コラム

 公開日: 2017-08-06  最終更新日: 2017-08-10

「墓じまい」を考える前に読んでほしい物語(8) 「祖母の墓を抱きしめて」梅山太郎さん(74歳)

お墓にまつわるエピソード集「お墓物語」 

一見、同じように見えるお墓だが、実はそれぞれのお墓には、
それぞれの思いと数々のエピソードがあります。

全国の墓石を含む石材関連業者約1,300社が加盟する、
日本最大の業界団体である、(一社)日本石材産業協会では、
お墓にまつわる感動的なエピソードを集めた小冊子、
「お墓物語」を、2011年3月に発行いたしました。(非売品)


お墓にまつわるエピソード集「お墓物語」

「お墓物語」を発行するにあたり、作品を募集したところ、
全国各地から数多くの応募作品が寄せられました。


その中から33名の方の作品がこの小冊子に収められています。


涙あり、笑顔あり、驚きありの素晴らしい物語ばかりです。


マスコミ等で「墓じまい」ばかりが大きく取り上げられる昨今において、
「お墓ってこんなに素晴らしいものなんだよ」ということを、
今一度、一人でも多くの人に気づいていただければと思い、
ここに、33話、全ての物語を順にご紹介させていただきます。

これまでに、以下の7つのをご紹介いたしました。

「お墓物語」作品紹介(1)「祖母との出会い」/三浦るるさん
「お墓物語」作品紹介(2)「お墓参りの不思議」/伊東徳久さん
「お墓物語」作品紹介(3)「祖父のお墓で」/水野真由美さん
「お墓物語」作品紹介(4)「おはからい」/漣ほたるさん
「お墓物語」作品紹介(5)「星よりも近く」/倉木敬人さん
「お墓物語」作品紹介(6)「泣き虫」/藤田徹朗さん
「お墓物語」作品紹介(7)「田舎のお墓を訪れて」/長坂隆雄さん

今回は、大阪府在住の梅山太郎さん(74歳)の作品、
「祖母の墓を抱きしめて」 をご紹介させていただきます。
心温まるエピソードを通じて、家族や大切な方との絆や、
命の尊さを考えていただくきっかけになればと考えております。


「祖母の墓を抱きしめて」/梅山太郎さん(74歳・大阪府)  

祖母は明治の半ば、奈良の寒村(かんそん)で、
私の母を私生児(=非嫡出子)として生んでいる。

祖母はその後、男運が悪かったのか不幸な生涯を送り、
他郷にやせ衰えてのたれ死んだらしく、
身内でもいまだに「身持ちの悪い女じゃったげな」、
と非難する者もいる。

しかし、たとえどんな女だったにしろ、
私の母を生んでくれた祖母が、
それではあまりにも可哀そうであり、
常々お墓参りに行こうと思うも、
何故か誰も口を閉ざして語らず、
その場は杳(よう)として分からなかった。

ところが、2年前、遠縁にあたる人が、
「俺も先は長くないから」と、
祖母のお墓の場所を詳細に教えてくれた。

初冬のある日、奈良山間の然る村を訪ね、
村はずれの川端の狭い墓地の片隅に捜し当てた。

小さな墓石に刻まれた俗名を、
指先で確かめるうちに、
見知らぬ祖母に会えたような気がして胸が熱くなってきた。

冷たい川風蕭々(しょうしょう)とするなか、
私は知らず識(し)らずブルゾンを脱ぎ墓石に着せ、
「祖母よ、私は孫だよ。私の母を父無し子として身籠り、
苦渋の涙を流しつつも、よくぞ産み育ててくれた。
私がこの世に紡がれているのも、
祖母のおかげだよ、ありがとう」

呟いていると、折からの時雨に墓地周辺の竹藪が、
ざわざわとするその音が、
あたかも祖母がすすり泣いているように聴こえてならず、
私は思わず墓石を抱きしめた。

一雫(しずく)一雫と溢れ落ちる涙で、
冷たい墓石を濡らすうちに、思いが祖母に通じたのか、
墓石が心なしか温もりを帯びてくるように、
感じてならなかった。

墓石の建立は祖母の弟の名で、
既に60余年の歳月を経ており、
弟が姉を哀れんで建立したと思われるとともに、
このお墓の御陰でお参りすることができ、心から感謝した。


「お墓物語」を無料プレゼントいたします!

「お墓物語」をマイベストプロ神戸をご覧の方に無料でプレゼントいたします。
数に限りがございますので、ご希望の方は今すぐお申し込みください。

■お申込み方法

お申込みは第一石材までFAXまたはEメールにてお申込みください。
FAX・メールには、"「お墓物語」希望/マイベストプロ神戸"とご記入の上、
※お名前・ご住所・電話番号も必ずご記入ください。

・FAX:078・515・2737(24時間受付)
・メールでのお申込みはこちらまで
http://www.daiichisekizai.com/inquiry/site/

「お墓物語」は、近畿地方の方限定でお送りさせていただきます。
なお、部数に限りがありますので業者の方のお申し込みはご遠慮ください。


             
            ~つづく~



次回は、森下純一さん(37歳・山口県)の作品、
「祖母VS母・お墓バトル」をご紹介させていただきます。


一般消費者にとって極めて分かりにくいあらゆるお墓の疑問を、
(一社)日本石材産業協会認定、「お墓ディレクター1級」資格者、
㈱第一石材・代表、能島孝志がズバリ解決いたします。(相談無料)

私ども、第一石材では、しつこい売り込みや、自宅への訪問営業、
電話での後追いなどは一切いたしておりませんのでご安心ください。

防水構造を備えたお墓「信頼棺®」の詳細はコチラ!


第一石材がお墓の悩みをすべて解決!

この記事を書いたプロ

株式会社第一石材 [ホームページ]

商品企画 能島孝志

兵庫県神戸市兵庫区永沢町2丁目1番21号 [地図]
TEL:0120-75-6148

  • 問い合わせ
  • 資料請求

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
お客様の声
信頼できる石材店に出会えたことが何よりの幸せです。(神戸市北区/辻井様)

お墓は子孫に伝え、ご先祖や家族の絆を感じる大切な場・装置・システムです。モノだけではなく、お墓を建てる物語、想いを大切にしたいと考えております。...

第一石材のお墓
家族の想いをカタチにしたデザイン墓石

夫を亡くされた奥様と3人のお嬢様から最初に頂いたご要望は「黒を基調とした独創的で重厚感のあるお墓」をコンセプトにオリジナルデザイン墓石を設計をしてほしいとい...

プロへのみんなの声

全ての評価・評判を見る>>

 
このプロの紹介記事
株式会社第一石材 能島孝志さん

お客様目線で業界に一石を投じ続けてきた神戸のお墓ディレクター(1/3)

 神戸で伝統的な和型墓石からデザイン墓石の製作・販売を行なっている第一石材の能島孝志社長。もともとは、企業の販促や企画プロデュース、営業指導を行なっておられたそうです。 「仕事で、石材店の営業指導に週1回行き始めたのがきっかけでした。当...

能島孝志プロに相談してみよう!

神戸新聞社 マイベストプロ

「お墓はどこの石材店で建てても同じ」なんて思っていませんか?

会社名 : 株式会社第一石材
住所 : 兵庫県神戸市兵庫区永沢町2丁目1番21号 [地図]
TEL : 0120-75-6148

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

0120-75-6148

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

能島孝志(のじまたかし)

株式会社第一石材

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる このプロに資料を請求する
このプロへのみんなの声

信頼できる会社、信頼出来る社長です。

私は2月に実父をなくし何処の石材店にお願いしようかと迷って...

松村
  • 50代/男性 
  • 参考になった数(6

このプロへの声をもっと見る

プロのおすすめコラム
少数単位での生活を好む現代人が、はたして、赤の他人と一緒の「合葬墓」を望むのか?
イメージ

 現代社会は、小家族や単独生活を好む時代  その昔、学生の一人暮らしと言えば「下宿」でした。もしか...

[ 合祀散骨・合葬墓 ]

墓石に彫刻する、花柄などの模様選びも重要なデザイン要素の一つ。
イメージ

デザイン墓石の美しさは、全体のシルエットだけに限らず、墓石に彫刻する模様選びも重要な要素の一つです。...

[ お墓・墓石の彫刻模様 ]

シンプルでおしゃれな究極のデザイン墓石「casa memoria カーサメモリア」
イメージ

お墓の形と言えば、皆さまが墓地や霊園でよく目にするのは、四角い石を3段~4段積み上げた「和型墓石」が一般的...

[ デザイン墓石 ]

お墓の情報収集に役立つおすすめサイト!/良いお墓が出来るかどうかの分かれ目(10・最終話)
イメージ

(1)お墓は一般消費者には極めて分かりにくい商品である(2)情報収集の手段は?(3)お墓のポータルサイトと...

[ 石材店の選び方 ]

納骨室に水が入らない特許構造の墓石/本当に良いお墓を提供するためには?(10・最終話)
イメージ

このシリーズコラムでは、本当に良いお墓を提供するために、私ども第一石材がどのようにさせて頂いているかを書...

[ お墓を建てる ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ