コラム

 公開日: 2015-02-27 

奈良市学童保育を語る集い「自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方」

 2月15日(日)は近鉄奈良線「学園前駅」にあります西部公民館まで講演に行ってきました。
 テーマは「自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方」。
 聞いてくださるのは、普段、学童保育にお子さんを預けておられるお父さんお母さん方です。
 約60名の方が参加して下さいました。



 普段は仕事が忙しくてなかなか子どもとの時間が取れない、そんな中で子どもとのコミュニケーションをどのようにすればいいのか、それをお話ししてほしいとのリクエストを頂いておりました。



 忙しくて時間がないとついつい親は「早く早く」と急かすことや、「これして、あれして」みたいな命令ばかりの関わりになったり、注意することばかり、叱ることばかりになりがちですが、これでは子どもとのコミュニケーションはいいはずありませんし、こういう関わりは親子関係も悪くしてしまいます。

 では、どうすればいいのか?

 それを皆さんと一緒に資料<自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方>をもとに考えて参りたいと思います。

     自信と意欲を引き出す親子関係のつくり方
      ~自己肯定感を育てる関わり~

   1、幸せを受け取る(子どもの存在を喜ぶ)
   2、そのままを愛する(変えようとしない)
   3、子どもの善さを見る(尊敬する)
   4、話を聴く(口を挟まず最後まで)
   5、気持ちを理解しようとする(押しつけない)
   6、信じて任す(管理者ではなく援助者になる)
   7、弱さや欠点を受け入れる(許し合う)


 子どもとの関わりの中で一番大切なのは、子どもの存在を喜ぶということです。
 子どもが持って来てくれた愛や喜びや幸せをしっかりと受け取るということが何よりも大切です。
 親は子どもに対して、親として何をしてやれるか、将来のために何を身につけさせてやれるかと与えることばかりに気がいきがちですが、子どもが生まれる時に持って来てくれた愛や喜びや幸せを受け取ることの方が何倍も大切なんじゃないかなあと思います。
 親は勘違いしてしまうんです。
 自分が子どもを幸せにしてやらないとって思ってしまうんです。
 でも本当は逆なんですね。
 親が子どもを幸せにしてやるんじゃないんです。
 子どもがいっぱい親に幸せを与えてくれているんです。
 そして親はその幸せをいっぱい受け取ったらいいんですね。
 どうしてか?
 幸せな親が幸せな子どもを育てるからです。
 そうして子どもがくれた幸せを子どもに返していったらいいんですね。



 自分は親に喜ばれている、自分はそのままで親に愛されている、自分は喜ばれる存在である、自分は愛される存在である、そう思えることが子どもにとってどんなに嬉しく、どんなに幸せで、どんなに自信がつくことでしょう。
 愛されている自信、それこそが自信の根っこにあるものです。

 僕は「子育て」で一番大切なのは自信だと考えていて、自信がないとやっぱり社会に出て行きにくいんじゃないかと思うんです。
 この社会に出て行く上で必要な自信、それが自己肯定感だと思うんです。
 「自分は自分でいいんだ。自分は自分で素晴らしいんだ。」そういう自分の心の支えを持てているかどうか、それが色んな困難を乗り越えていける力になると思うんです。
 そして、子どもがつまづいた時安心して帰ってこられる場所、子どもが安心して弱音をはける場所、子どもがつらい時苦しい時黙って甘えさせてやれる場所、そんなものになってやれたら・・。
 そういう場所がある、そういう人がいる。
 そう思えたら子どもはつらいことがあってもそれに立ち向かっていけるように思います。
 よく「甘やかすな」「甘やかしたらろくな者にならん」という人がいますが、僕は今本当に心を許し合っている親子、心が通じ合っている親子というものが少なくなっているような気がします。
 自立というものは親子が甘え合い、じゃれ合い、嬉しいことも悲しいことも共有してきた経験の中で、お母さんならわかってくれる、お父さんだけは信じてくれる、何かそういう「あたたかい信頼関係」で結ばれているからこそ、親と子は離れていけるのだと思います。

 そういうことが伝えられたらいいなあと思ってお話ししました。
 質疑応答も活発に質問して下さいました。
 質問して下さった皆さん、ありがとうございました。

 
 講演の終わりに熊木杏里さんの「誕生日」の曲にのせてお一人お一人にそれぞれ違った詩をプレゼントしました。



 講演後、主催者様のご厚意で拙著「あなたも子どももそのままでいい」のサイン販売をさせていただきました。ありがとうございました。




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