コラム

 公開日: 2012-01-15  最終更新日: 2014-08-01

建築事務所に住宅の設計を依頼したときの設計料の話

今回は、多くの人が興味のある「設計料」のお話です。


「設計事務所に住宅の設計をお願いすると高くつきそう」「相談料とかもかかりそう」「プランを作ったら、気に入らなくても断り辛いんじゃないか」・・・こういう心配をしている方も多いと思います。

そこでまず、設計事務所が設計契約を行うまでの流れを説明してみたいと思います。


【1】まず、設計事務所に連絡を入れて貰う

何はともあれ、連絡を頂いてお知り合いにならないと始まりません。

この段階では、具体的な計画が決まっていなくても結構です。

「土地を探している」段階だけでなく「分譲マンションか、建て売り住宅か、新築か迷っている」という段階で相談して頂いても、アドバイスさせて頂きます。


【2】建てたい家の具体的なイメージを固める

設計事務所は、家族構成(現在だけなく将来も)、生活パターン、そして具体的な要望などをお聞きして具体的な家のイメージを固めていくお手伝いをします。

場合によっては、土地探しのお手伝いもします。


【3】プランを作る

上記の聞き取り内容を元に、住宅のプランを考えます。

幾つかのプランを考え、見て貰いながら、さらに具体的な内容を詰めていきます。


【4】建築予算なども考慮した上で、プランを決定する

この段階では、流石に建築する土地も決まっていると思います。

資金計画なども具体的に検討した上で、プランを1つに絞っていきます。


吹き抜け階段

ここまでが設計契約の前段階。
ここからが設計契約の話になります。
ここまでの段階でお客様がお金を支払うことはありません。


家を設計するというのは、設計者と施主の間に人と人との信頼関係が無いと出来ません。

もし、ここまでの話し合いのなかで信頼関係を築けないようでしたら(なんとなく話が合わないという場合もあるでしょう)、設計を依頼しないという場合もあるかと思います。

高い買い物なのですし、自分自身が住む家なのですから、納得いかないまま進めることはありません。

契約する前、この段階までに判断して頂ければ結構です。


ここからが設計料のお話になります。

住宅の場合、大まかには設計料は家の施工価格の10%くらいになると考えていただいて結構です。
(工事金額の10%と決まっている訳ではありませんが、計算すると、大体これくらいの金額になります)

この金額に含まれるものとしては、

・設計図面の作成

・施工会社選定のお手伝い

・建築確認申請(これが無いと家を建てられません)

・現場監理(これをやらないと安心した家になりません)

・中間検査立ち会い(これも必須です)

・建具、建材選びのお手伝い

・完了検査(この検査を受けないと違法建築になってしまいます)

・・・このような業務となります。


設計費用とは、図面を施工会社に渡して終わりではなく、家をちゃんと完成させるための費用と考えて下さい。

設計費(正確には設計監理費)とは、完成まで数ヶ月かかる家作りについて、その面倒をみる家の専門家を雇う費用なのです。


ハウスメーカーや工務店の見積には「設計費用」という項目が無いので、その分高くなるんじゃないかと思われる方もいるかと思います。

しかし、それらの見積には費目が無いだけで、費用の中には当然、設計費が含まれています。
(「営業経費」とか「利益」と書いた費目が無いのと同じように、「設計費」と書いてないだけだと思います)

あるいは見積の中に「現場監理費」「確認申請・完了検査作業料」などの費目がある場合、これらの業務が設計事務所の行う業務になると考えて頂いても結構です。


設計事務所を使っての家作りというのは、決して高いものではないと思います。

費用については、お話をしてプランを作成し、それを見て頂いてから判断してもらえればいいと思います。

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