コラム

 公開日: 2013-11-29  最終更新日: 2014-08-01

洗濯物は何処に干す?本気で洗濯を考える家作り

今回のコラムは日常の家事、洗濯についてです。


個人的な話ですが、私は家事の中では洗濯が一番好きかもしれません。

洗濯好きの目から見ると、最近の家作り、特にスタイリッシュなデザイナーズ住宅などは、洗濯についての動線がないがしろにされていることが多いのが気になっています。


何処に洗濯機を置き、何処に干すのか、乾燥機は使うのか、アイロン掛けはどこでするのかなど、洗濯にはいろいろな要素が組み合わさっています。

すべての人の要望を満足させるのは難しいのかもしれませんが、参考になるところがあれば、家づくりに取り入れてみてください。


◆洗濯機の場所

基本的には水回りを纏めるという意味もあり、バスルーム近くに洗濯機を置くことが多いかと思います。

お風呂の残り湯を使って洗濯するという人は、ホースの届く範囲に設置します。

乾燥機をよく使うという方には、ガス乾燥機もオススメします。

排気管が必要なので、新築時でないと設置困難ですが、乾燥能力は電気とは桁違いです。

【参考】個人的にお勧めする洗濯用品【ガス乾燥機/室内物干し】

ペット用品を頻繁に洗いたい、子供がクラブ活動で泥汚れが多いなどの家では、下洗い用の洗濯機を半屋外に設置するのも良いかもしれません。

洗濯機を置く場所には配水管と給水管、コンセントが必要ですので、プランニングの段階で設計者に要望してください。

【参考】ペット用浴槽、ペット用水栓


◆洗濯物干しの場所

昔の家であれば陽当たり、風通しの良い屋外に物干し竿があれば充分でした。

今は、生活パターン、近隣の状況を考えて物干し場所を考えるのが良いと思います。

たとえば、日中留守にすることが多い家、夜に洗濯することがある家などは、室内干し出来るスペースがあると良いと思います。

室内物干し
写真はPanasonicの製品です。

外干しの場合、屋根などがあり雨に濡れないこと、街中だと外からあまり見えない場所を選ぶのが良いでしょう。

部屋干しの場合は、風通しが良く、ある程度陽当たりが期待出来る屋内、あるいは半屋内のような場所があれば一番良いですね。

洗濯機から物干しの移動を考えると、バスルーム自体を2階あるいは3階に設置することも、おすすめです。

【参考】2階あるいは3階にお風呂を設置した場合の問題点、注意点


◆布団は干しますか(大きなものを干す場所)

私がプランニングをするときに質問する項目として、「布団は頻繁に干しますか」というのがあります。

街中の住宅だと、布団を干す場所(寝室から近く、南向きで、外部からはあまり目につかないところ)というのは、意外と難しいものです。

また、洗濯ではシーツや毛布のような、大きなものを洗うこともあるかと思います。

これを干す場所についても、ある程度、目星を付けて置いた方が良いと思います。


◆手洗い出来る場所があると便利

洗濯をしていると酷い汚れやつけ置き洗い、漂白などで手洗いをすることがあると思います。

お風呂場でも出来なくはないですが、こういうときに簡単な「洗濯流し」があると便利です。

特別なものでなくても、洗濯機の近くに小型でちょっと深めの洗面台があれば、充分使えます。

洗濯流し

洗濯流し

写真はTOTOの製品です。


◆アイロン掛けの場所は?

最近のモデルハウスでは、「家事室」を設けて、そこにアイロン台を置くというプランが多いかと思います。

私は、何処でアイロンを掛けるか、洗濯物をたたむかについては、個人の好みで決めて貰っても良いと思っています。

たとえば、リビングでテレビを見ながらアイロン掛けしても良いし、家事室を広く取ってそこにパソコンや本棚を置き、書斎兼家事室にしても良いと思います。
(スペースがあれば畳をおいて「第二リビング」にしても良いですね)

アイロン掛けや洗濯物の片付けは人に見せるものではありませんから、好きな場所で出来るように、設計者に話をして貰えれば良いと思います。


◆その他

・夜の洗濯が多い家でしたら、洗濯機の音が迷惑にならない場所を選ぶと良いと思います。

・洗濯機を置く場所には洗剤や漂白剤、ハンガーなど、結構モノが多くなります。収納は充分に用意してください。



洗濯は、ほぼ毎日という家も多いかと思います。

洗う→干す→取り込むという流れがスムーズであること、昼夜構わず、いつでも洗える、いつでも干せる、乾かせるという洗濯動線は、家事の負担を軽減します。

洗濯がストレスにならないように、自分の生活パターンを設計者に伝えてください。

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   ◇ ◇ ◇

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テーマ別コラムのまとめ【ペット/寒さ対策/子育て/地震に強い鉄筋コンクリート住宅など】
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