コラム

 公開日: 2014-07-15 

不登校にどう対応すればよいか <後期ー2> ー穏やかな日々ー

中期から後期にかけて、かなりの長期間の休憩が続くことになります。
休息と言っても、家族からすれば大きく変化はしない日々が続くわけです。

しかし学校に登校できないという点を除けば、ある意味安定した穏やかな日々が続くようになります。
この当たり前で日常であるかのように穏やかな日々が流れ始めたら、おそらく不登校と言う現象も後期に入ったサインかもしれません。

また子ども自身の口から「退屈だ」「何かしてみようかな」と言う言葉が出てくるかもしれません。

しかしこういう時に一喜一憂してはいけません。
子どもが前向きなことを口にしたからといって、「それ!」とばかりに親が子どもを動かそうとして躍起になった途端、多くの子どもはまた口を閉ざしてしまいます。

よく昔は「貝の砂出し」といって、塩水を貼ったボウルの中にアサリやシジミの貝をいれ、砂を吐き出させる、と言うことをしたものです。経験ありますか?

こういう時、貝をボウルに入れた後静かにそーっと見守ることが大切なのです。そうすると貝はその静けさに安心して口を開けて砂を吐き出そうとします。

しかしその時周囲がちょっと物音をたてたり、刺激を与えると、また貝はその口を堅く閉ざしてしまうのです。

子どもが少しずつ心を開きかけたからと言って、周囲が有頂天になって動かしにかかると、まず間違いなく子供は再び貝のように口を堅く閉ざしてしまうでしょう。
ではこういう時、どう対応すればよいのでしょうか?

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臨床心理士 岸井謙児

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