コラム

 公開日: 2009-08-16 

<夏季ゼミ-15->「スポーツ写真」の撮り方


取材の写真撮影シリーズ、好評につき、なんと、5回目になりました。
今回の撮影対象は「スポーツ写真」です。
PTA広報誌や自治会新聞では、学校や地域で開催される運動会やスポーツ大会、球技大会など、この目的で撮影する機会も多いと思います。
ところが、これも難敵。
なかなか良い写真が撮れません。

テレビなどでプロ野球放送などを見ていると、巨大な望遠レンズで一瞬を撮影しようと居並ぶスポーツカメラマンとカメラの放列が映し出されることがありますね。
私たちが新聞や雑誌で目にするスポーツ選手の躍動感あふれる写真は、高機能カメラとレンズ、プロカメラマンの腕による芸術作品なんです。

しかし、ここは頑張って一歩でもプロカメラマンになったつもりでがんばってみましょう。

<動きを予測して撮る>

最近のコンパクトデジカメは、連写機能を搭載してるタイプが主流になってきましたが、実際に使ってみて感じる一眼レフとの違いは、シャッターが切れる感覚のにぶさです。
例えば、運動会でスタート瞬間を撮ろうと、スタータの音を確認してからシャッターをきっても、プレビュー画面を確認すると、肝心の瞬間が撮れていないばかりか、フレームから完全に切れてしまっていることが多いと思います。
スピードのある写真の瞬間の表情を撮る場合は、次の方法を試して腕を磨いてください。

1.動きを予測して撮る

スターターが鳴ってからとか、野球ならバットを振り始めてからなど、動きを確認してからシャッターを押しても間に合いません。
「よーい、ドン」の「ドン」の瞬間にシャッターを切る、バトンパスを予測して撮る、次の瞬間にバットを振るに違いないと予測してシャッターを切る、シュートを予測して撮る、など、「動きを予測して撮る」ようにします。

結果的には、バットを振らなかったり、シュートできなかったりして、期待通りの写真を撮れないこともありますが、そんなことはデジカメならば大量に撮ることができるのですから、気にする必要はありませんね。

2.フレームを大きめにして撮る

決定的瞬間の躍動的な顔表情を撮りたい!と、ズームアップして撮ることがよくありますが、激しく動く選手の動きを完全に予測しきってカメラを動かし続けるのは難しいと思います。
こういうときは、カメラフレームを動く方向を予測して少しあけ気味に広くとって撮影するようにすると、シャッターが切れた瞬間にうまくフレームにおさまってくれます。
とくに、トラック競技リレーなど、コーナーをまわってくる瞬間を押さえるときなどは、動く方向の予測が簡単と言うこともありうまく撮れます。

3.究極の解決方法

屋外競技の場合は、お天気がよい場合など、光が十分にあるので、シャッタースピードも速くきることができ、速い動きにピントが合います。
しかし、問題は、屋内競技。
屋内競技は、フラッシュ撮影厳禁です。
卓球や、バトミントンなどは、シャッター音も厳禁。
しかも、速い!
しかも、暗い。
シャッターを速く切ることができないので、三脚でカメラを固定したとしても、ぶれた写真になってしまいます。

屋内で、スピードの速い競技を撮るときの究極の解決方法を教えちゃいます。
写真ではなく、デジカメの「ビデオ機能」を使うのです。
ビデオで撮って、あとで、デジタルカメラに付属している編集ソフトなどを使って、ビデオから画像をキャプチャーします。

ぶれた写真より、はるかに使えますよ。

きょうは、ここまで。お疲れ様でした。
ここまで、目的別に、広報誌に使える簡単な写真の撮り方をお伝えしてきました。
撮影技術は、とにかく、経験です。
どういう目的で掲載するのか写真のテーマを考えて、大量に撮ります。
そして、ほかの人に見てもらって、感想を言ってもらいます。
そうしているうちに、撮り方が上達してきます。
楽しみながら撮ってみてください。

次回からは、いよいよ記事のまとめ方です。

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