コラム

 公開日: 2014-06-14 

子どもの人生を幸せにする言葉3

 
 「ごめんなさい」

 親って案外、子どもには素直に「ごめんなさい」とは言いづらいものです。
 親の勘違いで叱ってしまったときも「あんたがちゃんと言わへんからでしょ」と子どものせいにしてしまったり、
 あんなにきつく叱らなくてもよかったな、あれは私の八つ当たりだったなと後で気がついても「さっきはごめんね。あんなにきつく叱ることじゃなかった。イライラすることがあったからあなたにあたってしまって・・」とは言いにくいものです。

 そんなふうに謝ると今後何かあった時に説得力がなくなるように思えて、子どもには素直に「ごめんなさい」と言いづらいという人は、男親女親関わらず少なくないように思います。

 でも、親が子どもに素直に「ごめんなさい」と謝ることは、子どもの人生にとてもいい影響を与えます。
 こんなお話があります。

 ある問題を抱えた中学生の子が突然思い出したように、お母さんに泣きながら訴えたことがありました。
 その子がまだ幼かった頃、ささいなことでお母さんに叱られて、「あんたみたいな子はお母さんの子と違うから、この家から出て行き!」と言われて、自分がどんなに心傷ついたか、小さかった自分にはどこにも行く所なんてないのに「出て行き」と言われてどんなに心細かったか、「お母さんの子と違う」と言われてどんなに悲しかったか、と涙ながらに訴えました。
 
 お母さんはその言葉を聞いて、幼いわが子になんてひどい言葉を言っていたのかと本当に心からわびる気持ちで「ごめんね・・、ひどいこと言ってごめんね・・、お母さんが悪かった、本当にごめんね」とお母さんも泣きながらその子に謝られました。

 お母さんはこの出来事を振り返ってこんなふうに仰っています。
 「私は謝りながら、嬉しい気持ちでいっぱいでした。この子が私に謝る機会を与えてくれた。あの時言えなかった「ごめんなさい」を言う機会を与えてくれた。ああ、この子が私の子でよかった・・、そう何度も何度も心の中でつぶやいてました。そしてその後、不思議なくらい晴れ晴れとした気持ちになりました。」
 
 時に親は子どもの気持ちを傷つけるような言葉を言ってしまうことがあります。
 そのとき子どもは傷つき、親の愛情を疑うことがあるかもしれません。
 でも、親は言い過ぎたなと思っても滅多に子どもに謝るということはしません。
 「さっきはあんな言い方してごめんね。そんなふうには思ってないからね。あなたのことは大切に大切に思っているからね。大好きだからね。」
 なんてことは思っていても、あらためては恥ずかしくて言えないものです。
 そう言ってもらえれば子どもも親の愛情を疑うなんてことにはならないのに、そのままになってしまうから親子関係が何か複雑なものになってしまうのです。

 そういった意味で、ああ言い過ぎたなとか、あんなに叱らなくてもよかったなとか、そんなとき「ごめんね」と親が素直な気持ちを伝えられたなら、子どもは愛されていることを再確認し、子どもも素直な気持ちになって「ごめんなさい」と本当に心から謝ることができるようになるのです。

 意地を張らずに素直に「ごめんなさい」が言える子は、年上の人にも年下の人にもきっと好かれるでしょう。将来、結婚したときにそれは幸せな結婚生活を送る一番の力になることでしょう。
 また、自分の親とも自分の子どもとも幸せな親子関係が築ける力になることでしょう。

 人が本当に人に伝えたい言葉というものは究極的には三つしかありません。
 それは、「ありがとう」か「あいしてる」か「ごめんなさい」です。
 それが素直に伝えられたら、どんなにみんな仲良く暮らせることでしょう。

 「ごめんなさい」

 それは自分の心を開き、相手の心も開く魔法の言葉です。
 



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