コラム

 公開日: 2015-07-15 

災害から生き延びるための家

随分物騒なタイトルになってしまいました。

しかし、家というのは「命をあずける場所」でもあります。

今回は、いろいろな災害の中で「命を守ることの出来る住宅」というものを、考えてみたいと思います。



日本は自然災害の多い国です。

一年中、この国の何処かで地震、台風、洪水など、様々な災害が発生しています。

さらに最近では、土石流や竜巻、火山の噴火と、今まであまり意識していなかった災害がニュースになっています。



気になるのは、今までに災害が無かった場所、想定していなかった場所で、「突然発生する自然災害」があることです。

不安感を煽るつもりはありませんが、この「想定外の災害」というのは、非常に怖いと思います。



たとえば、同じ自然災害でも地震であれば、建物の耐震性についての技術的基準がきちんとあります。

台風などの強風についても、ちゃんと構造計算した家であれば、風圧について計算されています。

このあたりは、ある意味、「想定された災害」と言えるかもしれません。


しかし、土石流や竜巻などについては、明確な安全基準はありません。

実際、土石流被害の映像をみると、壁を突き破って寝室に流れ込んだ土砂があります。

竜巻で屋根の吹き飛んだ家もあります。

これらの災害は、構造計算上「想定外」の事態です。


これらの映像をみると、普段生活している家が、外部からの力にあまりにも脆いことが判ります。

では、突発的な災害、想定外の事態から「生き延びるための家」というのは、あるのでしょうか?

鉄筋コンクリート住宅の壁

現在、私は壁式鉄筋コンクリート住宅に住んでいます。

壁式鉄筋コンクリート構造というのは、鉄筋コンクリートで家全体が囲まれている構造です。

全体のイメージとしては「コンクリートで出来た箱」という感じでしょうか。
(勿論、窓はありますが)

この構造は、壁も屋根も鉄筋コンクリートで一体的に作られています。

そのため、上からも横からも等しく守られている構造です。

たとえば、通常の土石流であれば、鉄筋コンクリートの壁が遮ってくれます。

竜巻で屋根が吹き飛ぶ危険もありません。

火山や竜巻で多少の落下物があっても、屋根を突き破って中の人が怪我をするようなことはありません。

コンクリートの家は重量がありますので、台風や突風でもゆれることもありません。

外壁はすべて不燃材ですので、たとえ外から放火されたとしても、家が燃えることはありません。

鉄筋コンクリート住宅の屋根

また、この形式の家は、過去、一度も地震で倒壊したことがありません。

家の中に居る限り、自然災害、あるいは突発的な事故で命が危険にさらされるようなことは、ほぼ無いと言えると思います。



住宅というのは生活のベースであり、命をあずける場所でもあります。

そこは家族が毎日生活する場所ですから、絶対的な安心感が欲しいという人が殆どでしょう。


「どんなことがあっても絶対に壊れない完璧な住宅」というのは、あり得ないかもしれません。

しかし、それに一番近い戸建て住宅を建てるのなら、コンクリート住宅をおすすめします。


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   ◇ ◇ ◇


家を作るときに考えて欲しいことについて、こちらのページに纏めてみました。

テーマ別コラムのまとめ【ペット/寒さ対策/子育て/地震に強い鉄筋コンクリート住宅など】
http://mbp-kobe.com/revontulet/column/25680/

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