コラム

 公開日: 2009-09-30 

秋ゼミ-6- 「取材記事」のまとめ方(後編)


秋ゼミ-6- 「取材記事」のまとめ方(後編)

今回は、「取材記事」のまとめ方の後半です。前編とあわせてごらんください。

文書が上達する方法について、さらに具体的にお伝えしていきます。

<慣れるまでは、取材内容をすべて書き出してみよう>

文章を書くということに慣れるまでは、聞いたこと、見たこと、知ったこと、すべての情報を書き出してみましょう。
書き出すときは、パソコンやカード(ポストイットなど)が便利です。

①書き出す
②同じ項目をまとめる
③大事なことに優先順位をつけていく
④段落パターンにおき、全体的な文章の流れを決める
⑤文章をつくる

<ダメな文章に学ぶ、上達法>

編集内部での文章の読み合わせ作業では、細かいところを直すよりは、「書き直した方が早い」原稿もあります。
この点に注意しましょうという点を上げてみました。

①文章がねじれている
「主語がない」「主語と述語がずれている」「文章として理解できない」などの文章は、読み合わせで細かく直すより書き直した方が早いです。
文章のねじれは、「書き上がった文を何度も声に出して読んでみること」で回避できます。何度もyみかえし、書き直しましょう。

②句読点がない
句読点のない文は文章ではありません。句読点をつけましょう。

③取材記事が感想文になっている
紀行文やコラムなどは、執筆者の感想や意見が書かれていても良いのですが、一般的に取材記事には入れません。
「大いに盛り上がった」「○○していただき~」「楽しかった」・・・これらは、コメントで入れるなど客観性をもたせる必要があります。

④美文のオンパレードは厚化粧文
「うまい文章とは美文」という思いこみから、修飾語がケバケバついている文章がありますが、これはいただけない厚化粧文です。
「淡々と、事実の積み重ねで、相手に感動を伝える」文章を目指しましょう。

⑤自分は文章がうまいと思いこんでいる
何でもそうですが、上達には、常に反省する心と学ぶ姿勢が必要です。
編集内部の読み合わせ作業は、文章上達のもっとも良い方法です。互いに、遠慮することなく意見をのべあいましょう。
また、それを聞き入れる真摯(しんし)な態度を忘れずに。
「自分はうまい」と思いこんだときに、上達の道は閉ざされます。
(でも、へただと、あきらめたら終わりですよ)

⑥何が言いたいのか分からない
読む人が、「この文章は、よくわからないなあ」と感じるときは、書く人も「よく分かっていない」ことが多いです。何を伝えたいかをはっきりさせましょう。
そのためには、はじめに「文章のタイトルをしっかりとつけてみる」ことです。
タイトルがつくと、文のテーマが決まるので、書きやすいですし、主張もはっきりとしてきます。

<究極の文章上達法>

実は、絶対に文章がうまくなる方法があるのです。
一番最初に、文章がうまくなる方法はただ一つ「たくさん書くこと。毎日書き続けること」と書きました。
しかし、毎日、創作の文章を書き続けることはライターでもない限り、難儀なことですね。

オススメは、「書写」です。

小学校でかつては、国語の教科書をただひたすらに、句読点や改行も忠実に書き写すという授業や宿題が出ていましたね。実は、これ以上に文章力をつける作業はありません。
とはいえ、長い文章は大変ですから、新聞のコラムを書き写されることをオススメします。
知らず知らずの間に、文章のリズムや語彙力が身について、1カ月ほどの継続で十分、実力があがるのが分かります。

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