コラム

 公開日: 2016-07-21 

沈黙はダメ?

会話が苦手な人っています。
そうした人の大部分は自分だけだと思っているのですが、意外に多いですね。
会話が苦手な人って。
そういう私自身もかつてはそうでしたけど、会話が苦手な人って自分から苦手だとはなかなか言わないですから、まわりからはわからないんですね。

会話が苦手な人は、基本的に自信がありません。
だから、誰かといると何か話さなくては、何かうまく話題を出して盛り上げなくてはってあせります。
あせると余計に話がうわずってしまって、会話が噛み合わなくなります。
そして、自己嫌悪になって、さらに自信をなくしてしまいます。

そんなとき、「あえて自分からは何も話さない」「沈黙する」ということを行ってみてはどうでしょう?
すると、「いや、それが気まずいから何か話さなくてはと思うんです」と言われるしょう。
いえ、ちょっと待って。
逆の立場に立って考えてみて下さいね。
相手が黙っているからといって、「この人は変な人だ」「どうしようもないだめなやつだ」って思うでしょうか?
そんなふうには思わないですね。
別に黙っている人のことを嫌な人間だとか、変わった人間だとか、ダメな人間だとか思わないですね。
そうなんです。
沈黙していたって、意外に相手は自分のことを悪く思っていないんです。

だから、うまく話題を切り出せないなと思うときには沈黙するのもひとつの方法なんです。
最初は勇気が必要ですね。
沈黙していると、どうしても不安になってしまう。
それでも、勇気を出して沈黙に耐えていると、意外に大丈夫なんだということに気がつきます。
黙っていてもいいんだということがわかると、気持ちが楽になります。
無理をして会話をしなくなると、自己嫌悪になることがなくなります。

会話っていうのは、相手に興味や関心を持つことができれば自ずと訊きたいことが出てきて、自然とできるものです。
しかし、そうでない場合には話題の豊富さや経験の積み重ねによる慣れがないとなかなか難しいものです。
うまく会話をするというのは、人によってはとても難しいことです。
そんなとき、「沈黙していてもいい」「沈黙していても大丈夫なんだ」ということを知ることができれば、ちょっと楽になるかもしれません。
勇気を出して一度、試していただければどうかなと思います。

この記事を書いたプロ

いずみハートクリニック [ホームページ]

精神科医 泉和秀

兵庫県神戸市東灘区岡本2-7-3 ピークス岡本3F [地図]
TEL:078-453-8010

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