コラム

 公開日: 2012-02-24  最終更新日: 2015-05-19

積み木で どうやって遊べばいい?おすすめは?

アトリエのお母さん方から
「子どもに積み木が良いと思って与えたものの、
どうやって遊ばせたら良いのでしょうか。」
と聞かれました。

どうやって…といわれると、
本当は、こうしてああして…って細かくあるのですが、
何よりも先に、お母さん方にお答えすることは
「子どもと一緒に楽しんで、積み木に慣れること」とお伝えしています。



そうなんです。
お母さん方だけでなく、保育園や幼稚園の先生も同じです。
「積み木」を扱う子どもにどう接し、どう指導するのがよいか。
と聞かれます。
「指導」という言葉に縛られ「係わろう、教えよう」と思っていませんか?
私は、一番の方法は「教えないこと」だと思っています。

子どもは、自由に表現する環境さえあれば、
自らの力で様々なことを自然と体得していきます。

ですが、「この高さになるまでに、あと何個つめばいい?」
「ここの積み木は何個隠れてる?」
などの声かけによって、
積み木は、遊び道具ではなく算数教材へと変化してしまいます。

少し話がそれますが、
私は、長年、絵本の読み聞かせをしています。
読み聞かせの際、途中で
「あれ?このりんごをくれたのは誰だった?」
「最後は全部で何人になってたの?」
…という様な、確認をする読み方はしないでくださいね、
とお伝えしています。

また、「読んで」というのに
もう1人で読めるのだから読みなさい。と言ったり、
音読教材のように、句読点のみで切り早いスピードで読むことも
おすすめしていません。
なぜなら、絵本は 教材ではないからです。

絵本は本来、大人が子どもに読んであげるものとして作られています。
わずか数10cmの読み聞かせの空間を通し、
温かく幸せな時間を共有できることが絵本の良さです。

お話に心を揺さぶられたり、行間に思いをはせながら、
豊かな時間と心が育むものです。
それを、お勉強のツールとして上手くすり替えようというのであれば、
信頼関係のずれが生じます。


それと同じで、積み木も子どもが集中して作る中、
大人側の、「ここで図形センスを!」などの下心が見え隠れすると
子どもたちにとって、
「積み木遊び」はつまらない「さんすうのお勉強」へと
たちまち姿を変えてしまうのです。

楽しいものか、そうでないものか、
子どもは大人の思惑を無意識にかぎ分ける天才です。

言い換えれば、遊びの延長で自ら学ぶことの出来る天才でもあります。

ですから、本来、充分な遊びの中で自然と体得できることを
一足飛ばしで「教えよう」とすることが、
かえって成長の妨げとなることもあるのです。

大切なものは、目に見えるもの、量れるものばかりではありません。
その年齢に合ったことをたっぷりとさせてあげてください。

積み木は、とてもシンプルな遊び道具です。
子ども自身の自由な発想によって息が吹き込まれ、
様々なものに形を変え表現されます。

数や量など、大人が思っている以上に感覚で身につけ、
同じ個数の同じ形の積み木を使っても、
子ども達はそれぞれ全く違うものを作り上げ、自分だけの世界を形にしていきます。

ですから、積み木は「教える」のではなく
子どものそばで楽しんでください

もしも、教えることがあるとすれば
「使い方」を教える、「遊び方のヒント」を教える、ということでしょう。

積み木と積み木の間に、次の積み木を置く場所を一緒に探す。
そっと隙間を縮めてあげる。といったフォローの部分です。
あとは自由に、子どもの力を信じるだけ!
たくさんの積み木に触れてきた子は、驚くほど発想力が違う と実感しています。


そして、おすすめ積み木ですが、
「どんな形にも姿を変えるシンプルな遊び道具」という
素晴らしい特徴を、最大限に活かすため、
「同じ基尺」の「シンプル形の積み木」
が良いでしょう。

面白い形、カラフルな色…たしかに、すっごく可愛いです^^。
お部屋の片隅にちょこっと飾っておくと、とっても素敵です!
ですが、こどもの遊び道具としては、積み木1つ1つに装飾は、それほど必要とはいえません。
むしろ、立方体、直方体、立方体の2倍の大きさのものなどのシンプルな形で、
着色されていないものをおすすめします。

※立方体の1辺の長さを基準にして積み木が作られていることを
『基尺』といいますが、
形が変わったとしても、この基尺が同一であれば、
法則性がみつかり、作り上げるものが広がります。
せっかく選ぶなら、遊びの広がる良いものを選んでくださいね。


◆ペタタで使う積み木を作っていただいているのは
『小さな大工さん』 http://www5b.biglobe.ne.jp/~hayata/petata.html
使いやすい個数でコラボ商品も作っていただいています!


◆よければ、ぜひホームページもチェックしてください。
 http://npo-petata.net/

◆アトリエのこれまでの写真や作品は
 http://petata.blogspot.com/ にも、アップしています。

この記事を書いたプロ

NPO法人アトリエ・Petata [ホームページ]

講師 石橋幸子

兵庫県中央区多聞通5丁目3-10  [地図]
TEL:078-351-1415

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