コラム

 公開日: 2015-02-11 

英語は直線型思考- PREの法則を意識して説得力を身につける

spiral
日本人の思考パターンは螺旋型、英語圏の思考パターンは直線型とよく言われます。言語や文化によってこのように思考パターンが大きく異なることは皆さんもご存知だと思います。これは異文化コミュニケーションにおいて大きな障害となり得るという事実を、私達は再認識する必要があるかもしれません。なぜなら、グローバルビジネスにおいては英語力と同時に、こういった認識が大切だからです。

日本語式思考-螺旋型

日本語では、物事を説明する際にまず例(エピソード)を挙げます。一見本筋とは関係ないことから始める場合もあります。そしてぐるぐると回りながら、論点は核心へと向かって行きます。回りくどいと感じることもあるでしょう。しかし、結論を先に出して理由を後づけする方法は、あまり好まれません。単刀直入すぎる、直接的で攻撃的である、といった理由でしょうか。導入部があり、中間部の説明があり、結論は最後に述べるというパターンが多くなっています。つまり、例を出したりしながら考えの道筋を順を追って説明した上で「ゆえに私はこう考えます」と持って行くのが普通です。

【螺旋型思考の例】 
    今朝は寝坊した 
       ↓
   昨夜、遅くまで課題に取り組んでいたからだ 
       ↓
   朝食を食べる時間がなかった
       ↓
     今、空腹である
       ↓
     何か食べたい (一番言いたいこと)

英語式思考-直線型

それに対して英語では、自分の主張を一番先に述べます。立ち位置をはっきりさせるとも言えますが、賛成か反対か、必要か不要か、が最初に来ます。そして、「なぜなら」と理由を順に述べ、例を示し、説得しながら最後に「ゆえにこうである」と結論を繰り返します。これは、書く文章では特に顕著になります。冒頭で主張が明確に示されるため、読者はある意味安心して読み進めることができるのです。従ってメールの場合には、時候の挨拶もご無沙汰の詫びも御社のご清栄もなく、いきなり「~の件については△△であると思う」から始まる場合が多くなります。

【直線型思考の例】
     今、何か食べたい (一番言いたいこと)
        ↓ 
     朝食を食べていないから、空腹である 
        ↓
     今朝は寝坊して時間がなかった
        ↓
     昨夜、遅くまで課題に取り組んでいたからだ

ビジネスシーンでのPREの法則

特にビジネスシーンで使う英語では、3つの段階が次のように進みます。

1. Point (Make your point)  まず最初に言いたいことをはっきりと述べます。
2. Reason (Give a reason why)    その理由を挙げます。
3. Example (Give an example or evidence)  具体例や証拠を出して説明します。

私はこの3ステップを頭文字を取って “PRE”と名づけました。それでは、具体例を見てみましょう。

1. "I think we need to consider increasing our advertising budget.” ( P)
「広告費を増額することを考える必要があると思います。」

2. “The reason for this is sales are falling.” ( R )
「その理由は、売り上げが落ちているからです。」

3. “My research shows that for every 1% increase in advertising we get a 3% increase in sales.” ( E )
「調査したところ、1%広告費を増やすと売り上げが3%伸びています。」

PREに使う語句

それぞれに使える出だしの語句には次のようなものがあります。 これらを組み合わせれば、プレゼンテーションや報告書を構成しやすくなります。 もちろん、日常会話にも使えますよ。

P : Point
 ・ I think
 ・ I believe
 ・ I propose
 ・ Let’s

R : Reason
 ・ The reason is
 ・ It is because
 ・ As a rule
 ・ Usually

E : Example/Evidence
 ・ For instance
 ・ For example
 ・ As a matter of fact
 ・ Data/research shows

例文を作ってみました。
We believe that you will realize how different Kobe Business School is from other language schools once you have taken our lessons. (P)
「一度私達のレッスンを体験なされば、神戸ビジネススクールが他の語学学校と違っている点を実感していただけるでしょう」

The reason is that we can provide you with "Business Education in English"in customized lessons. (R)
「その理由は、私達は英語によるビジネスレッスンを個別にご提供するからです」

For instance, all our instructors have experience of working in Japanese companies, mostly as managers. Thus, we not only teach English but also give you professional advice on communication skills required for successful global business.(E)
例えば、当社の講師はすべて日本企業で管理職クラスの実務経験がある者ばかりです。ですから私達は英語のレッスンばかりでなく、グローバルビジネスの成功に必要なコミュニケーションスキルを習得するお手伝いもできるのです。(E)

どうでしょう、このように、ポイントとなる主張を最初に持ってくると、自信を持って説得できる感じがしませんか?PREの法則を一度お試しください。

この記事を書いたプロ

神戸ビジネススクール [ホームページ]

講師 グレン・ブラウン

兵庫県神戸市中央区御幸通8-1-6 神戸国際会館22階 [地図]
TEL:078-570-5647

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