コラム

 公開日: 2016-03-03 

第41回ペアレントセミナー「愛の子育て、エゴの子育て」 ありがとう<前編>

 2月28日(日)は第41回ペアレントセミナーがありました。
 テーマは「愛の子育て、エゴの子育て」。
 30人以上の方が参加して下さいました。




 愛の子育てとは「いい親になろうとせず、いい子に育てようとせず、ありのままの自分でありのままの子どもを愛し育てていく。それが一番楽で、一番幸せで、一番子どもが伸びる子育てです」というものです。

 では、エゴの子育てとは、
「いい親であろうと子どもに厳しく接し、
 いい子に育てようと子どもを管理、コントロールし、
 自分のことは置いといて子どもにだけは正しいことを言い、
 もっともっとと子どもに求め、
 自分もしんどい、子どももしんどい、
 自分も不満、子どもも不満、
 親ががんばってる割には子どもがちっとも伸びない」
 というものです。
 こんなの言い出したら僕も含めてみんなエゴの子育てですね。
 まさにうちがそれ!という人が8割くらいおられるんじゃないでしょうか。




 仕事やったらね、努力が大事です。
 スポーツでも勉強でも努力が大事です。
 でも子育てに必要なのは愛であり、喜びであり、感謝です。
 ところがみんな仕事や勉強やスポーツで努力が大事なものですから、ついつい子育ても努力でうまくいかそうとするんですが子育ては努力ではうまくいきません。この世には努力でうまくいくものと努力でうまくいかないものがあります。
 
 < 努力でうまくいくもの >        < 努力じゃないもの >

  仕事、勉強、スポーツ            恋愛、友人関係、子育て

 ( 競争、達成、成功 )          ( 関係、楽しむ、癒し )

 日本人はなんでもかんでも努力、努力言い過ぎなんです。
 何でも努力で解決出来ると思ったら大間違いです。
 不登校なんて親がいくら努力したって解決しませんよ。
 学校に行かそうと努力すればするほど悪化するのが不登校です。
 努力することばかりが良いように思うけれど、努力の反対もまた良いんですね。

  現状に満足するな!   ← 真反対 →    足るを知れ!
  もっと努力せよ                今に感謝
  (上昇志向)                (感謝志向)
 「もっと勉強させて、             「元気やったらそれでいい。
  もっといい成績を取らせる。          あんたがおると楽しいわ。
  もっといい子に、もっと強い子に。」      あんたは素晴らしいで。」 
  ー エゴの子育て ー             ー 愛の子育て ー

 子育ては誰かと競争するものでもなければ、何かを達成したり、何かに成功したりするものではありません。
 だから子育てに努力はいりません。
 子育てはね、愛する、喜ぶ、感謝するでうまくいくんですね。
 愛の子育ての方が子どもは伸びるんです。
 なぜなら子どもの意欲、向上心、知的能力、思いやりの心を育てるのは、努力ではなくて愛の心であり、喜ぶ心であり、感謝する心だからです。




 「エゴの子育て」から子どもが伸びる「愛の子育て」に移行するためには愛の心とは何か、エゴの心とは何かを知る必要があります。

 < 愛の心 >      < エゴの心 >  

   つなぐ         分ける
   愛する         損得を考える
   信じる         疑う
   任せる         管理する
   共感する        意見する
   許す          許さない
   受け入れる       拒絶する
   楽しむ         努力・我慢する
   自己実現        自己安全

 愛は2つのものを1つにする力、引きつけ合う力、引力みたいなものです。
 愛の心は子どもとの間にあたたかくて信頼し合える関係を生み出します。
 この関係が子どもの成長、発達、進歩、向上を助けます。
 それに対してエゴは1つのものを2つに分ける力、自分から引き離す力、違いを見つける力です。
 エゴの心は相手との間に対立関係を生み出します。
 しかしまた、エゴにはマイナスの側面だけでなく非常に大きなプラス面もあるのです。「分ける力」とは「分かる力」であり、物事を認識し思考する力でもあるのです。
 これは自分の頭で考え、結論を得て、行動できる力となります。
 エゴ(自我)の力は自立する力でもあるのです。
 子どものエゴ(自我)を健全に育て、支えるのが親の愛の心です。

 人間が成長するということは自然存在が社会的存在になるということです。
 社会的存在とは不自然な存在です。
 だから教育とは少し不自然なことをしている、
 子どもに無理をさせているのです。
 人間になるということはいいこと半分、悪いこと半分なんですね。

 いいこととは、
 愛し合える、信じ合える、助け合えるということです。
 これは人間だから出来るんです。
 これは努力して身につけるものではないんです。
 子どもが人を愛するようになるためには、
 まず親が子どもを無条件に愛してあげなければいけません。
 愛する心は努力や訓練では育ちません。
 ただ愛されることによってのみ育ちます。
 信じる心も同じです。
 努力や訓練ではなく親が子どもを信じることによって育ちます。

 悪いこととは、
 疑う、相手をコントロールし支配しようとするということです。
 人間知をフルに使って利己的に行動するということです。
 人間社会で生きていく限りはこういう知恵も必要かもしれません。
 でもそれはビジネスの世界の話であって、
 子育てや家族関係にそのエゴの知恵を使うのは間違っています。
 そんなことをしたら家でゆっくり出来ません。
 家はゆっくりするところです。




 子どもを育てる、子どもが育つということは子どもがだんだん母親から離れていくということです。
 子どもはエゴの力を身につけ、自分で考え、自分で決断し行動出来るようにならなければいけません。
 「子育て四訓」というのがあります。

 乳児はしっかり肌を離すな
 幼児は肌を離せ、手を離すな
 少年は手を離せ、目を離すな
 青年は目を離せ、心を離すな

 つまり子どもが少しずつ親から離れていくこと、上手に離していくこと、
 それが子育てです。
 だから子どもが大きくなるということは一面寂しいことでもあるのです、
 母親も子どもも。
 子どもも母親から離れていくのは不安なんです、
 幼稚園入園とか小学校入学とか。
 実は子どもが母親から離れていけるのはお母さんと心の中で強い絆で結ばれているからなんです。
 そういう安心感があるからお母さんから離れていけるのです。
 そういう意味からも「甘え」を受け入れることが大切です。
 子どもが安心して自立していけるように親は愛の心で支えてやるということです。

 それでは次に愛の心で育てていくコツをお話ししていきます。


 続きはこちら→http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/434446969.html





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 講演紹介動画「笑って感動して心が軽くなる講演」
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