コラム

 公開日: 2016-06-18 

診療に臨む姿勢

診療に臨むにあたって大事なことはいろいろあると思いますが、私が一番大事だと思うのは、
    「エネルギーを高めておく」
ということではないかと思います。
もちろん、イライラや怒りなどの負のエネルギーではありません。
明るさや、相手の存在やいいところを見つめられるような愛情に満ちたプラスのエネルギーです。

人は普段は意識していないかもしれませんが、人と人の話というのはエネルギーのやりとりです。
プラスのエネルギーに満ちた人と話すと元気になれますし、負のエネルギーの強い人と話すと疲れたり、イライラしたりします。
エネルギーがない人との会話は響いてくるものが少なく、プラスにもマイナスにもあまり影響を受けることはありません。

エネルギーとはある意味、気合いかもしれません。
いい気合を入れて話すと、いい影響を与えることができるでしょう。
しかし、相手の負の気合が強いときには、気合いと気合いの勝負になります。
負ければ相手の負の空気に引きずられて自分まで苦しくなるでしょうし、勝てば相手にもいくらかの希望や明るい気持ちをもたらすことができるでしょう。

悩み苦しんでいる人に対して、話をよく聞いてあげることが大事と言います。
話を聞くということは、その人の負のエネルギーを発散させてあげることになります。
ですので、悩み苦しんでいる人においては負のエネルギーがいくらか解消されて楽になることがあります。
ただ聞く側にとっては、うまく聞き流すことができなければ、その負のエネルギーをもろに受けることになりますから、話のあとはぐったりと疲れることがあります。

話を聞くこともある程度大事ではありますが、負のエネルギーを拡散させないことも大事で、気合いで話の流れをプラスの方向に転換することも大事です。
それができないときには程々で切り上げないと、自分が倒れそうになることになります。

日常生活から体の健康を意識し、明るく、楽しい心の状態を意識し、エネルギーを高めておく。
これをどれだけできるかが、患者様にお役に立てる医者として、その仕事をどこまでやり続けることができるのかということにつながるのではないかと思います。
それができない場合には、きっとあまり患者様のお役に立てない医者として仕事をしているのか、あるいは患者様の負のエネルギーを受けて燃え尽きてしまうのか、いずれかになると思います。

この記事を書いたプロ

いずみハートクリニック [ホームページ]

精神科医 泉和秀

兵庫県神戸市東灘区岡本2-7-3 ピークス岡本3F [地図]
TEL:078-453-8010

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