コラム

 公開日: 2016-02-18 

大切なことは絵本から学んだ<119>  絵本「ながいよるのおつきさま」

「子どもにとって夜は、禁じられた世界のようなものだ。なにしろ、おやすみを言ってベッドに入らなければならない時間なのだから。けれど、だからこそ、夜はわくわくするような魅力に満ちた時間なのである」 これはこの絵本「ながいよるのおつきさま」の絵を描いたマークシーゲルさんの「あとがき」からの言葉です。

今日紹介する絵本はこれ

ながいよるのおつきさま

“むかしむかし ひとびとは そらに うかぶ おつきさまに なまえをつけた
1ねん 12かげつ それぞれの  つきに それぞれの まんげつ ひとつひとつの まんげつに なまえを つけた”

日本では月の満ち欠けを表す月齢に応じて様々な名前がついていますね。例えば「三日月(3日目)」「上弦の月(7日目)」「十三夜月」「満月」「十六夜」「下弦の月(23日目)」などなど。もっと詳しくついているそうですが、この絵本のシンシア・ライラントさんは、アメリカのネイティヴ原住民の人たちが付けた毎月の月の名前を素敵な言葉で教えてくれます。

例えば1月は「stormy moon(1がつは あらしの おつきさま)」2月は「snow moon(2がつは ゆきの おつきさま)」と言う具合です。その言葉に添えられた絵がこれまた素晴らしい。

月の光は太陽の光とは違います。太陽は自ら光を発し、この世の暗闇をすべて明るみに照らし出す光。強くて、ものごとを客観的に、静視させる光ですね。例えて言えば、病気の原因をはっきり見つけ出して、患部を切り開き、手術するような光。

一方、月の光は太陽とは違う働きをします。何しろ月は太陽と違い、自ら光を発しません。あくまでも太陽の光を自らの身体を使ってやわらかく反射させる光です。ですから太陽のような強さや容赦のない厳しさはありません。逆に、柔らかくものごとを癒してくれる光。例えて言えば、看護師さんの存在です。

医者も看護師さんもどちらも一方だけでは効果が半減します。両者ともなってこそ。この絵本の言葉と絵を見ていると「癒しの光」を思い出させてくれるのです。

ちなみに1年の最後の月、12月は「long night moon」と呼ばれるそうです。

“そして 12がつは ながい よるのおつきさま
あさが くるのを まって まって まちつづける  じっと しんじて まちつづける
この おつきさまは おまえの ともだち”

◇◆◇ 夢見るような絵本の世界
大切なことは絵本から学んだ 34 いじめられてるわたしと 「ボロ」
http://mbp-kobe.com/officekishii/column/48488/
大切なことは絵本から学んだ ⑲ わたしはできる!!「わたしは とべる」
http://mbp-kobe.com/officekishii/column/45832/
大切なことは絵本から学んだ ㉓ 父親と娘のビミョーな関係「パパとわたし」
http://mbp-kobe.com/officekishii/column/46483/
大切なことは絵本から学んだ<49> 素敵な大人の絵本「森へ行く」
http://mbp-kobe.com/officekishii/column/50641/
大切なことは絵本から学んだ<104> 「バスをおりたら」そこは見たことのない風景だった
http://mbp-kobe.com/officekishii/column/53172/
大切なことは絵本から学んだ<103> 「どんなかんじかなぁ」
http://mbp-kobe.com/officekishii/column/53167/
大切なことは絵本から学んだ<101> 三本足の犬と過ごしたあの日々そして、「あの路」
http://mbp-kobe.com/officekishii/column/52939/
大切なことは絵本から学んだ ⑥ 大人はみんな寝てるのに、 「はんなちゃんが めをさましたら 」
http://mbp-kobe.com/officekishii/column/44503/
大切なことは絵本から学んだ ➆ 私にもきっとあるはず! 「ええところ」
http://mbp-kobe.com/officekishii/column/44605/

うつ・発達障害・不登校・不適応等のお悩みに カウンセリング・オフィス岸井

□■□■□■□■  【カウンセリング・オフィス岸井】□■□■□■□■   
              ☆初回面接は無料です☆
JR・阪神「元町」阪急「花隈」神戸市営地下鉄「県庁前」駅からいずれも徒歩5分         
電話:090-1243-9646  メールはホームページからもできます

この記事を書いたプロ

カウンセリング・オフィス岸井 [ホームページ]

臨床心理士 岸井謙児

兵庫県神戸市中央区花隈町9-25 グランピア下山手通 002号室 [地図]
TEL:090-1243-9646

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
 
このプロの紹介記事
岸井 謙児(きしい けんじ)プロ

豊富な経験を生かし、相手に寄り添って希望を見出す手助けを(1/3)

JR・阪神元町駅、阪急花隈駅、神戸市営地下鉄県庁前駅からほど近い閑静な場所にある「カウンセリング・オフィス岸井」。カウンセラーの岸井謙児さんの元には、不登校、発達障害などの悩みを抱える思春期から青年期の子どもたちや親が多数訪れています。...

岸井謙児プロに相談してみよう!

神戸新聞社 マイベストプロ

子供から大人まで長い経験からさまざまな悩みに対応します。

事務所名 : カウンセリング・オフィス岸井
住所 : 兵庫県神戸市中央区花隈町9-25 グランピア下山手通 002号室 [地図]
TEL : 090-1243-9646

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

090-1243-9646

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

岸井謙児(きしいけんじ)

カウンセリング・オフィス岸井

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
映画「精神」:「病と共に生きる人」、そしてその彼らと共に生きる人
イメージ

今回取り上げた映画はこれ岡山県にある外来の精神科診療所「こらーる岡山」に通院するさまざまな人たち。...

[ 「こころ」を描いたこんな映画 ]

ADHDのライフハック<17>目からうろこ!全社員が発達障害者のオフィスがスゴイ!

世の中には色々な世界があるもので、今回紹介する会社は、社員のほぼ全員が発達障害者のオフィス。twitterで噂に...

[ ADD/ADHDの方のためのライフハック ]

ADD/ADHDの方のためのライフハック <2> ~ホワイトボードは役に立つ!~
イメージ

生活のライフハック(仕事術)を実践してみて報告しています。前回は、「To  Do List」を作ってみようというこ...

[ ADD/ADHDの方のためのライフハック ]

あなたへ贈るネットで見つけた感動秘話。「ママに優しくしてあげたくて生まれてきたんだからね」

ネットで色々な話を読ませてもらっていると、こんな素敵なお話しが。どうしてもあなたに紹介したくて引用させて...

[ ちょっと気になるあれやこれ ]

笑っているうちに思わず泣けてきました・・・・発達障害児の生き辛さを描いた漫画「ニトロちゃん」
イメージ

最近読んだ中でも、飛び切り印象に残ったのが、これ「ニトロちゃん」作者の沖田×華(おきたばっか)さんは、...

[ 発達障害を考える ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ