コラム

 公開日: 2014-03-30 

私の読書の方法

私はよく「いろいろな本を読んでおられますね」と言われます。

それは違うんです!

私はもともとテレビやマンガばかり見る子どもでした。
20才までに読んだ本と言えば、「ベーブルース」「野口英世」「リンカーン」などといった子ども向けの伝記、シャーロックホームズシリーズを含めて全部で20冊に満たなかったのではないかと思います。
夏休みに「読書感想文を書いてきなさい」などという宿題を与えられると、本が読めないために最初の四分の一とあとがきだけを読んで感想文を書いたこともありました。
それほどに本を読めない子どもだったのです。

私が本を読むようになったのは22才頃からです。
人生に悩み、その答えがどうしても見つからないので、本屋に通うようになったのです。
それでも読んだ本の数というのは、いわゆる読書家の人に比べるとはるかに少ないのではないかと思います。

それなのにどうして「いろいろな本を読んでおられますね」などと言われるのでしょう?
きっとたくさん読んでいるようなふりをするのがうまいんですね。

実は、私は本を読むスピードがとても遅いんです。
なぜかと言えば、読んでいる最中に何かひっかかるところがあると、そのことについてずっと考えるんですね。
「これはどういう意味だろうか?」
「今の自分の人生に当てはめると、どうなるだろうか?」
「具体的に自分の学びとして行動するためには、どのように理解すればいいだろうか?」
しばらくこうしたことを考えるんですね。
だから、なかなか進まない。

けれども、読み切った本は結構、マスターしています。
ただ読むのではなく、納得して心の腑に落とし、自分の日々の行動にまで転化するようにしていますからね。
そこまで至ったものは自分の血肉となり、自分の言葉として語れるんですね。

きっと聞く側からすると、自分の言葉として語られる言葉なので説得力があるのかもしれませんね。
私と話していると、そうした言葉がいくつもあるので、「本をたくさん読んでおられるんだなあ」と感じるのかもしれません。

読書の仕方って積読(つんどく)?、乱読、精読、熟読などいろいろあります。
それぞれに合った読み方でいいと思いますが、私の読書は「いかに自分の人生に生かすか?」ということが目的なので、こうした読書の方法になるのだろうと思います。

この記事を書いたプロ

いずみハートクリニック [ホームページ]

精神科医 泉和秀

兵庫県神戸市東灘区岡本2-7-3 ピークス岡本3F [地図]
TEL:078-453-8010

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