コラム

 公開日: 2015-07-17 

第39回ペアレントセミナー「良好な家族関係が未来の幸せを作る」 ありがとう<前編>

 
 7月12日(日)は第39回ペアレントセミナーがありました。
 テーマは「良好な家族関係が未来の幸せをつくる ~子どもを幸せに育てる親学講座2~」。
 45名以上の方が参加して下さいました。






 今回は『親学10か条』の4~7を中心にお話ししました。

 4、子どもを親の思い通りに育てようとしない
   (自然にお任せする)

 それは言い換えますと子どもの内なる「いのち(自己成長力)」に敬意を払い、信頼し任せていくということです。育てる親が主人公になるのではなく、成長していく子どもの「いのち」の自己実現を助けていくということです。

 みんな子育てのことを勘違いしているんです。
 こういうまん丸な勉強も運動も良く出来る、欠点のない子どもにすること、それが100点満点の子育てだと考えがちですが、そうではありません。



 もっと、凸凹で欠点もあるけれど、素のその子の善さや個性が活きている子ども、それこそが100点満点の子どもであり、そういう子育てこそが100点満点の子育てなのです。欠点があったっていいのです。出来ないことがある方が自然なのです。

 みんな、子どもに求め過ぎなんですね。

 例えば親が子どもに求めることを小さくすると(小さい◯で表す)、この凸凹の子どもが「ここが良い所。プラス40点・・、プラス30点・・、プラス30点。全部で100点満点。」


 
 完全な◯というのは、人工的につくられた「良い子」です。
 不自然だし、その子の個性が全然生きてない。
 自己実現という観点からすれば0点です。
 凸凹があるのが自然だし、凸凹が個性だし、その凸凹を生きていくことこそが自分らしく生きることだろうし、自己実現なんだと思うんです。

 でも、子どもに多くを求め過ぎると(凸凹を覆う大きな◯で表す)



 ここが足りない、マイナス20点。
 あそこも足りない、マイナス20点。
 と足りない点ばかりに目がいくようになって、ここを直しなさい、あそこを直しなさいとダメ出しばかりいう子育てになってしまいます。

 子どももお母さんも凸凹でいいし、凸凹がいい。
 足りない所があってもいいし、ダメな所があってもいい。
 ありのままの自分で、ありのままの子どもを愛し、育てていく。
 それが一番自然で、一番楽で、一番幸せな子育てです。
 それこそが100点満点の子育てです。

 不思議なことにそういう子育てが一番子どもが伸びて、社会に出てからもたくましく、そして幸せに生きていってくれるようになるのです。

 では次、
 5、子どもの思い、ペース、自由を大切にする
  (あなたはあなたのやり方で、あなたのペースで)

 子どもを大切にするとは子どもの思いを大切にすることです。
 それはまた子どものペースを、子どもの自由を尊重することでもあります。
 そうすることで無言の肯定的メッセージ「あなたは尊重するに値する、信頼するに値する素晴らしい存在ですよ」と態度で示していることになります。
 でも「子どもの思い、ペース、自由を大切にする」て難しいですよね。
 そこで今日は皆さんに < 家庭内民主主義 > を紹介します。
 そして全文を読み上げました。

          < 家庭内民主主義 >
         
第1条
 家族の成員はすべて平等である。
 親が一方的に子どもを強制・管理・脅し・物で釣ることをしてはならない。
 家族の成員はすべてその個性・気持ちを尊重される。
 父親はいかなる時も「誰のお蔭で」という恩着せがましいフレーズを使ってはならない。母親はいかなる時も「もうご飯食べんでいい」「もうお弁当自分で作りなさい」と脅すよう言ってはならない。

第2条
 家族の成員はすべてその自由を尊重される。
 親は自分の価値観だけで子どもを縛ってはならない。
 子どもはその気持ち・ペース・物事のやり方を尊重される。
 父親は「とにかく言うようにしなさい!」と高圧的に言ってはならない。
 母親は子どもがいつ宿題するのか、を命令することはできない。

第3条
 家族の成員はすべて家族全員から大切にされる。
 家族に対して批判やダメ出しばかりをしてはならない。注意する時は思いやりを持って、相手の立場に立ち控えめに言わなければならない。「あなたの方が間違ってる」と自分の意見を正当化してはならない。家族を大切にするとは、家族に対して親切に、思いやりを持って接することであり、その気持ち・その自由・その個性を最大限に尊重することをいう。

第4条
 親は子どもに「こんな子に育ってほしい」「あんな子に育ってほしくない」と親の願いを押しつけてはならない。子どもに求めるのではなく「どのように援助してやればよいか?」と問うように心がけなければならない。

第5条
 この条文が家族に保障する自由及び権利は、家族全員の不断の努力によって、これを保持しなければならない。また子どもはこの権利を濫用してはならないのであって、親は子どもの幸せを常に思っていることを忘れてはならない。

              (ブログ「長谷川満の親学講座」より)
 
 皆さんにこれを読んでの感想を聞いてみました。
 「『もうご飯食べんでいい』は言ってしまっています。」という方や、「宿題についてうるさく言っています」という方が多かったです。
 それで普通だと思うのですが、皆さん反省しておられるみたいで「これ、拡大してリビングに貼っておきます」と感想を聞いた全員の方が言って下さいました。
 驚きです。
 ちょっとシャレでつくった部分もあったので、こんなに共感してもらえるとは!
 これを拡大してリビングに貼っておいたら、もう子どもを叱れなくなるのでは?
 と心配にならないのでしょうか。
 これを貼ったからといって叱ったらダメということではありません。
 言い方や言うタイミング、言う頻度は気をつける必要はあると思いますが、
 子どもの思い、ペース、自由を尊重し、大切にする気持ちを忘れなければ、親が思うことは遠慮なく言っていいと思います。
 自然体が一番なんだから思ったことは言えばいい。
 でも、上から目線で「こうしなさい!」と命令するように言ったりするのはダメ!
 我が子といえど一人の人格として尊重して接するという基本姿勢は大事です。
 僕が生徒たちと接するときの原則と同じです。
 それは信頼関係をつくる上で大切な原則です。
 < 家庭内民主主義 >は『信頼し合える親子関係』構築にはきっと役に立つと思います。
 
 

 後編はコチラ→http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/article/422460656.html




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