コラム

 公開日: 2013-05-17  最終更新日: 2014-08-01

高低差のある住宅地、傾斜地に家を建てる(家を安全に、安く建てるポイント)

傾斜地の住宅地を購入して家を建てるときに気を付けて欲しいこと、第二回です。

※第一回は、こちらから

傾斜地を購入するとき気を付けること


今回は、傾斜を生かした家つくり、建築価格のコストダウン方法についてです。


傾斜地の場合、まず、家を建てる敷地の整地、擁壁の作り替えなどで費用が掛かってしまいます。

前回にも書きましたが、特に擁壁の作り替えを行う場合、家を建てる前に多額の予算を消費してしまう可能性があります。

傾斜地ということで土地を安く購入できたのに、家を建てる前段階で予算を使ってしまっては、本末転倒です。

掘削

こういう場合に是非検討して貰いたいのは、土地の掘削と建物の基礎、地下(半地下)部分を一体化して設計する方法です。

たとえば、2mの擁壁のある土地の場合、

  ・掘削して1m程度の安全な高さにする

  ・掘削した部分に基礎、あるいは半地下を設ける

  ・半地下、基礎部分と構造的に一体化して、1階、2階を作る

このように家を作ると、予算的にも間取り的にも合理的な家が建てられる可能性があります。


【参考】ビルトインガレージ/屋外収納


【参考】地下室のある住宅/費用・効果・注意点・問題点とは?


この方法は、

  【土地を平らにする工事】 + 【家を建てる】

という2つの段階で家を建てるより、

  【土地の掘削と家作りの一体化】

でコストを下げるという方法です。
(施工会社が一社に纏められるのも、好都合です)

ビルトインガレージ

また、土地の形状によっては、スキップフロアや1.5階などを計画しても良いでしょう。

土地が立体的なのですから、家も立体的に考えるのです。


建築士の設計する家とハウスメーカーの家の違いは、家を立体的に考えるかどうかだと思っています。

ハウスメーカーの考えるプランニングは平面間取り図です。家は平らな敷地に建てられるモノだと考えています。

建築士は家を立体的に考えています。階高も自由です。スキップフロアもあります。必要であれば、屋上だって利用します。

【参考】屋上で遊ぶ家

【参考】屋上緑化/屋上庭園のある家を作りませんか?

【参考】屋上緑化、導入の効果・費用・注意点・問題点とは?【注意点・問題点について】


私は「家の設計は土地の形状に合わせて考える」ことが基本だと考えています。

家は、土地を真っ平らに造成しなければ建てられない訳ではありません。

土地を大きく掘削すると、費用が高く付きます。

安全性を考えても、土地をいじるのは必要最小限にしたいと考えています。
(もちろん、危険な崖はキッチリと補強する必要がありますが)

【参考】光と風を取り込む家を作る方法


阪神間で土地探しをしていると、傾斜地はよく見かけます。

特に眺めや環境の良い山手は、平坦な土地の方が少ないくらいです。

もし、家を建てるための土地を探しているのでしたら、土地探しの段階で建築士にも御相談下さい。

必要があれば不動産のプロ、地盤調査会社などとも連絡を取りながら、お手伝いさせて頂きます。


◆ 関連コラム / 目次 ◆

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建築設備、実際には幾らかかる?(ジャグジー、シャワールーム、サウナ、暖炉、薪ストーブ)

建築設備、実際には幾らかかる?(業務用キッチン、オーダーキッチン、ホームエレベーター、床暖房)

建築設備、実際には幾らかかる(らせん階段、地下室、ビルトインガレージ、屋上庭園、防音室、書庫)

   ◇ ◇ ◇

家を作るときに考えて欲しいことについて、こちらのページに纏めてみました。

テーマ別コラムのまとめ【ペット/寒さ対策/子育て/地震に強い鉄筋コンクリート住宅など】
http://mbp-kobe.com/revontulet/column/25680/

興味のある分野があれば、是非、目を通して下さい。

 ◇ ◇ ◇

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