コラム

 公開日: 2015-11-22 

こころの問題<17>「チャム」から「ピア」へ

さて前回は、、アメリカのサリヴァンという精神科医は「チャムシップ」と呼んだ思春期に入った子どもたちの同年代での関わりを取り上げました。簡単に言えば「私たち」感覚とでも言うか、「私たちは仲良し仲間」「私たちは同じよね」という感覚で、親から自立していく時の孤独を慰め合う、共有し合う関係取っていよく、その絆が彼らを支えてくれるのです。

年代で言えば丁度中学生・高校生あたりでしょうか。

仲間

しかし次第にその仲間グループの中にも、個性の違いや能力の違いから一人一人の個人と言うものが芽生えてきます。そうなると今度は「横並び意識」から脱して、「比較」や「個性」ということが問題になってきます。
こういう段階になってくると、これまでの「チャムシップ」関係から進んで、「ピアシップ」関係といわれる関係に成長してきます。

ピアとは仲間という意味で、高校生以上でよくみられるようになります。互いの興味や関心が共通するという点だけでなく、互いに異なる部分を持ち合わせていても、自他の違いを認め合いながら友人関係を育む関係といってもいいかもしれません。
こうなってくると、それぞれがそれぞれ違うんだ、ということを前提としますから、個人と個人の関係がベースになっていると言えますね。

個性の違いという点では男女を問わず認め合うようになるので、当然異性との関係も成立してくるようになりますし、そこに恋愛や尊敬の念が生まれてくるのも当然です。いわゆる「思春期から青年期へ」と成長を遂げてくるわけですね。

この時に問題となるのが「アイデンティティーの確立」という課題です。
それについてはまた次回。

◇◆◇ 思春期・青年期を考える
こころの問題<16>私たちは仲間よね、同じよね? 「チャムシップ」
http://mbp-kobe.com/officekishii/column/53913/
こころの問題<15> 自立の裏には必ず孤独がある
http://mbp-kobe.com/officekishii/column/53750/
こころの問題<14> 「母性と父性」
http://mbp-kobe.com/officekishii/column/53695/
こころの問題<13> 「母なる大地」-1-
http://mbp-kobe.com/officekishii/column/53522/
こころの問題<12> 「父なる天(神)」
http://mbp-kobe.com/officekishii/column/53377/
こころの問題<11> 闘いへのいざない、それが「思春期」
http://mbp-kobe.com/officekishii/column/53168/
こころの問題<10> メタ認知と自立とロケットの関係
http://mbp-kobe.com/officekishii/column/53164/
こころの問題<9> 自分を見つめる目ーメタ認知ー
http://mbp-kobe.com/officekishii/column/53090/
こころの問題<8> 思春期へ向かう時の喪失感③ 「自分に対する自信が揺らぐ時」
http://mbp-kobe.com/officekishii/column/52934/
こころの問題<7> 思春期へ向かう時の「喪失感」②「え!? ちょっと待てよ・・・」
http://mbp-kobe.com/officekishii/column/52746/
こころの問題<6> 思春期へ向かう時の「喪失感」①:映画「インサイド・ヘッド」から

うつ・発達障害・不登校・不適応等のお悩みに カウンセリング・オフィス岸井

□■□■□■□■  【カウンセリング・オフィス岸井】 □■□■□■□■   
              ☆初回面接は無料です☆
JR・阪神「元町」阪急「花隈」神戸市営地下鉄「県庁前」駅からいずれも徒歩5分         
電話:090-1243-9646  メールはホームページからもできます

この記事を書いたプロ

カウンセリング・オフィス岸井 [ホームページ]

臨床心理士 岸井謙児

兵庫県神戸市中央区花隈町9-25 グランピア下山手通 002号室 [地図]
TEL:090-1243-9646

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

2

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
 
このプロの紹介記事
岸井 謙児(きしい けんじ)プロ

豊富な経験を生かし、相手に寄り添って希望を見出す手助けを(1/3)

JR・阪神元町駅、阪急花隈駅、神戸市営地下鉄県庁前駅からほど近い閑静な場所にある「カウンセリング・オフィス岸井」。カウンセラーの岸井謙児さんの元には、不登校、発達障害などの悩みを抱える思春期から青年期の子どもたちや親が多数訪れています。...

岸井謙児プロに相談してみよう!

神戸新聞社 マイベストプロ

子供から大人まで長い経験からさまざまな悩みに対応します。

事務所名 : カウンセリング・オフィス岸井
住所 : 兵庫県神戸市中央区花隈町9-25 グランピア下山手通 002号室 [地図]
TEL : 090-1243-9646

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

090-1243-9646

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

岸井謙児(きしいけんじ)

カウンセリング・オフィス岸井

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
映画「精神」:「病と共に生きる人」、そしてその彼らと共に生きる人
イメージ

今回取り上げた映画はこれ岡山県にある外来の精神科診療所「こらーる岡山」に通院するさまざまな人たち。...

[ 「こころ」を描いたこんな映画 ]

ADHDのライフハック<17>目からうろこ!全社員が発達障害者のオフィスがスゴイ!

世の中には色々な世界があるもので、今回紹介する会社は、社員のほぼ全員が発達障害者のオフィス。twitterで噂に...

[ ADD/ADHDの方のためのライフハック ]

ADD/ADHDの方のためのライフハック <2> ~ホワイトボードは役に立つ!~
イメージ

生活のライフハック(仕事術)を実践してみて報告しています。前回は、「To  Do List」を作ってみようというこ...

[ ADD/ADHDの方のためのライフハック ]

あなたへ贈るネットで見つけた感動秘話。「ママに優しくしてあげたくて生まれてきたんだからね」

ネットで色々な話を読ませてもらっていると、こんな素敵なお話しが。どうしてもあなたに紹介したくて引用させて...

[ ちょっと気になるあれやこれ ]

笑っているうちに思わず泣けてきました・・・・発達障害児の生き辛さを描いた漫画「ニトロちゃん」
イメージ

最近読んだ中でも、飛び切り印象に残ったのが、これ「ニトロちゃん」作者の沖田×華(おきたばっか)さんは、...

[ 発達障害を考える ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ