コラム

 公開日: 2012-03-19 

7.陰陽論の展開

7、陰陽論の展開
 今まではおおざっぱなグローバルな部分で考えました
が、もっと深いところで見ても、あてはまります。ミク
ロの世界で考えて、例えば一番小さい原子は水素原子プ
ロトロン、陽子が一個、その周りに電子が一個、プロ
トロンというのは陽性です。それに対して電子、これ
は陰性です。これで陰と陽のバランスがとれています。
これをマクロな世界で考えると、地球が一個、月が一
個、これは水素原子と同じではないかと思いませんか。
 「これが地球であれが月だ」と見るからおかしいので
あって、水素原子プロトロンが一個、陰性の電子が一
個その周りを回っている。まさに水素核と同じなんで
す。だから、宇宙レベルから見たら、地球と月という
のは、宇宙に及ぼす影響ということで考えると、水素
と同じ働きをしているんではないか。そこまで考えを
広げるわけです。人間の体で言うと女性は「陰」の極
です。男性は「陽」です。「陽」が極まったら「陰」
になります。反対になるんです。ですから、「有」が「無」
になり、「無」から「有」を生じるといいます。形ある
ものは壊れる。「色即是空、空即是色」と般若心経の
なかに説いてますね。言葉に表したらこうなんですが、
E=MC2とアインシユタインが相対性原理で説きまし
たね。形のあるものがエネルギーになって消えてしま
った。今のものはどこへ行ったんだ。といって物が消
えることがわかったんです。ところが「形あるものはな
くなる、消える」ということを2500年前にお釈迦
様はわかっておられた。今はそれを科学的に証明して、
言っているだけで、古代人はそんなことはわかってい
たんです。女性は「陰」極まって「陽」になるわけで
すから、「陽」を出すんです。卵子を一個しか出しま
せんね。それに男性の「陽」極まった「陰」の精子が
五億程、一個の卵子を目掛けていきます。これは正に
女性の陽の極に対して男性から出た陰極が引き込まれ
ていくのです。ニユートンの万有引力と同じことが働
いているわけです。そして結び付いた一組がビッグバ
ーンで次の生命を生み出す。そして生まれたての赤ち
ゃんはエネルギーの塊り。熱い。だから「子供は風の
子」であり子供は熱いいから冷さないといけないからで
す。それで大きくなるほどに体が冷えてきて冷えきっ
たときが「死」です。死んだらまた「無」になるんで
す。「無」になったら、どこかの精子と卵子が結び付
いたときにビッグバーンを起こす。宇宙はブラックホ
ールになってビッグバーンを起こして、冷えた「陰」
が極まると凝集して、「陰」極まって「陽」になり、
 「陽」極まって「陰」になる。これの繰り返しなんで
す。人間が営んでいる人生も、生死も、宇宙の営みも
全くいっしょなんです。ですから、地球と月というの
も私にとっては「ひとつの水素原子」に過ぎないので
す。「水素原子の上にへばりついているんだなあ」と
いうことです。「だから、ちっぽけなんだから、あま
り小さいことを言って人生を追ってはいけないなあ。
おおらかにいこう」とにこにこと人生を送っているわ
けです。
 人間の体で考えてみましょう。どうして頭は一番上
にあるんでしょうか。「頭は上に決まっている」とす
れば、ナマケモノは頭を下にしようとしていますね。
人間はどうして頭を上にしようとしているのか。考え
たことありませんか。人間の体を陰陽論で解いていき
ますと、非常によくできていることが解ります。何故
かというと、よく使うところ、よく働くところはエネ
ルギッシュです。エネルギーがよく出るから熟い、だ
から冷さないといけない。だから、上なんです。上に
あると冷えていくんです。山の上の方へいくと寒いで
しょう。人間も上に行くほど冷えるんです。下に行く
ほど陽性になりますから熟くなるんです。ですから、
一番よく働くところ、よく使うところは上なんです。
一番よく使うのは脳みそですね。あまり使わない人は
ちょっと低いかもしれません。一番上の「陰」のとこ
ろに「陽」が入っているわけです。その次に心臓は左
にありますが、これも何故でしょうか。右にあっても
いいじやないか。左は「火 足りる」と書くんです。
左手は火の手、すなわち「陽」の手なんです。右は「水
極まる」と書きます。「みぎり」から「右」になった
んです。右手は「陰」の手なんです。ですから、心臓
は左に、そしてよく冷さないといけないので上にある
んです。また、心臓は四つの部屋に分かれていて、そ
れぞれ心房から心室に弁があります。あの弁の数を数
えると、左心房から左心室への弁は二枚に対して、右
心房から右心室への弁は三枚あります。同じように血
液が流れているだけですし、働く機能は全く同じ。だ
から同じ二枚ずつ、三枚ずつでもいいはずです。それ
なのに左は二枚、右は三枚です。これを陰陽論で考え
ると、「陰」というのは拡散性ですから、数が多い。
 「陽」というのは凝集性ですから、数が少ない。そし
て四つある部屋も左の下から大動脈が出ます。ここは
四つの部屋の中で左の下だから一番「陽」ですね。一
番エネルギツシュな部屋だから、血液を出しやすい。
そして一番エネルギーのないところ右の上、右心房に、
陰圧で引き上げるんです。そして右の下の心室から出
て肺へ行く。心臓ひとつにしても、そのように分かれ
ているんです。肺もそうです。右肺は三葉、左肺は二
葉なんです。心臓の弁と同じです。肝臓もそうです。
左側は小さくて、右側は大きいんです。右は陰性、拡
散性だから大きくなるんです。左右同じでもいいはず
なのに、実際はちゃんと陰陽諭で成り立っているんで
す。腎臓は左の方が右より三センチ程上にあります。
同じ機能であれば同じ高さでもいいはずじゃないです
か。これは左の方が「陽」ですから、同じ高さにあれ
ば左側はオーバーヒートします。だから冷すために少
し上に置くんです。左右の腎臓でどちらの方がエネル
ギツシュかというと、陰陽論で解けば、実験などしな
くても左になります。胃は一日に三回ほどしか使いま
せん。だから、一日五回も食べる人は少し上にあるか
もしれません。よく使う臓器は上にあります。使わな
い臓器ほど下にあります。そしてよく使う臓器は左、
使わない臓器は右に、両方にあってよく働く左側は二、
右は三という数に区分されています。頭はボールのよ
うになっていて一番軽いんです。一番陰性で、拡散性
があります。僕は、常々背骨というのはアドバルーン
といっしょだといっています。背骨が紐です。頭は軽
いのか、重いのかということになります。僕は「頭は
軽い」と思います。アドバルーンそのものです。頭を
切って目方を量ると数キロになりますが、みなさんは
目方を感じているでしょうか。正常な頭は軽いでしょ
う。背骨を押え付けているんではなくて、引き上げて
いる。だから、背骨が真っすぐになっている。僕はそ
ういうふうにとらえています。骨の密度が高さによっ
て違うんです。第1頚椎、一番目の首の骨は輪になっ
ていて、殆ど側だけです。二番目から、三、四、五番
目となるにつれて、だんだん骨質が増えていきます。
だんだん骨も太くなるでしょう。最も下の尾骨になる
と、空間がなくて骨の塊なんです。ということは、尾
骨は小さいけれども骨の密度が一番高くなります。で
すから、ファウンデーション=基礎です。それで二十
四階建てのビルとして背骨が積み立てられているんで
す。だから、骨の量を見ていくと上ほど少なくなって
います。下に行くほど密度があります。下の尾底骨が
揺らぐと、上の方はガラガラと崩れやすくなっていま
す。全くビルと同じです。解剖学にしても、僕はあま
り丸暗記はしなかったのですが、形をみて、陰陽論で
解いて、上にいくほど「陰」だから骨質は薄くて、下
にいくほど「陽」だから、詰まっている。尾底骨の前
の筋肉と後ろの筋肉とどちらが強いかという問題が出
まして、勉強してなかったのですが陰陽論で解きまし
て、後ろは陽性、前は陰性ですから、「後ろの方が強い」
としたら、合っていたようです。なぜかというと、四
つん這いに歩いたら太陽が背中に当たるからです。東
洋医学では背中を走っているエネルギーのみだれを、
 「太陽膀胱経」と言います。体が光るような働きをす
るのが「太陽膀胱経」なんです。
 今の東洋医学者はこれを解剖学的にとらえようとす
るからおかしくなるんです。機能的な東洋医学者でな
くてはいけないのです。肝臓を肝臓ととらえるのでは
なく血液を収納するところ、夜の2時~3時まで働く
ところととらえなくてはいけません。そう考えると、
夜ふかしする人は、肝臓が悪くなる。水商売の人が肝
臓を悪くするのは、アルコールだけが原因ではないん
です。本来の東洋医学での肝臓のとらえかたは、血液
を収納するところであり、夜の1時から3時までは血
液を収納して体を休めるところです。別の言い方をす
ると、丑三つ時なんです。総てが止まる時です。その
時間、肝臓が血液を収蔵して、体全体を休ませるので
す。だから、ただ単に形だけを追う西洋医学的な考え
方と陰陽論にもとづいて、動きやはたらき・生物時間
までをも立体的に有機的にとらえる東洋医学とは全く
違うものなのです。東洋医学は、人間を森羅万象の中
の一つと捉え、その陰陽のバランスをとることが、最
も良い状態、即ち健康を保つことにつながると考えま
す。個人を取り巻く環境(自然環境、社会環境)との
陰陽的調和、自分の体の中の各臓器の陰陽的調和、そ
して心の調和、それら全ての調和がとれた状態こそが
健康を生み、自らが生まれながらにして待っている内
なる自然治癒力を最も活性化するのです。そして、健
康は人生の目的ではなく、この世で自分に与えられた
使命を果す為に必要なものであるのです。東洋医学の
哲学的なところはここに極まります。


リンク
http://www.kobetouyouigaku-center.com/
http://www.jyusei-alljapan.com/

この記事を書いたプロ

神戸東洋医学センター(冨金原治療所) [ホームページ]

あん摩マッサージ指圧師 冨金原伸伍

兵庫県神戸市中央区中山手通5-1-1 神戸山手大木ビル5F [地図]
TEL:078-371-3203

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
セミナー受講生募集

           冨金原カイロプラクティック学院                           学 院 長    冨金原 伸伍      ...

治療見学者募集

冨金原治療所を見学できるように治療家の皆さんもしくは治療家を目指している皆さんに公開します。現在冨金原治療所ではカイロプラクティックと鍼灸を併用して治療...

プロへのみんなの声

全ての評価・評判を見る>>

 
このプロの紹介記事
神戸市中央区にある神戸東洋医学センター院長の冨金原伸伍(ふきんばらしんご)先生。ホームページ内で、ケアの内容を細かく報告

カイロプラクティックのすばらしさを伝えたい(1/3)

 カイロプラクティックをご存知でしょうか? 名前の由来は、ギリシア語で手を意味する「Cheir」と、技術を意味する「Praktos」から。首や背中の歪みを素手で戻す「アジャストメント」と呼ばれる独自の調整法を用い、健康で美しい身体に導きます...

冨金原伸伍プロに相談してみよう!

神戸新聞社 マイベストプロ

医院名 : 神戸東洋医学センター(冨金原治療所)
住所 : 兵庫県神戸市中央区中山手通5-1-1 神戸山手大木ビル5F [地図]
TEL : 078-371-3203

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

078-371-3203

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

冨金原伸伍(ふきんばらしんご)

神戸東洋医学センター(冨金原治療所)

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
このプロへのみんなの声

むち打ち症・腰椎変成すべり症

73歳男性です。持病は、30年近く前のむち打ち症と腰椎変性す...

U.T
  • 60代以上/男性 
  • 参考になった数(1

このプロへの声をもっと見る

プロのおすすめコラム
平成28年2月25日 兵庫県立兵庫工業高等学校卒業式 祝辞

平成28年2月25日皆様お早うございます。本日は御卒業誠におめでとうございます。衷心より御祝い申し上げます...

[ 兵庫工業高校での御挨拶 ]

第208回神戸ST会7月例会を開催致しました

平成27年7月14日 18:30~第208回神戸ST会を寿し屋「真之助」にて開催致しました。http://tabelog.com/hy...

[ 神戸ST会 ]

気功

冨金原院長の気功施術動画です。 冨金原院長が頭の上に手をかざしてぐるぐる回すと、男性が椅子から転げ落...

[ セミナー動画 ]

兵庫工業高校 入学式 祝辞 H27.4.8

平成27年4月8日皆さん本日は御入学誠におめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。寒さ厳しき冬は去...

[ 兵庫工業高校での御挨拶 ]

兵庫工業高校 卒業式 祝辞

平成27年2月25日皆さんお早うございます。本日は御卒業誠におめでとうございます。衷心より御祝い申し上げま...

[ 兵庫工業高校での御挨拶 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ