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日本酒本来の風味を存分に味わえる純米酒のみを販売(1/3)

予算内で料理に合う最高の純米酒を
神戸電鉄花山駅から歩いてすぐの有限会社花山酒店。日本中から集められた地酒が陳列されている店内には、お酒の芳醇(ほうじゅん)な香りがほのかに漂います。隣には「酒談義(さけだんぎ)」と呼ばれるスペースが併設されており、昔の小料理屋を思わせるような趣深い雰囲気が印象的です。
酒談義に入ると、真っ先に目に飛び込んでくるのが大きな冷蔵庫。年中摂氏0度に保たれ、日本酒の品質を保つために温度・湿度管理が徹底されています。その冷蔵庫内には数多くの日本酒が並び、しかも、そのすべてが純米酒というから驚き。純米酒とは、白米や米麹および水のみを原料とした清酒のこと。無添加の純米酒は、悪酔いや二日酔いを防ぐことができるそうです。
創業から約35年、花山酒店ではこだわりの日本酒をはじめ、安全とおいしさを追求した酒類、伝統調味料などを提供。店主の上野寛さんは、実際に日本酒を製造している蔵元まで足を運び、自らの目と鼻と舌で吟味した純米酒を取りそろえています。「当店では、いわゆる“ブランド”や希少価値を売りにプレミア価格で販売することは一切しておりません。“飲む人に喜んでもらえるお酒を”と、地道に酒造りに向き合っている方々の愛情が込められたお酒ばかり。適正な価格でいつでも買える、そして日本酒本来の風味が味わえる純米酒を販売しています」。どの商品を見ても、その向こうに生産者の顔や酒蔵の風景が浮かぶと言う上野さん。「自分自身も消費者の一人として、家族の口に入れさせたくない商品は販売しない」といったポリシーを貫いています。
上野さんの存在をクチコミで知り、神戸・三宮のみならず、大阪からも飲食店経営者が料理に合う地酒を求めてやってくるそうです。「以前、大阪・北新地で“干物(ひもの)専門の居酒屋”がオープンする際、干物に合う地酒を教えてほしいという依頼をいただきました。“日本中から、干物を集めて専門店を開店したい”というオーナーの強いこだわりに惚れましてね、この時は全メニュー一つ一つに、それぞれ最高の一本を提案させていただきました」。上野さんは、これまで数多くの飲食店のオープンに携わってきた経験を元に、お酒選びをはじめ、お店作りをトータルにアドバイスすることができればと考えています。
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