コラム

 公開日: 2017-12-26 

たつの市ファミリーサポート研修会「笑うことの深い意味」 笑うは咲(わら)う

 12月18日は午前10時から、たつの市はつらつセンターで研修会がありました。
 たつの市ファミリーサポートセンター主催の研修会で、12名の方が参加してくださいました。
 テーマは「子どもを幸せに育てる10のルール」。
 今日は講演ではなくフリートーク形式で皆さんと語り合う研修会です。




 最初に皆さんに15種類の詩からお好きなものを選んでいただいて、自分が選んだ詩を朗読してもらった後、なぜその詩を選んだのかその理由や今の気持ちなどを話していただきました。
 こんな詩が読まれました。

  「 一笑一生 」

  笑わなきゃ
  楽しく生きたいなら

  笑われなきゃ
  本気で生きたいなら
             by はせがわみつる    
          
 

 そのあと、詩「しあわせになるれんしゅう」について約20分お話しさせていただきました。

 



 今日は「じんせいはわらうれんしゅう」についてもお話ししました。


 昔は「わらう」という漢字はこう書いていたんです。





 

 昔の日本人は、人が「咲(わら)う」ことも花が「咲く」ことも同じだと感じていたんですね。

 だから「咲」という漢字は「口へん」なんですね。
 「あはは」と口から声に出して笑いますからね。

 そして薄い青字で囲った部分は表意文字で、巫女さんが両手を上げて体をクネらせ踊っている姿を表しています。

 実は「笑」という文字も「竹かんむり」が巫女さんが両手を上げているところで、下の「天」は巫女さんが体をクネらせて踊っているところを表しています。

 つまり「笑」は「咲」のつくりの部分が変化した表意文字なのです。





 巫女さんが体をクネらせて踊るのは、トランス状態になって神様を巫女さんに降ろし、神様と共に踊り、遊び、その喜びを表現するためです。その時に巫女さんは「あはは」と笑っていたのでしょう。

 花が咲くことも、そこで神様は踊り、遊び、その喜びを表現していると感じていたのかもしれませんね。

 「咲う」ということ、そこに喜びや光を表現するというのがその本質なのでしょう。


 < 補足 >

 
 「咲う」ということはその字の由来から見て神様(=命)と共に喜びあうということなんですね。
 神様(=命)としたのは、日本の神様の名前には「命(みこと)」が付いているんですね。
 大国主命(おおくにぬしのみこと)、須佐之男命(すさのおのみこと)など。
 古代の日本人は自らの「命」を神様の分け御霊(みたま)と感じていました。

 「咲う」ことは命(内なる神)の喜びの表現であり、そのとき人は神様と共に喜びを分かち合っているのです。植物にとって花が咲くことが最高の自己表現とみるならば、人にとってそれは「咲う」ことです。

 笑う門には福来る。

 私たちが笑うとき、神様も私たちと一緒に笑っておられる。
 そして神様がおられる所に福がやってくるのでしょう。




 その後、「子どもを幸せに育てるための10のルール」について皆さんと語り合いました。






    < 子どもを幸せに育てる10のルール >

 1、10歳までは寝る前に「大好き」とハグしてあげて下さい。

 2、好き嫌いは無理に直そうとしないで下さい。それは小さなことです。

 3、急かさないであげて下さい。待つことは愛情です。

 4、子どもの話に耳と心を傾けてあげて下さい。聴くことも愛情です。

 5、そのままを愛してあげて下さい。自信はそこから生まれます。

 6、勉強を強制しないで下さい。強制されると嫌いになってしまいます。

 7、習い事は2つまで。やめたいと言い出したらやめさせてあげて下さい。

 8、甘えさせてあげて下さい。十分に甘えられた子が自立できるのです。

 9、子どもの喜びを一緒に喜んであげて下さい。

10、幸せなお母さんでいて下さい。幸せな親が幸せな子どもを育てます。


 
 中学3年生のお子さんをお持ちのお母さん方から「自分から勉強する気配がないので塾に通わせたいが、それだと習い事が二つ以上になってしまうのですが、どうでしょうか」とか、「受験生を持っていると『勉強を強制しない』のは難しいと思うのですが・・」という質問やご意見が複数出ました。

 別に子どもが塾に通う気持ちがあるのであれば習い事が3つになってもいいし、3つが大変なのであれば一つ減らしてもいいし、結局子どもの気持ち次第だと思います。
 あと、受験生だと心配だから「勉強しなさい」も言いたくなるし、無理にでも塾に通わせたくもなりますよね。
 
 親として、子どもの将来を思うからこそ「勉強しなさい」と言うわけだし、親としての気持ちも子どもにわかってほしいと思うのは当然です。

 でも、親の気持ちを子どもにわかってほしいと望むのであれば、まず子どもの気持ちを理解しようとすることが先なんじゃないかと思うわけです。

 それは一人ひとり違うでしょうが、勉強することを命令されたり、押し付けられたりすることは嫌でしょうね。






 親はいつでも子どもの力になりたいと願っていますが、親の言うことやることすべてがマイナスにしかならない時があると思うんです。
 親の気持ちは子どものためを思ってなのに、それを言葉にするとかえって子どもを苦しめたり、子どものやる気を無くさせたり、怒らせてしまったり、落ち込ませてしまったり・・。とにかくうまくいかない。逆効果にしかならない。

 そんなとき親にできることはただ一つだけです。

 せめてマイナスだけは与えないでおこうと黙って見守る。

 黙って見守るのはとても難しくしんどいことだけれども、そのしんどさも不安も親である自分が引き受けていく。
 それこそが親の深い愛情ではないでしょうか。

 「どうしたら、そうできるでしょうか?」

 それは、子どもは親の思うようにはならないものだと諦めることです。

 もともと諦めるとは「明らめる」、物事の道理を明らかにするという意味なんですね。

 「あきらめる」とは言葉を変えると子どものありのままを「受け入れる」ということです。
 この子はこういう子なんだとその子のありのままを受け入れる。
 それは、この子はそれでも大丈夫だと信じているということでもあります。

 「どうしたら信じられますか?」

 覚悟する。
 信じる覚悟をするということです。
 信じるのに方法はありません。
 「そうする」と腹をくくるということだと思います。


 みなさん、僕が言うまでもなく「言いたいけど言っていません」とちゃんと子どもさんへの深い愛を実践されていました。

 ただ、それは「良いお母さんを演じている。嘘を演じている。」とマイナスに捉えられていたりしたので、
 「そうではありません。それは親の深い愛情です。そして親もまた子育てを通じて修行しているのだと思います。」とお伝えしました。


 参加してくださったみなさん、本当にありがとうございました。
 またお会いできる日を楽しみにしています。




        < リンク >

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 2017年12月1日で家庭教師システム学院は30周年を迎えることができました。
 こうして30年間やってこれましたのは、生徒達やそのご父兄、家庭教師の先生方のおかげです。
 特に「子どものありのままを受け入れ、信頼関係を築くことによって前向きな意欲や能力を引き出していく」指導をしていただいている先生方には本当に感謝しております。
 子どもが健全に成長するためには「信頼出来る大人との関係」が必要です。
 子どもは「大人との信頼し合える関係」を通じて、主体的、意欲的に取り組むことを学びます。
 私たちはこれからもその「信頼し合える関係」を生徒たちとの間に築くことで、生徒一人ひとりの真の学力向上を目指していきます。
 それは学力向上だけでなく、不登校や発達障害の子どもたちを援助する力にもなると考えています。
 これからも「ドラえもん」のように、一人ひとりの子どもに寄り添い、学習のお手伝いをしていきます。
 家庭教師という素晴らしい仕事に感謝します。
 これからもよろしくお願いいたします。

                    2017年12月2日

 家庭教師システム学院 代表 長谷川満


 *2017年12月29日に入会される生徒様につきましては入会金は半額の10800円とさせていただきます。
 



 

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