 差 |
---|---|---|
150.749 | 150.752 | 0.003 |
150.725 | 150.729 | 0.004 |
150.731 | 150.737 | 0.006 |
150.738 | 150.741 | 0.003 |
150.740 | 150.748 | 0.008 |
公式サイトのMT5とハイローオーストラリアをランダムで5回測定した結果0.003円~0.008円の差が出ている事が分かりました。
15秒取引や30秒取引の場合やや気になるレベルではあるのですが、1分以上の取引であれば気にならないレベルと言えます。
少なくともXMのMT5よりはズレが少ないのでおすすめです。
XMのMT5 | ハイロー | 差 |
---|---|---|
150.777 | 150.787 | 0.009 |
150.782 | 150.796 | 0.014 |
150.763 | 150.773 | 0.010 |
150.745 | 150.755 | 0.010 |
150.744 | 150.758 | 0.014 |
XMのMT5とハイローオーストラリアをランダムで5回測定した結果0.009円~0.014円の差が出ている事が分かりました。
MT5の公式に比べると差が大きい事が分かります。それなのにXMが良いと言われているのは、先ほども述べましたがXMのアフィリエイト報酬が原因と言えます。
ハイローオーストラリアが「FXCM」・「LMAX」・「NewChangeFX」を見ている以上、「FXCM」・「LMAX」・「NewChangeFX」以外を使えば多少のズレは生じます。
15秒取引や30秒取引ではやや気になるレベルではありますが、それでもMT5を使った方が分析力が上がるのでMT5を活用される事をおすすめします。