コラム

 公開日: 2018-07-08  最終更新日: 2018-07-09

『ファンタジーは現実を救う』 ある校長先生の個人的なお悩みにお答えしました。

 教育講演会や人権講演会で、よく幼稚園や小中学校に行かせていただきます。

 その際、園長先生や校長先生から個人的なご相談をお受けすることがあります。

 子どもたちやそのご父兄方を指導される立場におられる園長先生や校長先生も家に帰れば、一人の悩める父親であり、母親です。

 その立場上、個人的な悩みを相談できる相手もなかなかおられないようで、たまたま講演でお伺いした私に「実は・・」とご相談されることも少なくありません。


 これは、ある校長先生のお悩みです。

  「実は私の息子(24歳)が大学を留年して、ほぼゲームの生活をしており困っています。
  あと卒論だけで卒業となるのですが、なかなか前向きな気持ちにならないみたいで、
  何か良いアドバイスがあればよろしくお願いします。
  今までは息子を変えようとマイナス発言もしていました。」

 そのお悩みに対してこのようにお答えしました。

  「『私の息子(24歳)が大学を留年して、ほぼゲームの生活をしており困っています。』とのこと。
  ご心配なお気持ちよく分かります。
  しかし長い人生のうちには、そういうこともあるのではないでしょうか。
  そういう時期があったからこそと思える日が来ないとも限りません。
  今の表面に現れているマイナスを見るのではなく、息子さんの本質である「素晴らしさ」を見てあげてください。
  そして信じてあげてください。
  「美女と野獣」のお話と同じです。
  今の姿のまま、愛してあげてください。
  中身は王子様なのですから。
  そうすることで王子様の姿に戻られるかもしれません。

  『あと卒論だけで卒業となるのですが、なかなか前向きな気持ちにならないみたいで、
   何か良いアドバイスがあればよろしくお願いします。』につきましては、
   これはもうどうしようもないことです。
   息子さんに任せるしかありません。
   それこそ「明らめる」です。
   「明らめる」には、心を明るくするという意味もあります。
   ああ、これは父親の私にはどうしようもないことだと「明らめ」られたら、
   ご自身も息子さんも心が明るくなって、かえって前向きな気持ちになれるのではないでしょうか。
   この問題は思い切って手放しましょう。

  『今までは息子を変えようとマイナス発言もしていました。』と少し反省されておられますが、
  実は私も息子にマイナス発言ばかり言った経験があります。
  息子に後で謝りましたが。
  愛情ゆえの心配から、そういう発言はしてしまいますよね。
  そうしない親なんていないんじゃないでしょうか。
  私はそれがどんなにマイナスか痛いほどわかっていたつもりでしたが、そうしてしまいました。
  私は息子のことで悩んだおかげで、悩んでおられた親御様の気持ちや、言わないでおこうと思っても言ってしまう親御さんの気持ちもわかりました。
  子どもたちは身をもって、たくさんのことを教えてくれているという見方は出来ないでしょうか。
  それらから私たち親がちゃんと学ぶことで、子どもの困った姿はその役目を終えて、また元のその子本来の素晴らしい姿に戻るという見方です。
  そういうファンタジー的な見方が現実を救うこともあるように思います。」



 悩みというのはいつも現実的です。
 現実的ですから、悩む方としても「どう対処すれば良いか」と
 あれやこれやとその対応策を考えるのですが、
 いつもそれがうまくいくとは限りません。
 時には、何をやってもうまくいかないこともあります。

 そんな時、意外にも救いになるのが『ファンタジー』です。

 お子さんが非行や不登校でお悩みであればこう考えるのです。
 ああ、これは現実版「美女と野獣」なのだ。
 非行に走る子どもも不登校の子どもも、
 悪い魔法使いに魔法をかけられて今の姿になっているだけなのだ。
 
 だから今のこの子のありのまま(非行や不登校の姿)を受け入れ、
 愛することができた時、
 魔法は解かれ、
 元の素直で優しい子に、
 元気で前向きな子に戻るのだ。
 
 それを信じる。

 『ファンタジーは現実を救う。』

 そんな風に考えると、昔話や神話は本当はとても役に立つものかもしれません。




 
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 https://www.kouenirai.com/profile/3820

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