コラム

 公開日: 2017-06-21  最終更新日: 2017-09-07

階段下に収納スペースを設ける場合の注意点

デッドスペースになりがちな階段下を収納として活用するのは、とてもいいアイデアです。
しかし、階段下収納はメリットばかりでしょうか?
形状などにより、十分に活用できない可能性も出てきます。メリットだけでなく、デメリットについてもきちんと把握した上で、階段下を利用しましょう。

クロークやパントリーなど収納スペースとして大活躍の階段下スペース

階段下のスペースを無駄にせず、上手に活用したいとお考えの方は多いでしょう。前回のコラムでもご紹介しましたが、階段下のスペースはデスクとイスを置いて書斎やパソコンスペースとして活用するほか、子どものお遊びコーナーにしたり大人のためのバーコーナーにしたり、アイデア次第でさまざまな使い方があります。

収納であれば、コートクロークやシューズクローク、本棚、パントリー(食品庫)などとして利用することができます。

今回は、階段下を収納として利用する場合の注意点を中心に見てきましょう。

間口が狭く、奥行きがあるスペースの場合の活用法は?

階段下のスペースの間口が階段の踏み板の幅程度しかなく、奥に行くほど天井が低くなっている場合があります。こういった形状は、奥のスペースに入るために手前の荷物を外に出さなければならない、天井が低い部分に入り込むに腰をかがめなければならないなどの不便が生じるため、デッドスペースになる可能性があります。

こういった奥行きが深い形状であれば階段下を利用するのではなく、階段の一段一段を引き出しにして、階段の正面から出し入れする収納に仕上げる方法があります。

階段の踏み板の幅と、蹴込み板の高さ程度のコンパクトな引き出しは、靴などを入れておくスペースとして活用することができます。

階段横から出し入れができる、間口が広いスペースの場合

階段の正面ではなく、横から物の出し入れができる形状であれば間口は広くとることができます。ただし、左右どちらかの天井が斜めに下がる形状になりますので、天井が高い部分と低い部分に分けて扉を設け、それぞれに物が出し入れできるようにしておくと便利です。

前項でお話しした奥行きが深いタイプ、また間口が広いタイプ共通で使えるアイデアとして、スライド式収納があります。
キャスターが付いたスライド式の棚をしつらえて、手前に引き出せるようにするという方法です。
ただし、こういった収納棚にする場合は、スライド式の棚を引き出すのに差し支えのない空間が必要になってきます。

ウォークインタイプの収納に仕上げる際の注意点は?

引き出しやスライド式の棚を設けるのではなく、階段下をウォークインタイプの収納に仕上げる方法もあります。
この場合は、中に入って荷物の出し入れができるように、人が入れるスペースを設けておくことをおすすめします。

天井の高さが十分ではなく、使いにくい場合、または入りにくい場合は、階段下の収納部分の床を下げて高さを確保する方法もあります。

ウォークインタイプにする場合は、中に入ると暗くて不便ですので、照明を付けることも忘れないようにしましょう。

また、掃除機などをしまっておくのであれば、充電ができるようにコンセントを設けておくのもおすすめです。

階段下の収納スペースの湿気対策も忘れずに

階段下を収納にする場合、湿気の問題が気になるかと思います。

クロスや床材を調湿機能のあるものを採用するなど、あらかじめ対策を講じておきましょう。
また、階段の踏み板と踏み板をつなぐ蹴込み板部分に換気用の小さな穴をいくつか開けて、空気の通り道を作る方法もあります。

階段下だけでなく、クローゼットなど収納スペース全般に言えることですが、物を詰め込み過ぎずるのはよくありません。ある程度余裕を持たせて収納することが、湿気対策につながります。

カビは、温度が20~30℃で発生しやすいと言われています。そのため、空気がこもらないような工夫が必要ですので、蹴込み板に換気用の穴をあけるほか、扉を細長い板を平行に組んだルーバータイプのものにして、通風を確保するのもおすすめです。

何を収納するのかを決めて綿密にプランニング

階段下の収納スペースに、何をしまいたいのかを決めておくと取るべき対策も見えてくると思います。

扇風機や電気ストーブ、掃除機といった電化製品を入れておくのか、外出用の上着などをかけておくのか、トイレットペーパーや掃除用洗剤などのストック置き場にするのか、食品庫にするのかなどなど、使い道はさまざまであり、収納する物によりウォークインにするのか、引き出しにするのか、スライド式にするのか仕様も変わってきます。

目的や用途を考えた上で、施工業者ときちんとプランニングをして、使い勝手の良いスペースにしていただきたいと思います。

◆関連コラム◆
階段下スペースの活用アイデア

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