コラム

2011-06-24

【なぜ日本の住宅の寿命は30年なのか?】




欧米の住宅の寿命が100年以上あるのに対して、日本では平均30年ほどで、その価値がゼロになってしまいます。

知り合いの不動産屋の社長に聞いてみても、築30年で建物の評価はゼロとなって、土地だけの値段しかないそうです。

30年で建て替えしている現場を見たことがありますが、重機を使ってバリバリと壊すんですが、ヒノキの柱なんかは、真っ新でそのまま家が建てられそうなものを、惜しげもなく廃材として放ってしまいます。

日本には本来、「もったいない」という、物を大切にする文化がありますが、最近の電化製品も昔に比べてすぐに壊れてしまいます。そして壊れたら使い捨てなのです。

私の事務所のプリンターなんかも1年もしないうちに壊れてしまいました。
電化製品も、住宅も、作り手の商売の理由から、寿命をわざと短くされているように思えてしまいます。

住宅は30年たつと、設備まわりは使い物にならなくなりますし、外壁や屋根も防水が切れて雨漏りがしてきます。

住宅メーカーや工務店が決めた、住宅の寿命は30年という「刷り込み」によって、間違った常識がまかり通っているのです。

築30年近くなると、住宅メーカーの営業マンがやってきて、住宅展示場の案内やパンフレットで建て替えを勧めてきます。まじめなお父さんやお母さんは、「うちもそろそろ建て替えかしら・・・」と相談が始まるのです。

しかし、これではいくらなんでもいけないと、住宅の長寿命のための法律が出来ました。「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」が平成20年12月に公布され、平成21年6月4日に施工されています。

やっと日本の住宅も、欧米並みに長寿命の時代に入ろうとしています。定期的に正しいお手入れをすることで、住宅を長持ちさせることが出来るのです。
アメリカではペンキ塗りが上手なことが、夫にする条件と言われているそうです・
オバマ大統領も自分の部屋のペンキ塗りをしている姿を報道陣の前でアピールしていました。

10年に一度の外壁や屋根の塗り替えリフォームで、住宅の寿命を飛躍的に伸ばすことが出来るのです。

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