コラム

 公開日: 2009-08-13  最終更新日: 2009-08-14

<夏季ゼミ-12->取材写真はこう撮ろう。広報誌に使える写真の撮り方


今日の内容は、取材写真の撮り方についてです。
前回のカメラ選びでお伝えしたように、使用カメラは基本的にコンパクトデジカメを想定して進めていきますね。

<とにかくたくさん撮ろう>

デジカメの場合、フィルム現像をする費用を考えなくてもよく、しかも、後々の保存や検索、抽出も簡単なので、記録メディアの容量が許す限り、何枚でも撮ることができます。
バシバシたくさん撮っておきましょう。

<ピントに注意>

絶対に使えない写真は、「ピントが合っていない写真」「ぶれている写真」です。
デジカメで撮影をしたら、すぐにプレビュー画面で確認して、ピントを確認してください。

<写真撮影許可をもらおう>

どんな場合でも、写真を撮る場合は、主催者と被写体となる人に撮影許可をもらって、腕章をつけて撮影をしてください。その際に、いろいろな撮影条件を出されることも多いので、必ず守ってください。
たとえば、こんな撮影条件があると思います。
□フラッシュ発光禁止
□シャッター音禁止
□正面の顔写真は禁止
□撮影は冒頭10分間のみ
□取材場所からのみの撮影

<フラッシュ発光禁止の場合>

コンサートや演劇鑑賞、体育館などで行われるスポーツ大会など、フラッシュ発光禁止の場合はとても多いです。
この際に注意することは、デジカメを発光禁止にすること。
「発光禁止」と場内アナウンスで何回放送されても、バシバシあちらこちらで発光する理由は、ほとんどの場合、オート設定(全自動)で撮影しているからです。
撮影している本人は、フラッシュ撮影をしている自覚がない場合が多いですね。
必ず、発光禁止設定をしてください。
設定しても、しばらく撮影しないと、カメラが自動休止モードになり、再度、撮影を使用としたときに、またオート設定に戻ってしまっていることもあります。
注意しましょう。

フラッシュ発光禁止に設定すると、シャッターが切れるスピードが遅くなるので、どうしても手ぶれ写真になってしまいます。
必ず三脚を使いましょう。三脚を持っていない場合は、机の上などにおいて固定し、ぶれないようにして撮影してください。

<その他の撮影上の注意>

講演会や演劇、コンサートなど、取材許可を得ている場合でも、いつまでもだらだらと、しかも、舞台前を立ち歩いてとり続けることは、その場の雰囲気を壊すことになりますし、その会場にいる人たちのじゃまになってしまいます。
おそらく、そういう取材は、主催者サイドで、「撮影は冒頭10分間、フラッシュ撮影はしないこと」などの条件を出してくると思いますが、制限のない場合も、取材マナーとして、場の雰囲気を壊さない配慮をしたいものです。シャッター音もかならずオフにしてください。
さっさと動く、撮ったらかがんで小さくなるなど、周りの人に注意を払いましょう。
報道関係の記者さんたちも同様の配慮をされていることも多いですし、取材席からのみの撮影許可と言うこも結構あります。そういうときは、望遠レンズを使用して客席後方から撮影するなどの工夫をしています。

<いろいろなパターンの写真を撮っておこう>

とにかくたくさんの枚数を撮りましょうと言われても、同じ構図の写真ばかりを撮ってもあまり意味がありません。
はじめから、印刷物のこの位置にこのサイズで使う、と決めて写真撮影をするのが理想的なのですが、PTA広報誌や自治会新聞の場合、できあがってきた写真をみんなで見ながら、「あ、この写真、いいね。使おう。どこに入れようか」というようにあとで、掲載のサイズ、位置を決める場合の方が一般的だと思われます。
ですから、いろいろな角度から撮っておくことをおすすめします。

撮影機会の多い「講演会」を例にしてみましょう。

①講師の表情を押さえるほどの近距離×正面、右から、左から
②ステージ全体を入れ込んだ中距離×正面、右から、左から
③ステージ全体と一部の観客の頭が入った中長距離×正面、右から、左から
③会場全体を撮った遠距離×正面、右から、左から
④講師の後ろから会場の人たちを撮った遠距離×正面、右から、左から
⑤講師の話に聞き入る観客の表情アップ×正面、右から、左から

いろいろな撮影パターンがあることがおわかりいただけると思います。

<画像解像度を意識して>

デジカメでの撮影写真を印刷物に使う場合、必ず考えなければならないのが、「画像解像度」という問題です。
いきなり、難しそうなことばが出てきて、ちょっとイヤになってしまうと思いますので、以下の点だけ覚えてください。
①一般的に、解像度が高ければ、印刷されたときの画像がなめらかで、低ければギザギザでぼけたような画像になります。
②解像度が高ければ高いほど質が上がるというわけではなく、使用するサイズによって適正な解像度があります。
③適正な解像度は、それぞれのデジカメのマニュアル書に、「画質の選択」などという設定項目があり、そちらの指定にしたがってください。
マニュアル書には、A4サイズで使用する場合、A5サイズで使用する場合など、使用する大きさによって、どの画質を選択するのかが書かれています。
④ここで注意することは、「A4サイズ」というのは、写真全体のサイズを指しているので、写真の中の一部分だけを切り取って(トリミングして)、拡大使用する場合などは、使用する部分の写真のサイズを考えて、カメラで解像度を指定してください。
⑤印刷物がモノクロなのか、フルカラーなのかの違いで、解像度も変わってくるのですが、デジカメのマニュアル書は一般的にフルカラーを想定しているので、そちらに従っておけば間違いはありません。
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きょうは、ここまで。お疲れ様でした。
次回は、撮影対象別に撮り方を説明していきます。


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