コラム

 公開日: 2015-05-10 

焦り(あせり)をなくす

焦る心というのは、病気と不幸の源です。
焦ると交感神経の緊張が高まり、自律神経症状をきたしやすくなります。
焦るとエネルギーを消耗して疲労や衰弱をきたします。

焦らないでいつもゆっくりと行動できる人もいますが、焦る人はどうしても焦ってしまいますよね。
焦りの心の奥にあるのは、人との関係性の中で生まれる不安だと思います。
もし間に合わなかったら…、怒られてしまうんじゃないか。
もし人より先にしなければ…、損してしまうんじゃないか。
などそうした気持ちに駆られて、焦ってしまうんじゃないかなって思います。

もし、人と比較するのをやめたら…
もし、人の目を気にするのをやめたら…
人との関係性の中で生まれる焦りの大部分はなくなるんじゃないかって思います。

でも、それってなかなか難しいですよね。

焦りの心から抜け出すには、自分の運命を信じることだと思います。

人生ってどうなるかわからないですよね。
勉強を一生懸命に頑張って有名進学校に合格しても、そこに入ると自分より優秀な人がいっぱいいて劣等生になってしまい、自分はダメな人間だと思ってしまうことがあります。
一方、その進学校に合格できず普通の学校に進学したことで、いつもいい成績をとることができ、のびのびと自分の力を伸ばすことができたということもあります。
焦って飛び乗った飛行機が事故を起こし、乗り遅れたことで救われたなどといったエピソードもよくあることです。
自分の頭で「この方が得だ」とか思っていても、運命はわからないものです。

人をよく観察していると、自分は運が強いと考え、「何とかなる」「きっとうまくいく」とその運命を信じている人の人生は最終的には上手くいっているように思います。
かの松下幸之助さんや本田宗一郎さんもそうですね。
松下幸之助さんの場合、自転車に乗っていて自動車に跳ねられたときも、蒸気船に乗っていて海に墜落したときも、その不運ではなく、助かったことに対して「わしは運がええなあ」と考えたそうです。
本田宗一郎さんも乗っていた飛行機が3度も落ちたにもかかわらず、助かったそうです。

自分の頭でああだ、こうだと考えて焦るよりも、自分の運を信じるマインドを持っている方がずっとうまくいくものです。
常々こうしたことを自分に言い聞かせることで、焦りをなくすように心がけてみてはどうかと思います。

この記事を書いたプロ

いずみハートクリニック [ホームページ]

精神科医 泉和秀

兵庫県神戸市東灘区岡本2-7-3 ピークス岡本3F [地図]
TEL:078-453-8010

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