コラム

 公開日: 2012-07-25  最終更新日: 2014-08-01

鉄筋コンクリート住宅の問題点とは(2)

今回は、「鉄筋コンクリート住宅の問題点」と対応策、第二回です。

第一回はこちらから。
鉄筋コンクリート住宅の問題点とは(1)

鉄筋コンクリート住宅吹き抜け

◆鉄筋コンクリート住宅は固定資産税が髙い。さらに経年でも税金が下がりにくいのでは?

鉄筋コンクリート住宅の評価額は、同じ大きさの木造住宅より数割高くなると思います。

また、評価額の下がり方も木造住宅より遅い=固定資産税が下がりにくいようです。

このような点から考えると、固定資産税の面では、木造住宅より不利(数割くらい割高)になるといえます。

しかし、不利なことばかりではありません。

火災保険は木造より安くなりますし、資産としての評価額は、年数が経っても木造ほど下がりません。

木造住宅の法定耐用年数は22年、鉄筋コンクリート住宅は47年、倍以上の違いがあります。

税金が高い、下がりにくいということは、それだけ建物に「価値がある」とされているのですから、悪いことばかりではありません。

・・・しかし、木造住宅の法定耐用年数22年っていうのも酷い話ですね。

実際、築25年を過ぎた木造住宅は、ほぼ資産価値がありません。

数千万円の建物が20年ちょっとで価値が無くなる・・・エコロジー、エコノミー、どちらの観点からみても、良いことではないですね。


◆鉄筋コンクリート住宅は建築費が高いのでは?

これは、こちらを御覧下さい。

鉄筋コンクリート住宅の建築コスト

鉄筋コンクリートでつくるローコスト住宅

鉄筋コンクリート住宅の建築費、うちの事務所で設計している家では「大手ハウスメーカーの家より安く、格安ハウスメーカーより髙い」くらいの値段です。

概算金額を挙げるとしたら、通常サイズの2階建て住宅で坪単価55~70万円くらいからでしょうか。
(家の大きさ、住宅設備、土地の状況に依って異なりますが)


◆鉄筋コンクリート住宅は、建てた後、湿気が抜けない?

コンクリート住宅は湿気が多く、乾くまで快適に住めないという人がいます。

これは、ほぼ根拠のない話だと思います。

コンクリートが固まるのは「セメントと水の化学反応」であり、化学反応が続く限り、コンクリートは内部の水分を消費していきます。

大体、数ヶ月~1年くらいは化学反応が起こり続け、強度は上がっていきます。

その間、コンクリート内部では水分を消費し続けます。

内部で水分を消費していく=コンクリート表面に水分が出てくるということは考え辛いと思います。

もし、コンクリート表面がじめっとしているとしたら、それは結露でしょう。

それは真冬の窓ガラスや玄関ドアなどと同じ、室内と外の温度差で室内の水蒸気が結露したもので、特にコンクリートが水分を出している訳ではありません。

大体、コンクリート住宅といっても、壁には断熱をするものであり、表面に水分が出てくるなんていうことは考えられません。

断熱材を全く使わず、換気も行わないのなら壁に結露も有り得ますが・・・そもそもそんな部屋に住むのは嫌ですよね。

上記から考えて、あまり気にする必要は無いと思います。

 ◇ ◇ ◇

鉄筋コンクリート住宅には「地震に強い」「水に強い」「気密性が高い」などの優れた特長があります。

その特長を良く理解し、生かして設計すれば、住みやすい住宅が作れる筈だと思います。

 ◇ ◇ ◇

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   ◇ ◇ ◇

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http://mbp-kobe.com/revontulet/column/25680/

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