コラム

 公開日: 2013-05-22  最終更新日: 2014-08-01

楽器を演奏するための部屋/ホームスタジオを作る方法

先日、久しぶりに楽器屋さんを覗いてみたら、いろんな楽器が昔に比べて安くなっていて驚きました。

そして、お店も大人向きになっているような気が・・・昔の楽器屋さんといえば若者ばかりだったのですが、今は大人が音楽を楽しむ時代なんですね。


今回は、楽器の演奏が出来る家を作る方法、自宅スタジオを作る方法などを書いていきます。


まず、部屋の防音についてですが・・・基本的な防音対策については前回のコラムを参考にして下さい。

【参考】ホームシアター/防音室を作るにはどうしたらいいのか


要するに、個人住宅での防音対策を纏めるなら、

  ・窓は二重窓

  ・ドアは防音ドア(防音ランクはいろいろ)

  ・壁は鉄筋コンクリート推奨

  ・傾斜地なら半地下という方法もある

でしょうか。


楽器を演奏するとき、防音以外で気になるのは振動です。

比較的高い音は、防音材、遮音材で閉じ込めることが出来ますが、振動を伴う重低音は、床を通して下の階に響きます。

そして、音楽を楽しむということは、じっと座って演奏しているだけではないでしょう。

飛び跳ねたりはしなくても、体でリズムを取ったりはします。足をタップさせることもあります。

音楽室の床は、剛性が高く、振動に強いものにした法が良いですね。

重量鉄骨造なら床はデッキプレート、あるいは構造自体を鉄筋コンクリート造にするのをおすすめします。


床の剛性といえば、もうひとつ気になるのがピアノの設置についてです。

よくある質問に「普通の部屋に、そのままピアノを置いて良いのか?」というのがあります。

建築基準法では、住宅の床の設計荷重は180kg/平米、つまり1m×1mの四角形の中で180kgまでとなっています。

アップライトピアノの重さは200~280kgくらい。グランドピアノだと400kgを超えるものもあります。

グランドピアノの場合、3点で支持していますので、1点あたり133kg。

ピアノの大きさを考えると、床の設計荷重で充分耐えられますが、木造の場合、梁や根太、床材の厚みによっては「たわむ」可能性がありそうです。

ピアノを置く予定があれば、設計者に前もって言っておいた方が良いでしょう。
(グランドピアノだと、搬入にも苦労します)

グランドピアノ
※写真はYAMAHAの家庭用グランドピアノです。
家庭用ということで、コンパクト、軽量になっていますが、それでも261kgあります。

最近は、録音機器も低価格、高性能になってきて、自宅でもCDレベルの録音が出来るようになりました。

夜中でも自由に楽器が演奏出来る、友人を呼んでセッション出来る、場合によっては録音もしたい・・・そんな場合は、もう少し本格的な「自宅スタジオ」を計画してみましょう。

スタジオ部屋は、隣の家からなるべく離れた場所につくります。

出来れば、外の音の影響を受けにくい半地下が良いですね。

窓はもちろん二重窓。出入り口には本格的な防音ドア。部屋の壁には吸音材。

電子楽器も多いので、コンセントは多めに設置しましょう。


ここまでくれば部屋でサックスを吹いたり、バンドの練習をしたり出来そうです。

価格的にはそれなりにかかりますが、設計時から計画しておけば、びっくりするような値段にはならないのではないかと思います。

防音室
※写真は組み立て式の防音室(YAMAHA)です。
少し狭くなりますが、このような防音室を「部屋の中に作る」という方法もあります。


時間を気にせず楽器を演奏したい方、録音まで含めて家でやってみたい方は、家をたてるとき建築士に設計の相談をしてみて下さい。

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テーマ別コラムのまとめ【ペット/寒さ対策/子育て/地震に強い鉄筋コンクリート住宅など】
http://mbp-kobe.com/revontulet/column/25680/

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