コラム

 公開日: 2016-08-07 

止めたいのにどうしても止められない「皮膚むしり症」

こんなことでお困りではありませんか?今日紹介するのは「皮膚むしり症」。皮膚むしり症は、読んで字のごとく顔や腕などのニキビや吹き出物などが気になってむしってしまう病状です。英語でスキン・ピッキング(Skin-Picking)とも呼ばれ、普通は無意識に爪でかさぶたをはがしたり、ニキビ江尾潰したりするのですが、次第にピンセットや毛抜きなどを使うこともあります。本人としては「こんなことしてはいけない」と頭では理解しているのですが、どうしても止められない、と言う点で強迫症の関連障害に加えられています。

もっとも「気になるからむしり取る」だけなら誰でも経験はあるでしょうが、問題なのはそれが「やめるにやめられず」本人も苦しんでしまう場合です。DSM-5の診断基準を見ても、「皮膚の損傷を引き起こす繰り返される皮膚むしり行為」を指しているのでかなりの程度日常生活に影響が出るほど「やめたいけれどやめられない」苦痛にさいなまれている場合でしょうね。

よく似ている障害に以前取り上げた「抜毛症」があります。これも強迫性障害の一種で、「やめたいけれどやめられない」のです。ただ抜毛症が基本的には体毛を引き抜くのに対し、こちらの皮膚むしり症の方がむしり取った箇所からばい菌が入ったりして新たな病変につながりやすい点でしょうね。皮膚病のかゆみから起きている者でもありません。あくまでも精神疾患の一種としての障害なので鑑別が必要でしょうね。

◇◆◇ こう言うことでお困りではありませんか? ◇◆◇
「自閉スペクトラム症」ー対人社会性・コミュニケーションの問題ー
http://mbp-kobe.com/officekishii/column/56878/
「自閉スペクトラム症」-こだわりー
http://mbp-kobe.com/officekishii/column/56879/
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http://mbp-kobe.com/officekishii/column/57004/
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