コラム

 公開日: 2014-12-04 

英語の自己紹介で印象付けるには

初対面のときに欠かせないのが自己紹介です。日本人は奥ゆかしいので、自己紹介にあまり重きを置かない傾向があるように思います。英語となると、当たり障りのない内容で済ませてしまう人が多いのではないでしょうか。しかし、ビジネスの場ではそうも言っていられません。握手とともに、自己紹介はビジネスの第一歩としてとても重要です。人間関係を始める上で自分を印象付け、有利になる自己紹介を考え直してみませんか。

日本語での一般的な自己紹介

仕事関係の会合での、自己紹介のごく一般的なものは、こんな感じでしょうか。
「皆さんこんにちわ。私は中山アツヒロと申します。神戸海山商事で経理をしております。妻と、5歳の男の子と3歳の女の子の二人の子どもがいます。趣味は釣りとサーフィンです。よろしくお願いします」

図式化すると 
1<あいさつ> → 2<氏名> → 3<会社名、所属> → 4<家族構成> → 5<趣味> → 6<締めのあいさつ>

このように、基本的には、名刺に書いてあること(氏名、会社名、所属)に少し個人情報(家族、出身地、趣味など)を付け加えるというのがパターンとなるでしょう。

自己紹介はとても重要であることは、どのような状況においても、どこの国でも変わりません。しかし、背景となる文化・国民性において、その「模範例」はかなり違ってきます。日本では、初対面の相手に自分のことを長々と説明することはあまり好まれません。そこで、上記のようにあっさりとしたものに留め、その後で個人的に話す機会があれば、情報を付け足していくという形が一般的でしょう。中にはとてもユーモアのセンスが優れた人もあって、そこにひねりを加えて自分の外見的特徴などを織り交ぜて、印象付ける人もありますが、少数と言えるかもしれません。

英語での自己紹介とは

次に、上の一般的な日本語での例を、そのまま英語にしてみます。
"Hello everyone. My name is Atsuhiro Nakayama. I am in the Accounting Department of Kobe Umiyama Trading. I have a wife and two children, five-year-old boy and three-year-old girl. My hobbies are fishing and surfing. Nice to meet you!"

完璧!でしょうか?実はこの自己紹介、英語としては何も間違ってはいませんが、残念ながら外国人へのアピール度はかなり低いと言わざるを得ません。淡々とした自己紹介だけでは自分を印象付けることはできません。とにかく「目立ってナンボ」が英語の世界ですから、初対面の場面にはかなりの力がこめられます。自己紹介は名刺の情報を読み上げることではなく、コミュニケーションの第一歩としての重要なスキルなのです。

内容の順番としては、上記の日本語の場合の図式とさほど変わりはありません。では、どこをどんな風に変えればいいのでしょうか?一つずつ、順を追ってみていくことにしましょう。

「あいさつ」から「氏名」へ

<あいさつ>
リラックスした場面では”Hi everyone”がよく使われます。もう少しフォーマルな場では、"Hello everyone." かなりフォーマルになると"Good morning / Good evening ladies and gentelmen." が良いでしょう。

<氏名>
ここで強調しておきたいのは、外国人にとって日本の名前は馴染みがないので、非常に聞き取りにくいという事実です。私達日本人でも、早口の英語で"My name is Svetlana Bogachyov."と言われたら、面食らいますよね。どこからどこまでがファーストネームかも聞き取れないでしょう。これと全くおなじことを英語圏の人も感じるということを、私達日本人は自分の名前について、しっかりと認識する必要があります。

まず、ファーストネームだけを自分でも間延びして聞こえると思うぐらいゆっくりと発音します。次に、ファーストネームとラストネームの間では、はっきりと区切りをつけながら、繰り返します。こうして、ファーストネームを2回繰り返し、更に長い名前の人は、ニックネームを用意しておき、これを付け加えます。上記の例で言うとここんな感じです。

"Hello everyone. I'm Aa・tsu・hii・ro. Aa・tsu・hii・ro (一息いれる)Na・ka・ya・ma. Call me Hiro."
「皆さんこんにちわ。私はアツヒロ、アツヒロ・ナカヤマです。ヒロと呼んでください」

私が以前に聞いた自己紹介で、ある女性が漢字の意味を英語で説明していました。これは印象に残るという意味で、とても上手なやり方だと感心しました。そこで、一例をご紹介します。

Hello everyone. My name is Shizuka. Shizu means "quiet" in english, and Ka means "scent." Quiet scent. However, as you can see, I'm not at all quiet. Please feel free to talk to me, and you will see I am pretty talkative."
「こんにちは皆さん。私の名前は静香です。「静」は英語では quiet (静か)、「香」はscent (香り)という意味です。でも、ご覧の通り私は全然静かではありません。どんどん話しかけてみてください、私がかなりお喋りだっておわかりだと思います」

会社名・所属

以前のコラムにも書いたことがありますが、英語の自己紹介では会社名は必須ではありません。会社という組織への帰属意識が薄いことが原因かもしれません。ですから、所属ではなく自分の職種を言います。

"I'm an accountant, one of the most boring jobs. However, I can help a lot of people by doing this boring job, because not many people like to do it."
「私は、最も退屈な職業の一つ、会計士をやっています。でも、みんながやりたがらないこの退屈な仕事をすることで、人助けになっていると思います」

このように、ただ単に職業を述べるだけではつまらないので、自虐ネタ?を入れると、笑いが取れて場の雰囲気がほぐれます。そして、次に進みやすくなります。そんなことは無理って?大丈夫、一度気の利いたフレーズを考えて暗記しておけば、あなたが職種を変えるまで何度でも使えます!

趣味

家族構成については、あまり自己紹介では使いません。日本のように結婚、子どもが当たり前の社会は少ないくらいなので、個々の複雑な事情については触れない方がいいでしょう。あくまでも自分についての情報に焦点を絞ります。その代わりに、趣味については、少し詳しく言います。

"I enjoy fishing and surfing, as I was born in a small town near the Pacific Ocean. I get excited when I feel the ocean wind and smell the sea. I often visit Okinawa for vacation with my family, and my dream is to visit Papara of Tahiti, a very popular surfing spot."
「私は太平洋の近くの小さな町で生まれたせいか、魚釣りとサーフィンが好きです。海の風を感じ、海の匂いをかぐとわくわくします。家族との休暇でよく沖縄に行きますが、夢は有名なサーフィンスポットであるタヒチのパパラへ行くことです。」
サーフィン

趣味を言う時、"My hobby is....."で始める人が多いと思いますが、この表現はあまり使わないので、 "I enjoy -ing."と覚えましょう。enjoy は「楽しむ」というより、「好きでよくする」と言う意味で使います。更に話を広げるには、例のように"I get excited when......" 「~するとわくわくします」のフレーズが便利です。他の例も考えてみました。

"I enjoy dancing, although I'm not very good at it. I get excited when I listen to my favorite Latin music."
「あまり上手ではないのですが、ダンスが好きです。大好きなラテン音楽を聞くと、わくわくします」

"I enjoy watching baseball, although I don't play it myself. I'm a huge fan of Hanshin Tigers, and I get excited when baseball season comes."
「自分ではやりませんが、野球観戦が好きです。阪神タイガースの大ファンで、シーズンになるとわくわくします」

ご自分ではどうしても思いつかないという方は、神戸ビジネススクールの三宮までメールでご連絡ください.。info@kobebs.com
少し手間賃はいただきますが、是非ご一緒にオリジナルの素敵な自己紹介を考えていきましょう。お待ちしています!

この記事を書いたプロ

神戸ビジネススクール [ホームページ]

講師 グレン・ブラウン

兵庫県神戸市中央区御幸通8-1-6 神戸国際会館22階 [地図]
TEL:078-570-5647

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
副校長プロフィール
副校長・ビジネスディレクター・インバウンド対策コンサルタント

さんぐう ゆうこ米国ワシントンDC生まれ。神戸女学院大学文学部英文学科卒業。1983年シティバンク大阪支店(当時)入行、法人営業部外国人付秘書として勤務。...

コース概要

■ 英語電話会議コース■ プレゼンテーションコース■ 英文 ビジネスメールコース■ ビジネス英語初級■ TOEICコース■ 新入社員向けビジネス英語研修■ ビジネス...

プロへのみんなの声

全ての評価・評判を見る>>

 
このプロの紹介記事
神戸ビジネススクールのグレン・ブラウンさん

実践的なビジネススキルを英語で学べるビジネススクールを主宰(1/3)

 「海外へ市場を広げたい」「外国からお客さまを迎える機会が増えた」「英語でプレゼンテーションができる人材を育成したい」など、グローバル化を目指す企業も多いのでは。 ニュージーランドのカンタベリー大学で心理学を専攻し、大学院で産業・組織心理...

グレン・ブラウンプロに相談してみよう!

神戸新聞社 マイベストプロ

グローバルビジネスで使える英語を最短距離で!

会社名 : 神戸ビジネススクール
住所 : 兵庫県神戸市中央区御幸通8-1-6 神戸国際会館22階 [地図]
TEL : 078-570-5647

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

078-570-5647

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

グレン・ブラウン(ぐれんぶらうん)

神戸ビジネススクール

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
このプロへのみんなの声

国際的なセミナーの準備ができました

職場で外国人を含めた国際的なセミナーへの参加を求められま...

TO
  • 30代/男性 
  • 参考になった数(0

このプロへの声をもっと見る

プロのおすすめコラム
補助金で英語版ホームページを作りませんか?
イメージ

こんにちは、副校長の三宮です。当社では、ビジネス英語研修だけでなく外国語対応のコンサルティングもしておりま...

[ インバウンドマーケティング ]

日本文化を英語で発信する試み~老舗雛人形店での外国人向けイベント
イメージ

【雛人形店での外国人向けイベントの企画運営を承りました】こんにちは、副校長の三宮です。さて、今日は去...

[ インバウンドマーケティング ]

街中にある変な英語の標識~翻訳ミス、あるある
イメージ

台風一過と思えばまた神戸ではひどい雨が降っています。皆様いかがお過ごしですか?副校長の三宮です。昨日テ...

[ ビジネス英語コンサルティング ]

和食メニューの英訳、どうしていますか?~京都市にあるホテルの朝食バイキングメニューの場合
イメージ

当社副校長の三宮優子は、インバウンド対策コンサルタントとして大阪・神戸・京都で会社案内、メニュー、店内案内...

[ インバウンドマーケティング ]

英文パンフレット作成~茶筅師 谷村丹後様の場合
イメージ

このコラムは、インバウンド対策コンサルタント、副校長の三宮がお届けしています。今日は、日本の伝統文化を世...

[ インバウンドマーケティング ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ