コラム

2013-08-04

「大島石墓石」の価格・ランク・品質を徹底解明!(6)日本と中国では加工・製作方法が違う!

(1)大島石とはどんな石?
(2)大島石にはランク・等級があるのか?
(3)大島石特級でお墓をつくれば安心なのか?
(4)大島石墓石は本当に国産?
(5)日本と中国でつくる大島石墓石の素材の違い


上記のコラムからのつづきです


(6)日本と中国では加工・製作方法が違う!


『天目取り』にてつくる日本の墓石加工


前回のコラムでは、同じ「大島石」という銘柄の石であっても、
日本で使用される大島石の原石と、中国の石材加工工場に送られるものとは、
素材の品質が異なる、というお話をさせていただきました。

実は、素材の品質だけではなく、加工・製作に至る工程そのものが、
日本と中国の石材加工工場では根本的に大きく異なるのです。


石は地球の地中深くで、長い年月をかけて形成された自然の産物です。


したがって、プラスチックやアクリルのような化学製品の様に、
内部は均一な組織で構成されているわけではなく、
木材に柾目や板目があるように、石にも目合いがあります。


中国の石材加工工場による原石の切断

もちろん、大島石もそれは同じで、石を切断する方向によって、
石目の細かい面、石目の粗い面、見た目に美しい面、そうでない面と、
様々な目合いがあるため、お墓づくりの際には慎重を要します。

日本の技術レベルの高い石職人の手でつくられる大島石のお墓の場合、
できあがった際に、石目が細かく最も美しい面が、お墓の正面に向くよう、
石目・色目を揃え、丁寧に合わせながら加工・製作していくのです。


これを『天目取り』と言って「大島石」が最も綺麗に見えるつくり方なのです。


大島石に限らず、墓石材の最高級ブランドである、四国・香川県産の「庵治石」や、
九州の銘石で近年人気の高い、佐賀県産「天山石」なども同様の方法でつくられています。


この『天目取り』について詳しくは、下記のコラムをご覧ください。
日本と中国の墓石加工方法の大きな違い!


コスト最優先でつくる中国の墓石加工


前述の『天目取り』にて、お墓をつくるのは、石をよく知る目と、
卓越した技術力を必要とし、使用する原石の歩留まりもよくありません。

何トンもある、重い原石を、わざわざ日本から輸送コストをかけてまで、
中国の石材加工工場に送り、「大島石のお墓」をつくる目的はいったい何か?

それは、ただ単に、安いコストでお墓をつくるためだけが目的であり、
日本で加工・製作される大島石のお墓より中国の方が良いわけではありません。

そうなると、ある一定の大きさに切断され輸出される大島石の原石から、
出来る限り無駄の無いよう原石を使用し、お墓をつくることが要求されます。


切断方向によって異なる石目

そこには、美しく綺麗な石目ばかりを合わせてつくるかなどは二の次なのです。


こうしてつくられる大島石のお墓は、当然、石目や色目がぴったり合っているわけがなく、
墓石の各部材ごとに、石目・色目がバラバラで、パッチワークのような仕上がりになるのです。

これは、特にお墓のプロが見ないと分からないとうものではなく、
ひどいものになると、一般消費者の方でも十分気が付くレベルです。

これらを少しでも美しく見せるために、中国の石材加工工場では、
薬品・着色など、様々な方法でのお墓の「ごまかし加工」が行われています。


悲しいかな、現在の日本の法律では、この行為を取り締まる規制法律がありません。


「良い大島石のお墓をつくりたい!」と考える日本の伝統的な気質の石職人。


約15年間にも及ぶ、長く続いた日本のデフレ環境下において、
日本側から要求される低価格で大島石のお墓を加工するとするならば、
「出来る限り安いコストでつくるしかない!」という中国側の事情。

このように、日本でつくられる大島石のお墓と、中国でつくられる大島石のお墓とでは、
根本的な加工・製作の工程が全く違うため、製品精度においてもかなりの差があります。



            
           ~つづく~




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