コラム

 公開日: 2016-06-07 

実は本人も困っているんです「注意欠如多動性障害(ADHD)」

このテーマでは、いくつかのこころの問題について簡単な説明をしてます。もしかしたら自分が当てはまると思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、くれぐれも自己診断せずに、気になる場合は必ず信頼できる専門の医師に受診してください。私たちカウンセラーは診断はできませんが、メンタルなケアが必要な場合はお力になれるかもしれません。ご相談下さい。

さて今日取り上げるのは「注意欠如多動性障害」いわゆるADHDと呼ばれる障害です。これらはかなり世間に知られるようになったので、よく耳にすることがあると思います。具体的な特徴としては大きく2つの特徴があります。
1)不注意:これは注意力に関する特徴で、例えば「細やかな注意ができず、ケアレスミスが多い」「注意散漫で指示をしっかり聞けず、集中力が続かない」と言うような状態から「忘れ物が多く、身のまわりの整理整頓が苦手」になってしまいます。

学校でもらったプリントはいつもカバンの中に突っ込みっぱなしで、どこにあるのか分からず、見つけた時には皺くちゃで提出期限はとっくに過ぎている、会社の資料作成ではケアレスミスが多く、何度も作り直しても周囲に迷惑がかかる、など、よく聞く話です。

                 <彼らにとって世界は刺激にあふれている>


そして二つ目は2)多動・衝動性の問題。これは子どもに良く見られ、教室でじっと座っているのが苦手でいつも手をもじもじ動かしたり、椅子をがたがた動かしたり、離席して歩き回ったりします。加えて、順番を待つのが苦手で、質問されたら衝動的にすぐに答えを言ってしまったり、得意な話をずっとしゃべりまくる(いわゆるマシンガントーク)様子も見られます。

ただこれらは本人がしたくてしているというよりも、「落ち着いて物事に取り組みたくてもすぐに気が散ってしまう」「動きたくなくても動いてしまう」と言うように、本人もかなり困っていることがあります。それに対して「じっとしている」ことを強要しても本人としてはどうしようもないのですよね。対策としては本人の特徴を良く理解して「刺激の少ない環境」を用意して「怒られ続けて自尊心が低下すること」を避けるようにしてあげたいものです。

とは言え大人の場合は即、職業生活に関わってくるので、ケアレスミスを減らす工夫や書類や仕事を整理して段取りを立てていく工夫をすることが必要となります。ご自分の特性をまずは良く理解して、どうすればミスが少なくなるか、工夫と努力が必要とされますね。

◇◆◇ 実は本人も困っているのはこれらも同じ
英国自閉症協会の作成した自閉症児の世界を知る動画
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