コラム

 公開日: 2009-08-14 

<夏季ゼミ-13->「顔」写真の撮り方


これまで、PTA広報誌や自治会新聞に掲載する写真の撮り方についてご紹介してきました。
取材写真の撮り方シリーズ、3回目の今回は、目的別、シーン別に、広報誌に使える簡単な写真の撮り方をご説明していきます。

私は、現役のPTA広報委員長として、高齢者大学の編集講師として、あるいは、地域の自治会新聞の編集担当として、あるときはアドバイザーーとして、多くの方が取材で実際に撮って来られた写真を見る機会が多い立場にいます。
プロの新聞社や雑誌社ならば、専属のプロカメラマンがいて、「こういう写真がほしいんだよねえ」とイメージを伝えれば、期待通りの写真があがってきます。
しかし、このコラムでお伝えしようとしていることは、プロカメラマンではない普通の人で、しかも、あまり写真を撮るのは得意ではない、デジカメの仕組みもよく分からない、そういう人たちが、広報誌に掲載する写真をできるだけ上手に撮ろうというテクニックです。
専門用語は使わずに、できる限り分かりやすくお伝えしていきます。

<顔写真も編集サイドで撮影しよう>

PTA広報誌や自治会新聞などの場合、会長や学校長あいさつなど、個人の顔写真を使うことはよくあります。
学校の先生方は、スタジオで撮影された「公式写真」を持っていらっしゃる場合が多く、それを掲載することも多いのですが、一般の方はほとんどの場合、持っていません。
原稿を寄稿いただく際も、「正面写真を1枚お貸しください」とお願いすることもありますが、その場合も、家族の方に簡単に撮ってもらったり、何十年も前に撮られた「奇跡の1枚」写真を持って来られる方もいらっしゃいます。
「公式写真」も、1回ぐらいは使えても、何年も同じ写真は使いたくないですね。

これらの意味から、私は、編集サイドで撮影されることをお勧めします。

<まじめ? 笑顔? 語り?>

顔写真の撮影といっても、パターンはいろいろありますね。
証明書のような写真から、にっこり笑顔の写真。
使用目的によって、パターンを変える必要があります。
使用目的とは、原稿の内容が寄稿なのか、取材ものなのか、講演なのか、などです。
つまり、原稿内容にあった写真を撮れば、写真と原稿がぴったりとマッチして、とても良い誌面になるのです。
寄稿なら正面から、取材や聞き書きなら話しているような写真を、講演やスピーチなら、マイクを持って語りかけているようにという工夫をして見てください。

<正面からフラッシュ撮影はだめよ>

ほとんどの方は、デジカメのフルオート機能で、バシャっと顔写真を撮影されるのではないでしょうか。
室内でフルオート撮影をした場合、フラッシュが発光すると思います。
皆さんも経験されたことがあると思いますが、正面からフラッシュを発光させて顔写真を撮ると、顔が真っ白になって、顔の陰がバックの壁などに出てしまい、しかもバックが暗くなってしまいます。
特に、お化粧をした女性の顔の場合は、顔だけ真っ白の悲惨な写真になってしまうことが多いです。

基本的には、フラッシュを発光させなくても撮ることができるような、比較的明るい自然光で撮ってください。
発光禁止にすると、シャッターが切れるスピードが遅くなるので、手ぶれがおきやすくなります。
三脚にデジカメを固定して撮ってください。
三脚を使って、撮影者がカメラのファインダーから少し離れ気軽に雑談などをすると、被写体も「撮られている」という意識がやわらいで、自然な表情が出ることが多いという利点もあります。

<顔写真を撮るときは、背景に気をつけて>

最近は、写真を印刷する前に、パソコンソフトで写真データを、明るくしたり、背景画像を処理したりすることができます。
とても便利なのですが、「後で処理すればいい」と気軽に考えて、写真を適当に撮影するケースも増えてきました。
写真の処理はそれほど簡単ではありませんし、印刷所さんによっては、依頼しなければ一切未処理の場合もあります。また、別料金が発生することもあります。
撮影した写真で「勝負」するように心がけてください。

これは写真を撮る場合全般に言えることなのですが、特に、顔写真を撮る場合は「背景」に注意を払ってください。
できるだけ、白っぽくて模様が少ない壁などを背景にします。
特に注意してほしいのは、縦横のラインです。壁や窓の桟やラインが、たとえば横ラインが首を切るように写ったり、縦のラインが頭を刺すように写るのは避けるべきです。
ほかにも、ごちゃごちゃした、たとえば荷物や食べ物、飲み物なども、背景など写真に写りこむととても見苦しいものです。

<髪型やネクタイ、アクセサリーの見え方にも気を配って>

写真は、撮られる人の立場になって、できるだけ「いい写真」を撮るように心がけて努力をしてください。
髪の毛がはねていないか、ネクタイが曲がっていないか、アクセサリーが掲載目的の写真に華美すぎないか、整っているか、などは最低限気をつけるべきことです。
その上に、写真に収まったときに、少しでも右向きが美しいのか、左向きの方が知的なのか、なども意識しましょう。
同じ写真ばかりではなく、いろいろな角度から撮ることで、よりよい表情を引き出すことができます。

あと、女性が男性の写真を撮影すると、どうしても背が低いなどの理由で、下から上を仰ぐような写真になりがちです。
背の高さが明らかに違う場合などには、相手にいすに腰をかけてもらったり、あるいは、撮影側が脚立を使うなどしてください。

きょうは、ここまで。お疲れ様でした。
次回は、講演会などの撮り方です。

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