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木が持つ特性を再認識して幅広く活用を(1/3)

日本古来の文化の一部である折箱とは
先々代から数えて、90余年。明石の地で折箱の製造・販売を行う「有限会社 箱関」の取締役を務める井上剛さん。折箱を工房で製造する叔父の井上登文さん、母・京子さん、姉・裕子さん、妻である香奈子さんたちと一緒に、折箱のほか食品容器や業務用漆器・陶器・竹製品・包装材料など、食に関するアイテムを数多く取り扱っています。
まず〝折箱〟とは?
おもにお弁当やお寿司、おせち料理のお重などに使われる箱のことで、駅弁や仕出し弁当などでも見ることができます。歴史は古く、6世紀頃に中国から仏教とともに伝来し、朝廷への献上物を入れる木製容器が折箱の起源とされています。また仏具や神具、食膳として使用された〝折敷(おしき)〟が語源になっています。
白木をそのまま用い、使い捨ての貴族の食器としても重宝されていたこともあります。材料はスギやヒノキなど、木目が細かく組成の良いものを柾目に割り削った板を使用。当時は紙のかわりに経を書く経木としても利用され、折箱の材料は現代でもその名残で、経木と呼ばれています。
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