日本酒のプロ
コラム
2010-07-28
◆蔵元ご紹介シリーズ◆ No.73 グレイスワイン・中央葡萄酒(株)

山梨県勝沼町は甲府盆地の東の入り口、秩父多摩、八ヶ岳、
南アルプス、富士箱根の連山に囲まれた地です。
日川の扇状地一面にブドウ畑が広がり、ブドウ・ワインともに
日本一の生産量を誇ります。
町内には宿泊施設やワイン文化館を備えた町営ぶどうの丘や、多くの
観光ブドウ園など約30のワイナリーが点在し、成人人口7千人の
ほとんどがブドウに関わっているまさにブドウの町です。
豊富な日照量、昼夜の温度差をいかし、桃などの果樹栽培も盛んです。
勝沼は日本のブドウ栽培発祥の地。日本唯一の在来品種である甲州は
12世紀にこの地で発見され、甲州街道の宿場であった江戸時代には
すでにブドウの名産地となっていました。
中央葡萄酒は1923年の創業以来、ワイン造り一筋。
その類まれなる個性はフランスやアメリカにも高く評価され、
1981年には勝沼の代表ワインとしてカナダへ初輸出されました。
作家、山本周五郎氏もこのワインを愛した有名人の一人です。
勝沼の伝統品種「甲州」にこだわり、伝統的手法である低温発酵、
低温貯蔵を駆使し、本格的な辛口白ワインを醸造されています。
同じ品種でもシュール・リー製法やホワイトオークの小樽で発酵から
熟成を行うなど様々な製法で個性を表現しています。
また1990年よりシャルドネやカベルネ・ソーヴィニオンなどの
ヨーロッパ系品種の垣根栽培にも着手するなど新しい醸造にも力を
注がれています。
勝沼の良質な「甲州」ブドウで醸した白ワイン中心のラインアップ。
フルーティーな爽やかタイプから長期熟成の本格派まで様々な味わい。
他にもマデラ風のデザートワインやフルボディの赤も製造されています。
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