コラム

 公開日: 2016-02-19  最終更新日: 2016-03-13

父娘が躁病エピソードを語る「パパは楽しい躁うつ病」

前回、双極性障害の躁鬱エピソードについて簡単にまとめました。しかしああいう診断基準というものは一般化するために味もそっけもない書き方をしています。やはり実際の様子を知りたいと思う方のために、実際の様子を書かれた本を紹介します。
それがこれ。



ご存知の方はご存知の(当たり前!)の、作家で精神科医の“どくとるマンボウ”こと北杜夫さん。北さんは躁うつ病であることを公言して、いろいろなところでご自分について自慢(?)されています。その中でも今回は娘さんの斎藤由香さんと父である北さんが対談して北さんの「躁うつ病」の様子について語り合っています。

ひょうひょうとした雰囲気が持ち味の北さんですが、娘さんの由香さんはそれに輪をかけてサラッとされた受け答えをされています。躁病エピソードも、半ば面白おかしく触れられています。たとえば
“とにかく躁病の時は株の売買をするので、朝の5時から起きているんだよね。うつ病の時は夕方まで寝ているのに”
“でも株をやる以外は、映画を見たりとか、浪花節を唸ったりとか、中国語を勉強したりして、家の中はすごく明るくて、楽しくて、笑いに満ちているわけ。あと急に「マンボウマゼブ共和国を作ります」といってお札を作ったり、タバコを作ったり。”

そう思い出し語る由香さんの話を聞いて北さんも
“そう。『由香、聞きなさい。パパはもう日本国から独立して《マンボウマブゼ共和国》を作るから』といって『国家を作ったから、今から国家を斉唱します』と夕食中に歌を歌ったりとか。3回やったよ。”

すると再び由香さんが
“・・・それで、なぜか躁病になると、赤ちゃん言葉になるでしょう。『なんとかでちゅ』とか。『今度、どくとるマンボウの文華の日をしまちゅ。来てくれない?まりちゃん』とか言って加賀まりこさんに電話してたりとか、星新一に電話したりするのを聞いている”
などなど。

何とも躁病のエネルギーというのは驚くべきものですね。
お二人ともひょうひょうと語っていらっしゃるのですが、しかし実際の日々は皆さん(ご本人も)大変だったことでしょう。

◇◆◇ こういうことでお困りではありませんか?
<双極性障害 Ⅰ型・Ⅱ型> ~躁病エピソードとは?~
http://mbp-kobe.com/officekishii/column/55153/
<双極性障害> ~抑うつエピソードとは~
http://mbp-kobe.com/officekishii/column/55313/
「吃音」を巡るアメリカの社会実験動画「あなたなら どうする?」
http://mbp-kobe.com/officekishii/column/55316/
父娘が躁病エピソードを語る「パパは楽しい躁うつ病」
http://mbp-kobe.com/officekishii/column/55321/
「心が雨漏りする日には」中島らもさんの躁うつ病エピソード
http://mbp-kobe.com/officekishii/column/55448/
「抑うつ障害群」の中の「重篤気分調節症」について
http://mbp-kobe.com/officekishii/column/55612/
誰でもがなりうる可能性がある「うつ病」
<社交不安症/社交不安障害> きっと悪く言われているにちがいない
http://mbp-kobe.com/officekishii/column/54750/
人からどう思われているかが気になって身動きできなくなったA君
http://mbp-kobe.com/officekishii/column/54853/
<全般性不安障害>色々なことが気になって仕方がない 
http://mbp-kobe.com/officekishii/column/54859/
本当にこれが怖いんです <限局性恐怖症>
http://mbp-kobe.com/officekishii/column/54983/
<選択制緘黙> 「話さない」のではなく、「話せない」のです。
http://mbp-kobe.com/officekishii/column/54987/
<身体症状症> 身体の不調が気になって頭から離れない
http://mbp-kobe.com/officekishii/column/54991/

うつ・発達障害・不登校・不適応等のお悩みに カウンセリング・オフィス岸井

□■□■□■□■  【カウンセリング・オフィス岸井】□■□■□■□■   
              ☆初回面接は無料です☆
JR・阪神「元町」阪急「花隈」神戸市営地下鉄「県庁前」駅からいずれも徒歩5分         
電話:090-1243-9646  メールはホームページからもできます

この記事を書いたプロ

カウンセリング・オフィス岸井 [ホームページ]

臨床心理士 岸井謙児

兵庫県神戸市中央区花隈町9-25 グランピア下山手通 002号室 [地図]
TEL:090-1243-9646

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
 
このプロの紹介記事
岸井 謙児(きしい けんじ)プロ

豊富な経験を生かし、相手に寄り添って希望を見出す手助けを(1/3)

JR・阪神元町駅、阪急花隈駅、神戸市営地下鉄県庁前駅からほど近い閑静な場所にある「カウンセリング・オフィス岸井」。カウンセラーの岸井謙児さんの元には、不登校、発達障害などの悩みを抱える思春期から青年期の子どもたちや親が多数訪れています。...

岸井謙児プロに相談してみよう!

神戸新聞社 マイベストプロ

子供から大人まで長い経験からさまざまな悩みに対応します。

事務所名 : カウンセリング・オフィス岸井
住所 : 兵庫県神戸市中央区花隈町9-25 グランピア下山手通 002号室 [地図]
TEL : 090-1243-9646

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

090-1243-9646

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

岸井謙児(きしいけんじ)

カウンセリング・オフィス岸井

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
人は「物語」によって、辛い「現実」を自分なりに受け入れるのだ・・・映画「怪物はささやく」

大変興味をもちながらも、いろいろ忙しくて時間が合わずに見に行けなかった映画「怪物はささやく」。ようやっと先...

[ 「こころ」を描いたこんな映画 ]

久しぶりのJIJICOのコラムです。テーマは「体罰の現状について」
イメージ

マイベストプロの専門家による時事コラムJIJICOに久しぶりに記事を載せていただきました。内容は「体罰の現状に...

[ JIJICO ]

ストレスから身を守るためには・・・・・遊びが一番!?

5月に入りました。GWも過ぎ、いよいよ本格的に始動!という時期ですが、学生・社会人を問わず新しい環境や職場に置...

[ こころの散歩道 ]

映画「ぼくと魔法の言葉たち」 喜びと悲しみはディズニーアニメとともに

今日紹介する映画はこれ少し前に見た映画ですが、今でも上映しているかなぁ?2歳になって突然言葉を失...

[ 「こころ」を描いたこんな映画 ]

春に想う
イメージ

久しぶりの記事の更新です。初夏のお天気が続きますが、みなさんお元気ですか?この時期、木々の緑を見ているとな...

[ こころの散歩道 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ