コラム

 公開日: 2013-06-24 

相続について

宝塚花のみち法律事務所の弁護士木野達夫です。
今回は「相続」について。


相続というと範囲は広いのですが、今回は全般的なことを書きたいと思います。
相続とは、平たく言えば、財産などの権利義務を承継することです。
相続には、大きく分けると遺言がある場合とない場合があります。


遺言がある場合は、基本的に遺言に従って相続財産を分けます。ただし、相続人の全員が合意すれば遺言に従わない分け方も可能です。
また、「遺留分」といって、相続人に一定の権利を留保する制度があります。これは遺言どおりにならないという意味で一種の遺言の例外と言えます。「遺留分」は非常にややこしいですので、今回は省略します。


遺言がない場合は、「法定相続人」が話し合って分け方を決めます。「法定相続人」が誰かというと、民法で細かく規定されています。一般的には、配偶者とか子供などです。
この場合、遺産を分ける基準として「法定相続分」という法律で定められた割合がありますが、必ずしもこの割合どおりに分ける必要はありません。相続人同士で話し合いがまとまったのなら、どのような分け方でもいいのです。


話し合いがまとまらない場合は、家庭裁判所で調停や審判をする必要があります。
この場合には、「法定相続分」が重要な意味を持ってきます。裁判所が判断するときには基本的に「法定相続分」どおりに分けます。
もちろん、話し合いのときに「法定相続分」を基準に分けるケースも多いです。


相続の対象となるものは「一切の権利義務」(民法896条)です。
ですから、現金、預金、不動産、動産、株式、社債、債権などさまざまなものが含まれます。
ところで、借金などの債務(マイナスの財産)も相続の対象です。
ですから、マイナスの財産ばかりという場合でも、何もしなければマイナスの財産を相続してしまいます。
このような場合は、「相続放棄」という手続きをするべきです。「相続放棄」をすればマイナスの財産を相続することはありません。
但し、この「相続放棄」は、総ての財産(ブラスもマイナスも)を放棄することになりますので、ご注意下さい。「ブラスの財産だけ相続し、マイナスの財産は相続しない」という都合のいいことはできません。


相続財産の分け方で揉めた場合やマイナスの財産があり困った場合などには、弁護士などの法律専門家にご相談下さい。
もっとも、できることなら相続で揉めたくはないですよね。
揉めた場合だけでなく、揉めないためにも、一般論について専門家に説明を聞いておくことも有用かと思います。

この記事を書いたプロ

宝塚花のみち法律事務所 [ホームページ]

弁護士 木野達夫

兵庫県宝塚市栄町1-1-11 タカラコスモス六番館3階 [地図]
TEL:0797-85-3770

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0
<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
メールマガジン

宝塚花のみち法律事務所ではメールマガジンを発行しています。以下は,メールマガジンからの引用です少し前になりますが,テレビコマーシャルで有名な引越社が,...

 
このプロの紹介記事
「宝塚花のみち法律事務所」の木野達夫弁護士

民事・家事のほか企業法務で地域住民や中小企業をサポートする弁護士(1/3)

 交通事故や離婚など、暮らしの中で直面するさまざまなトラブルは、法律のプロに相談してみては。「私は街のみなさまの力になりたいと考えています。困ったことがあれば、どんなことでもすぐにお問い合わせください」と話すのは、「宝塚花のみち法律事務所」...

木野達夫プロに相談してみよう!

神戸新聞社 マイベストプロ

会社名 : 宝塚花のみち法律事務所
住所 : 兵庫県宝塚市栄町1-1-11 タカラコスモス六番館3階 [地図]
TEL : 0797-85-3770

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

0797-85-3770

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

木野達夫(きのたつお)

宝塚花のみち法律事務所

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
駐車中の事故

駐車中の事故について駐停車中の事故に自賠法が適用されるでしょうか?自賠法1条の「運行によって」と言...

[ 交通事故・全般 ]

交通事故における「信頼の原則」

交通事故において「信頼の原則」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?判例によると,信頼の原則とは「...

[ 交通事故・全般 ]

自賠責保険が適用される「運行」とは

自賠法では,「自動車の運行によって人の生命又は身体が害された場合」に保険金が出るとされています(自賠法1条...

[ 交通事故・全般 ]

交通事故・物損編(レッカー代その他)

物損シリーズの最終です。レッカー代その他について。事故によって必要になったレッカー代は一般的には認め...

[ 交通事故・物損 ]

交通事故・物損編(休車損害)

今回は休車損害について。営業用車両が修理のために使用できず、それによって利益が減少した場合に利益の減...

[ 交通事故・物損 ]

コラム一覧を見る

人気のコラムTOP5
スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ