コラム

 公開日: 2016-01-13 

ちょっといい言葉<129> 「勇気とは恐れを持たぬことではない・・・・・・」

「勇気とは恐れを持たぬことではない。恐れを感じた時に、それに打ち勝つことである」

アメリカの作家マーク・トウェインの言葉。うむうむ、これはストンと落ちた言葉でした。心理学者のユングの唱えた概念に「影(シャドー)」というものがあります。つまり自覚的・意識的な内容を光と捉えた時に、その光の裏側にある正反対の内容を「影」と名付けたのです。

「光」のあるところに必ず「影」はあります。それは良い悪いの問題ではありません。「光」を当てると「光の当たらないところ」が出てくるのは当たり前なのです。ところが意識的な「光」にはその「影」が見えません。そりゃそうですよね、「光」として受け入れられいものを「影」と呼ぶのですから。

光と影

ところがその「影」が人間にさまざまないたずらを仕掛けてきます。例えば自分のことを「優しい人間だ」と思っている人には「優しくない、冷たい自分」というのは受け入れられません。しかし人はいつでもいつでも優しくあり続けるわけにはいきません。

こ問題は例えば福祉の世界でも良く目にします。認知症の高齢者に対し、一生懸命優しくケアをしなければならない、と思い込むと次第次第にストレスが溜まってきます。真面目な人はそのストレスを感じていはいけない、とさらに自分を追い込んでしまいます。そしてそれが「影」を産むことにつながりかねません。高齢者に対する虐待や障害者に対する虐待が問題になっていますが、私はそれも「福祉の影」に気が付いていないからではないか、と思っています。

やはり自分の意識的な側面以外の、本音の、というか「影」の側面に対して人は常に目を向ける必要があるのではないでしょうか。マーク・トウェインは「勇気」の影としての「恐れ」について言及しましたが、私は「光」に対しての「影」に目を向けることの必要性と、その上で「影」に打ち勝つ更なる意識的な自覚をもつ必要性について考えさせられました。みなさん、如何でしょうか。

◇◆◇ そうか、こんな物の見方もあるんだ、と気づかせてくれる言葉の数々
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