コラム

 公開日: 2016-08-31 

ちょっといい言葉<182>S・スピルバーグ監督のj言葉 「僕は、夜に夢を見るんじゃない・・・」

「僕は、夜に夢を見るんじゃない。一日中夢を見ているんだ。生きる糧として、夢を見ている」
S・スピルバーグ監督の言葉です。ここで言われている「夢」とは夜中に見る夢ではなく、自分のありたい姿や願いとしての「夢」でしょう。

考えてみれば、小さい子どもの頃「大きくなったら、何になりたい?」と大人は無邪気(?)に子どもに尋ねますが、いざ自分が「あなたはいまから10年後どんな風になっていたいですか?」と聞かれたら返事に困るのではないでしょうか?ましてある程度老齢になると、10年後の姿が果たして「夢」なのか「悪夢」なのか、わかりません。でも10年後でなくても、やはり人間は何かをやりたい、何かを手に入れたい、何かを目指したい、という気持ちがあればこそ、やる気が湧いてくるのかもしれません。

人生の前半は人生や社会の中で現実的な成功を収めることが夢なのかもしれませんが、ある程度現実的な満足が手に入ったり、あるいは諦めてしまったりした後半は一体何を目的にして生きれば良いか、悩ましくなります。それを「人生の後半の仕事」といい、その時期を「中年危機」「中年クライシス」なんて言いいます。

人生の前半の仕事である「現実的な成功」は他者との比較や評価によって客観的に見定めることができます。もっとも比較である限りいつも相対的なものであるわけですから、どこまで追い求めても限りがありませんし、もし究極の成功者という人がいたとしてもそれは地球上の人間の中でたった一人でしかないのだから、自分がその椅子に座れる可能性はほぼ0に近いでしょう。

そこである程度「自分は自分が思うほど優れた存在ではないかもしれない」というあきらめの境地を受け入れることになります。でもそれも他者との比較の中でのお話。人間必ずしも他者との比較の世界だけで生きているわけではありません。自分だけの世界に向き合うと、人生前半の社会的な世界以上の広がりを持つ内面の宇宙に目が広がっていきます。

人生の後半の仕事は、自分自身の内面の世界をいかに豊かに生きるか、がテーマ。となるとスピルバーグ監督のこの言葉が胸に突き刺さってきます。
さて、残りの人生を踏まえて、今の私の「生きる糧としての夢」は何だろう?そして、あなたにとっての夢は?

◇◆◇ ちょっといい言葉  ◇◆◇
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