コラム

 公開日: 2009-09-28 

秋ゼミ-4- 広報文章の書き方「寄稿文章」


秋ゼミ-4- 広報文章の書き方「寄稿文章」

広報誌全体のレイアウトが決まり、どのページにどれくらいの文字数の文章を配置していくのかが把握できました。
ここでは、広報誌に掲載する文章の書き方についてご紹介します。

<悩ましい「寄稿文章」>

会長や学校長、各団体の長に依頼して書いてもらった原稿については、どのように編集したらよいのでしょうか。
少し、内容をさわりたい、でもどこまでできるの? 悩ましい問題が編集部員を困らせます。

<実はとても難しい寄稿文章の扱い>

広報誌に載せる記事は大きく分けて2種類あります。
一つは、原稿を依頼して書いてもらった寄稿文章。会長のあいさつ文などです。
もう一つは、編集部員が取材に基づいて書いた文章。いわゆる取材記事です。

ここでは、「寄稿文章」を「どう料理したら良いのか」という処理の方法を説明していきます。

原稿の執筆をお願いして書いてもらうと、編集部サイドで文章を書く必要がないので、とても楽だわ~と安心するのは大きな間違い。
意外な落とし穴があります。
例えば、以下のようなことはどの編集部でも経験されたことでしょう。
□基本的に文章になっていない
□広報誌のテーマとはまったく関係のない文章になっている
□奇をてらいすぎて品の無い文章になっている
□指定した文字数を無視した長文になっている
などなど、期待通りの文章があがってこない場合がとても多いのです。
というより、期待通りでないことの方が多いですね。

PTA広報誌の場合は、会長さんもまだ比較的若いので、それほど大きな問題は起きないと思いますが、自治会新聞や老人会などの広報誌では、この問題が頻繁に起きます。
「会長としての抱負」をお願いしても、「自慢話」「昔話」「本から抜き出してきたような教訓話」など、数え上げればきりがありません。

さて、困ってしまうのは編集部。
読まれる広報誌を目指し、テーマを決め、内容を決め、ここまでやってきたのに、集まってきた原稿をながめると、誰も読みたくないような文章ばかり。
「ふう」。ためいきが出てしまいます。

「思い切って、訂正してしまおう」
「趣旨を変えなければ、それは編集権限と言うことで許されるんじゃないの?」
と、ばかり、原稿に手を加え、なかなか良い見出しをつけて、デザインもばっちり、さあ、原稿は仕上がった。
最終の校正を見てもらいましょう、と、編集部一同、会長さんに原稿の確認に行きました。

ところが、、、

ここから先は予測できますね。

会長のカミナリが落ちて、広報原稿は作り直し。やり直し。

そんなふうに勝手に原稿に手を入れるなんて考えられない。あり得ない話、と思わないでください。
これは、実は良くある話なのです。

かくいう私も、編集新人時代、何度もこの失敗をくりかえしていました。
「編集権限」とか「広報誌は読まれなければ意味がない」という変な自意識が先行してしまい、原稿に手をいれてしまうのです。
文意は変わっていないし、こちらの方がずっといいじゃないか、とは思うのですが、そこは寄稿者とのコミュニケーションで互いに歩み寄らなければならないところです。

<寄稿文章の訂正方法>

そもそも、原稿依頼をする際に、目的やテーマをきちんと先方に伝え、密に連絡をとりながら、原稿を書いてもらうことで、編集サイドの意図とずれないようにすることが重要です。
はじめが肝心だったわけです。
とはいえ、この段階では過去を悔いても仕方がありません。

しっかり意図を伝えて原稿を依頼したつもりなのに、それでもなお、意図と違う文章が寄せられたとしましょう。
その場合は、できるだけ早い段階で、再度、意図を伝え、書き直してもらうか、あるいは、編集部でインタビューをし、その原稿を掲載するか、といった判断を互いにしなければなりません。
編集の考え方に寄稿者が従ってくれるかどうかは、実は、互いの信頼関係や編集部の経験・実力によるところが大きいですね。
ですから、間にしかるべき人をたてて話し合いをすることもよくあります。

しっかりとコミュニケーションをとって、互いに納得できる落としどころを決めて制作することが重要です。

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