ニッポンの畳のプロ
プロTOP:前田敏康プロのご紹介
“ニッポンの畳”の素晴らしさを伝えたい(1/3)

生産者や職人の想いを届け、畳の良さを知ってもらいたい
「和室に当たり前のように敷かれている畳。その畳がどんな原材料から、どんな風に作られているかご存知ですか?」 懐かしくて心地よい香りが漂う神戸市兵庫区の前田畳製作所本社で、畳屋さんの2代目、前田敏康さんがにこやかに迎えてくれました。
前田畳製作所は、一般家庭から、寺社仏閣、レストランなどの商業施設、柔道場まで、幅広いお客さまに向けて、畳の製造・販売をしています。もともとは兵庫県三木市にある畳の製造販売所でしたが、「もっとお客さまに近い場所で仕事がしたい」と、平成8年に神戸市兵庫区に本社を構えました。
「父の苦労を見て育ったので、畳屋は嫌で銀行員になったんですよ」と、前田さんは笑います。しかし、銀行員という異業種に身を置くことで、畳を作ることの誇りと畳のすばらしさを再確認し、畳屋を継ぐ決意をしました。「きっちりとていねいに畳を作ることは当たり前。プラスアルファとして、もっとお客さんに会って、畳の良さを伝えないといけないと思うようになりました」
とくに前田さんがこだわっているのは、“ニッポンの畳”。生産者と職人の情熱と技、人や環境への優しさ、日本の文化と伝統が凝縮されているにもかかわらず、コスト面などから外国製に押されているのが現状です。しかも、畳は生産者からお客さままでの間に、材料商、畳店、工務店などの長い商流を通るせいか、それぞれが頑張っていても想いや考えがちぐはぐになることが多いとか。
「“ニッポンの畳”の良さを伝えられないまま『畳ってこういうもの』と、お客さまに思われるのが本当に残念なんです。畳を売るのではなく、畳の良さを伝えたい。畳に携わる我々がお互い協力できる環境を整え、生産者や職人などみんなの想いを届けたいんです」前田さんの言葉に熱が帯びます。
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