コラム

 公開日: 2014-11-19 

「理想的な多国籍の職場とは」サイバー適塾主催 ディスカッションワークショップを終えて

適塾セミナー1
11月8日中ノ島センタービルにおいて、関西経済同友会・サイバー適塾運営協議会による、「グローバル力養成講座 ディスカッションワークショップ」が開催されました。弊社のグレン社長が基調講演と総合ファシリテーター、三宮が通訳とファシリテーターを務めさせていただきました。写真は、弊社のFacebookページでもご覧いただけます。https://www.facebook.com/kobebusinessschoolkk

参加者はサイバー塾生18名、外国人留学生17名(開催外国語大学、関西学院大学、大阪市立大学、大阪大学、兵庫県立大学)。受付で、日本人と人留学生それぞれ4~5人から成る4グループに分かれます。まずはオリエンテーションと懇親会を兼ねた昼食会。その後、部屋を移動してグレン社長による導入トークである4つのケーススタディ(英語、通訳は三宮)を聞きます。そして2時間、「理想的な多国籍の職場とは」をテーマに話し合い、結果をまとめて発表、グレン社長による講評と最優秀グループの表彰、という流れでした。

サイバー適塾の塾生さんたちは、30代~40代の企業の若手中堅幹部なので、ビジネス経験が豊富なことはもちろん、お人柄も素晴らしい方たちばかりで皆様この日を楽しみにして来てくださいました。また留学生の方たちは、日本語でのディスカッションが主であるという募集要項を満たした方たちでした。そのため日本語が堪能で、日本のビジネスピープルたちとの交流に積極的な姿勢がひしひしと感じられました。

特筆すべきは、留学生の国籍が10か国にもわたっていたという点です。アメリカ、ドイツ、中国、韓国、ノルウェー、フィンランド、スウェーデン、オーストラリア、トルコ、シンガポール。最年少は19歳でした。こんなにも多くの国から、日本で学びたいという思いで関西で暮らしている学生さんたちが来てくださったということに、まず感激しました。そして、全員が日本語でのディスカッションに熱意をもって取り組み、日本のビジネスピープルたちを驚かせていました。

終了後のアンケートでは、全員が「このような機会があればまた参加したいと思うか」という質問に対して「そう思う」と答えており、「すごくそう思う」も半数を超えていました。年齢も性別も国籍も様々な10人のメンバーが合計5時間を共に過ごし、最終目標であるプレゼンテーションを仕上げる。つまり、このワークショップそのものが、多国籍の職場のミニチュア版になるというテーマだったのです。誰もが異文化コミュニケーションに必要なスキルを、痛感されたようです。それは、「相手の話をよく聴く」「文化の違いを尊重する」「言語スキルの不足を補いあう」ということです。

最後のコメントとして私が皆さんに申し上げたことでもありますが、これはとても稀な機会でした。というのは、今回は日本語をメインとするディスカッションだったからです。日本人は普通多国籍の職場にいる時、英語を話さなければならないという点でハンデを背負います。言葉の壁により、思いをうまく表現できないもどかしさを、今回は留学生たちが経験しました。日本人塾生の方たちは、相手の日本語(彼らにとって非母語)に対して寛容と忍耐をもって接することを学ぶチャンスでした。これは、自分が逆の立場に置かれたときつまり、非英語母語者として多国籍の場にいるとき、相手がどういう気持ちで見ているか、を体験するのにとても役立ったことでしょう。

驚くほど日本語が上手な人もいる一方で、日常会話では不自由ないものの、複雑な話になると語彙が足りずに口ごもる留学生も少なくありませんでした。これは、日本人の英語力を見たときに起きる現象と全く同じです。日本人塾生の方々のコメントに「自分の英語力のなさを痛感した」というものがいくつか見られたのは、留学生たちに英語で助け舟を出そうとした結果の現れでしょう。ある言語が達者でないからと言ってその人を除外するのではなく、コミュニケーションをうまく取るために各々が持っているものを駆使する、という状況があちこちで見られました。グローバルビジネスに最も必要なものは、「コミュニケーションスキル」に他ならないのだということを再認識したワークショップとなりました。

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講師 グレン・ブラウン

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