コラム

 公開日: 2014-10-31  最終更新日: 2014-11-16

ネット時代の子育て(6)保護者の役割とは

ネット時代の子育て

ネット問題 保護者の役割とは


これまで5回にわたり、子どもたちをとりまくネット問題について考えてきました。
今回は最終回です。
「私たち親にできること」について考えてみました。

保護者の役割については、平成 21 年4月1日施行の「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律」に次のように明記されています。

1 青少年にインターネットを適切に活用する能力を習得させる。
2 フィルタリングの普及促進などにより青少年の有害情報の閲覧機会を最小化する。
3 保護者や、インターネットの利用者みんなで、子どもたちを有害情報から守る取り組みを行う。

つまり、リテラシーの向上につとめること、フィルタリングなどで有害サイトへのアクセス制限をかけること、これらについて、保護者も地域も学校も、行政も事業者も、全体で取り組むこと、がこの法律にかかれているんですね。

フィルタリングに関しては、関係各社から、分かりやすい解説のページが用意されています。

【NTT Docomo アクセス制限サービス】
https://www.nttdocomo.co.jp/service/safety/access_limit/

【KDDI安心アクセス for Android™】
http://www.au.kddi.com/mobile/service/smartphone/safety/anshin-access/

【ソフトバンク ウェブ安心サービス(フィルタリングサービス)】
http://www.softbank.jp/mobile/service/web_safety/

【iフィルター フィルタリングソフトとは】
http://www.daj.jp/cs/ifilter/

具体的にできることを考えてみました

「リテラシー向上」って一言でいわれても、親世代がよく分からないのに子どもに教えようがないわ、、といいたいところですね。
簡単に取り組むことができることから考えてみました。

1.子どもが「スマホが欲しい!」と言い出したら

「あなたにはまだ早い!」「我が家はスマホなんか買いません」と突っぱねるのは簡単で、それで子どもが納得してくれるのならOKかなと。
でも、こう聞いてみるのもいいかもしれません。
「何に使うの?」「何で欲しいの?」
つまり、「決して安くは無いお金を支払ってまで、子どものためにスマホを購入する目的」を子どもから聞いてみるのも、親として勉強になるかも知れません。

(2)基本はやっぱり「リテラシー」
リテラシーとは、「情報を正しく使うことの出来る能力」のことです。
情報通信技術というのは、私たちが抱えている問題や課題を解決するために常に進化を続けるわけです。
私たちは、新たな情報通信技術について、必要かどうかを判断し、選択していくことで、私たちの目的を達成していくのですが、解決をしても同時にまた新たな問題を生み出してしまう。
ネット問題を考えるとき、常にこの繰り返しだったように感じていますし、これからも変わらないのでしょう。
ならば、リテラシーを高め、正しいリスク認識、つまりフィルタリングの意義など、保護者としての意識を高めることが重要になってくるのだと思います。

(3)家庭でのルールを作りましょう

「平成26年度青少年のインターネット・リテラシー指標等」によると、家庭でルールのある青少年のリテラシーが高いという結果が出ています。
また、新聞記事によると、子どもにスマホを解禁する場合は、8割の親がルールを決めているとのことです。

【日経新聞 子どもにスマホ解禁、8割がルール導入】
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK1202J_S3A310C1000000/

「家庭でルールを」というお話をすると、どんなルールを作ればいいのか、具体的に教えて欲しいという質問も受けます。
いくつかの事例をご紹介しますが、「ルール」といっても何も特別に難しいことを考えるのではなく、「早寝早起き習慣を身につけよう」「朝ご飯を食べよう」「靴をそろえよう」「おはよう、と挨拶をしよう」「交通ルールを守ろう」といった日常のしつけと同じように考えたらいいのだと思います。

【大阪市教育委員会】
子育て家庭を応援する「親力アップサイト」
第33号 「子どもとケータイ・スマホについて親が考えること①~携帯電話との上手なつきあい方~」
http://www.city.osaka.lg.jp/kyoiku/page/0000234043.html

第34号 「子どもとケータイ・スマホについて親が考えること②~家庭ルールを作ろう!~」
http://www.city.osaka.lg.jp/kyoiku/page/0000238337.html

【NTT docomo 考えよう!我が家のケータイルール】
https://www.nttdocomo.co.jp/corporate/csr/safety/kids/rule/

【KDDI 子どもとケータイ ファミリーガイド】
http://www.kddi.com/family/

【ソフトバンク いつも安心・安全を】
http://www.softbank.jp/corp/csr/internet/

【ノートン】
家族のためのインターネットセキュリティガイド
http://now.symassets.com/now/ja/pu/images/Promotions/onlineSafetyGuide/FamilyOnlineSafetyGuide_4thEd_Final.pdf

(4)困った時の相談相手を

さて、最後に大切なことを。
ネットを使っていて、もし何らかの問題に巻き込まれたり、巻きこんでしまったりということが起きてしまった場合は、すみやかに問題解決に向けて動かなくてはいけません。
困ったことが起きた場合の相談先を決めておくことも重要です。

学校の生徒さんなら、相談相手は、保護者、学校の先生など、まずはおとなに相談しましょう。
子ども同士で解決しようと考えると、解決するどころかどんどんと深みにはまってしまいます。
(相談を受けたおとなの皆さんは、子どもたちをいきなりしかりつけたりしないで、状況をよくきいてくださいね)

次に、相談を受けた保護者や学校の先生の相談先も重要です。
地方自治体によって、教育委員会関連や、消費問題関連、総合相談窓口、警察など、専門の相談機関が用意されていますので必ず確認をしておきましょう。

かつて、「ネットでの問題は泣き寝入り」といわれていた時代があり、いまだにそう思い込んでいる人も多いようですが、今では警察も地方自治体も対応をしてくれますので、困ったときには相談をしてみてください。

これまで、6回にわたり「親子で考えよう ネット時代の子育て」をテーマにお伝えしてきました。
インターネットというとてつもなく便利な技術を、手のひらで、携帯して扱えるようになった「スマホ」技術は、今後さらに進化し、私たちの生活をもっともっと便利で豊かに変えてくれることでしょう。

一方で問題を抱えていることも事実。
私たち保護者は、こどもたちと一緒に、常にこの課題に取り組み続けなければならないのだと考えます。

親子で考えよう ネット時代の子育て (1)
親子で考えよう ネット時代の子育て(2)
親子で考えよう ネット時代の子育て(3)
親子で考えよう ネット時代の子育て(4)
親子で考えよう ネット時代の子育て(5)
親子で考えよう ネット時代の子育て(6)

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