コラム

 公開日: 2009-08-10 

<夏季ゼミ-9->取材マナー。正しいアポ取りの方法


<取材は、PTAや自治会広報誌もプロも同じ。自覚をもって>

昨日は、広報誌の紙面を埋めていく方法として、原稿を寄稿してもらうために、「原稿依頼」についてのノウハウをお伝えしました。
本日からは、いわゆる「取材」についてのノウハウをお伝えします。
取材とは、一般的に新聞や雑誌、テレビの記者さんが、事件や各地のイベントに出向き、いろいろな人に話を聞いたり、写真やビデオをとるなどして、報道する、そのパターンです。

PTAや自治会などの広報誌でも、取材で紙面を埋めることは主流ですし、とても重要なことです。
しかも、やることは、プロの記者さんと全く同じことです。
自覚と自信、プライドをもって取材にとりかかりましょう。

<何を取材するか>

広報誌の発行目的は何ですか。
これは、すでに先週の夏季ゼミ「企画編」でお伝えしたとおり、初めての編集会議の段階で、発行の目的は決めていますね。

例えば、「PTAの保護者に役立つ情報」という目的ならば、学校で行う保護者向けの講演会情報、学習指導要領に沿った最新情報、進路実績などがありますし、「子どもたちの生き生きとした表情を伝えたい」というテーマならば、運動会・体育祭、文化祭での子どもたちの活躍ぶりを伝える、などの内容が考えられます。

また、自治会新聞ならば、地域の中で行われる様々なイベントの開催結果を伝え、次年度はぜひご参加ください、とか、最近の流れとしては、地域安全情報を掲載するなど、さまざまな切り口が考えられ、それに即した取材を行うことになります。

どんな内容を取材するかということについては、なれてくるまでは、「どんな内容でも、おもしろそう、気になる」といった事柄についてはとりあえず、現地に出向いて取材をするというスタンスでのぞんだら良いと思います。

理由は二つ。
①終わった後では、取材ができないので、とりあえず、ネタを集めておくため。
②その団体(PTA、自治会など)の、会長や委員長など、しかるべきキーマンと、顔つなぎができ、親しくなっておくことが、後々の取材・編集活動に有益である。

このときの注意点としては、「取材はしたが、必ず載るかどうかは分からない。掲載するか否は、後ほど連絡する」という一言を忘れないことです。これは重要です。絶対に忘れず、伝えてください。

<重要:取材マナー>

さて、取材をさせていただく際には、必ず守るべきマナーがあります。

□取材アポ(事前予約)をとること。
□取材の趣旨、内容、掲載紙を伝えること。
□写真やビデオを撮影する際は、その旨をあらかじめ伝えること。
□取材アポをとる相手は、主催者であること。
□こちらの連絡先、所属団体、連絡先を伝えること。
□約束した時間に絶対に遅れないこと。
□取材に遅れる、行くことができない、などの変更がある場合は、必ず、主催者に連絡をすること。

これらのマナーは、取材をする際には、必ず行ってください。
面倒くさいですか?

私の経験から述べさせていただくと、大手のマスコミさんほど、これらのマナーをきっちりと守っておられます。
失礼な言い方かもしれませんが、規模が小さくなるほど、事前の連絡がいい加減で、イベントなどを行うと、アポ無しで突然取材にこられて、パシャパシャと勝手に写真を撮って、主催者にあいさつもなく、名刺も交換せず、何日か経って記事が出て、読んでみると、内容は間違えばかり。
これは架空の話ではなく、増田が何度も経験した実話です。

こうなると、せっかく取材をしていただいたのに、まったくありがたくないですし、内容によっては、関係者を激怒させてしまい、二度とそのイベントを開催できなくなるという事態にも陥ってしまうのです。

かくも、メディアとは影響力が大きいということを自覚してください。
何度もいいますが、たかがPTA・自治会広報誌というなかれ。
影響力は大きいのです。

取材アポの中で、最も重要なことを、最後にもう一度繰り返しておきます。

「取材に行く、といって、いけなくなった場合は、必ず事前に連絡をすること」
先方さんは、取材に来てくれる記者さん・広報担当者のために、いろいろな準備をしてまってくださっています。
期待を裏切るとどうなるでしょう。
「行けない」という連絡をせずに、異動になった記者さんを何人も知っています。

一度失った信用を取り戻すことは難しいので、取材をする際には、上記マナーを守って楽しく有益な取材を行ってください。

明日は、「取材で何を聞くか」をお伝えします。

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