コラム

 公開日: 2012-01-17 

震災について勉強している小学生から質問を受けました(排泄関係)

阪神淡路大震災を経験した私へ、震災について勉強している小学生から避難所での排泄関係について質問がありました。

総合学習の授業で震災について勉強している小学生から質問をいただきましたので、下記のようにお答えしました。この学校では児童も保護者も積極的に震災について勉強し、ボランティア活動をされています。

(1)トイレをした後の後始末はどのようにするのですか?

・水が使えてトイレに流せるときは、汚物をトイレに流します。
・水が使えなくてトイレに流せない時は、便器にビニール袋をかぶせてその中に新聞紙などを敷いてトイレとして使用します。匂いや汚物が外に漏れないようにビニール袋の口をしっかりくくり、閉じて燃えるゴミとして出します。
・処分方法は地方自治体によって処分方法が違う場合があります。
赤ちゃんのおむつと同じ扱いですが、市町村のゴミ出しルールを確認して従ってください。


(2)新聞紙以外のものでしいてもよいものはありますか?

・水分を吸収する物で燃えるゴミに出してもよい物なら新聞紙以外でも使えます。
布類(着なくなった衣類やタオル、毛布など)、紙類(新聞紙、雑誌、段ボール、包装紙、トイレットペーパーなど)、おむつ(余っているおむつ(テープ式、パンツ式、尿取りパッド)の吸収面を上にして使用)
・紙を敷いて音が気になる場合は紙の上に布を置くと音が小さくなります。
・身の回りにある物で水分を吸収する物を探してみてください。
・吸収させる物がない場合は、破れていないビニール袋を2~5枚重ねて使用します。


(3)今回の東北の大震災で使われたのですか?

・私は震災直後は東北へは行っていないのですが、東北にいる仲間に知らせました。
またマイベストプロ神戸(神戸新聞社)の情報を見て参考にしてくださった方がいらっしゃるそうです。 http://saisei.mbp-japan.com/saisei02.html
(2011年10月に仙台へ行かせていただきました。)


(4)阪神の大震災の時も、大量の便で避難所が大変なことになったと聞きましたが、そのようなことが起きないような、心がけるマナーやルールみたいなものは必要ですか?

・仮設トイレは汚物が下水に流れません。 だからタンクがいっぱいになるとあふれ出してきます。 役所にお願いしてあふれる前に吸い取りに来てもらえばいいのですが震災時はなかなか来てもらうことができません。 
あふれそうになったら使うのをやめるか、あふれる前に便器に袋をかぶせて袋の中に溜める応急処置が必要になります。
・避難所にいる人達一人一人が汚さないように気を付けてくれればいいのですが、震災時はなかなかそこまで考える余裕がありません。
ボランティアさんがトイレ掃除をしていても、掃除をしてくれるのが当たり前になってしまうこともあります。
避難所にいる避難している人達自身がトイレ掃除をすると、汚さないようにしようと気を付けるようになります。
また子供達に書いてもらった明るい絵をトイレの中に飾ることも汚れ防止になります。
・ルールを作るなら、子供からお年寄りまでだれでもが平等にできるルールにします。
(例)「汚さないように気を付けて、汚したらトイレを出る前にきれいにしてね。」とお願いポスターを貼る。
(例)明るく気持ちの良くなるような絵を飾る。
(例)トイレ掃除をみんなで分担する。(小さな子供や体の不自由な方には負担にならないように。)
・マナーについては難しいです。 なぜならばマナーは一人一人の考え方が違うからです。
マナーの悪い人に注意することも必要ですが、マナーのよい人達が率先して動いているとマナーを知らない人や悪い人達も気が付いて直してくれることがあります。


(5)その他にも、知っておくと役立つ情報がありましたら、資料やお話をお聞かせしてほしいです。

・災害や震災もですが普段でも自分より弱い人や自分より困った人がいたら声をかけてあげてください。 助ける力がなくても方法がわからなくても声をかけてあげて困ったことを聞いて、それを大人の人に伝えてください。
直接でなくても困っている人を大人の人に知らせるだけでも立派なヘルプになります。
・排泄(おしっこ・うんち)は全世界の全ての人が行う自然な行為です。 汚いなど目をそむけたり、イジメの対象にしないでください。

その他の情報もお伝えします。
☆災害時に役立つ情報
http://saisei.mbp-japan.com/saisei02.html
http://you-hoh.com/htm/saigai.html


私も神戸に住んでいるので阪神淡路大震災を経験しました。 地震で生まれ育った街が潰れてしまい焼け野原になってしまいました。 地震翌日から叔母を探しに避難所を回り、炊き出しをしました。自宅もなかなか水道が復活しなかったので自衛隊の給水車に水をもらいに行っていました。
東南アジアのスマトラ島沖地震による大津波でタイ王国プーケットが被害に遭ったのですが、もしかしたら私はプーケットで津波に飲まれていたかも知れなかったのです。 プーケットにはよく行くのですが、私がよく利用する海岸沿いのホテルやお店などは波の被害に遭いました。
今回の東北の震災は私にとっても他人ごとではないので、できる限りのお手伝いをしたいと思っていて仲間と何ができるかを話し合い、昨年は仙台へ行かせてもらいました。 今年も秋に仲間と一緒に仙台へ行く予定をしています。
神戸もプーケットも建物などは早くに復旧するのですが、被災者の心はなかなか元には戻りません。
被災した方が安心安全な笑顔になっていただけるよう自分自身のできることを届けたいと思っています。

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災害時に役立つ情報
http://saisei.mbp-japan.com/saisei02.html
http://you-hoh.com/htm/saigai.html


阪神淡路大震災からずいぶんと時間がたってしまいましたが、私の中ではつい最近起こったかのように鮮明に記憶されています。

合掌

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