コラム

2009-09-17

「お彼岸」のお墓参りのマナーと作法について


昔から私たち日本人には、
故人の命日やお盆、お彼岸に
お墓参りをする習慣があります。
今年もまた秋のお彼岸が近づき、
多くの人がお墓参りをする時期になりました。

本来、お墓参りには
決まった時期があるわけではなく、
いつお参りをしても構わないのですが、
「お盆」と「お彼岸」に関しては、
もともと仏教に由来する行事です。 

彼岸というのは、「到彼岸(とうひがん)」を略したものです。
これは古代インドの言葉、サンスクリット語の「パーラミター」(波羅蜜多)を訳した言葉で、
文字通り彼岸へ到達するという意味です。
彼岸とは悟りの世界を意味し、
煩悩と迷いに満ちたこちら側の岸「此岸(しがん)」に対して、
あちら側の岸「彼岸(ひがん)」、
つまり極楽浄土のことを指しているのです。

では、どうしたら極楽浄土の岸へ渡れるのでしょうか?
仏教には『六波羅蜜(ろくはらみつ)』という教えがあります。

1.[布施] 他人へ施しをすること
2.[持戒] 戒を守り、反省すること
3.[忍辱] 不平不満を言わず耐え忍ぶこと
4.[精進] 精進努力すること
5.[禅定] 心を安定させること
6.[智慧] 真実を見る智慧を働かせること

こうした徳目は本来なら毎日心がけるべきなのでしょうが、
日頃は忙しくてなかなか実行できないのではないでしょうか。
そこで、せめて春と秋、年に2回くらいは実践しようというのが、お彼岸法要の意味です。
お彼岸には、ご先祖様のお墓にお参りし感謝と冥福を祈るとともに、
六波羅蜜の教えを実行したいものです。

お墓参りの作法については、
仏教ではお線香をあげ、
神道では榊やお神酒などをお供えします。
また、キリスト教では
白いお花(カーネーション、百合など)を供えるなど、
宗旨・宗派によって様々ですが、
ここでは一般的なものをご紹介いたします。

1. お墓参りに準備するもの

■掃除用具:タワシ、ぞうきん・タオル、
スポンジ、歯ブラシ、軍手、ゴミ袋、※手桶、
※バケツ、※ほうき、※ちりとりなど。

※印については、墓地や霊園で借りられる場合もあります。

■お供え物:生花、お水(飲み水)、
湯飲み、おはぎや彼岸団子などのお供物、
お供物を置くための半紙など。

2. お墓参りの前に

お寺に墓所がある場合には、
お墓参りの前に先ず本堂のご本尊様にお参りをし、
ご住職にご挨拶をしましょう。

3. お墓のお掃除

自分の家のお墓の前に着いたら、
お掃除をする前に先ずは一礼し、両手を合わせて合掌します。

①先ず始めに、枯れた花、ローソク・線香の
燃えかすなどを取り除きます。
花立、線香立が取り外しができるものならば、
取り外して洗ってください。

②墓所内の雑草を抜き、
墓所の周りをほうきできれいに掃きゴミも拾います。

③次に、墓石にきれいなお水をかけて、
スポンジや柔らかいタワシを用いて汚れを落とします。
文字を彫ってある部分のお掃除には、歯ブラシを使うと便利ですが、
ペイントがはげ落ちないようにやさしく汚れを落としましょう。
洗い終わったら、きれいな布で水分を拭き取ってください。

4. お参りの作法

①お掃除が終わったら、
花立にお水を入れお花を飾り、
水鉢にきれいなお水(飲み水)を入れます。

②次に、おはぎ、彼岸団子や、故人の好きだった
お菓子・果物などを半紙や懐紙の上にお供えします。

③そして、ローソクに火を灯し、
そこから線香に火をつけてお参りの準備をします。
お参りの順番は故人と縁の深い者からとなります。

※線香はローソクの火から束のまま火をつけてから、
人数分に分けてお供えするのが一般的です。

④お線香を手向け、合掌礼拝の前に
墓石の上から手桶のきれいなお水をたっぷりとかけます。

⑤合掌して、先祖や故人の冥福を祈ります。
また、近況の報告をしたり、
お経を唱えることができれば、お経を唱えても良いでしょう。

5. 後始末はきちんと

お参りが終わったら、お花だけを残し、
お供えはカラスなどに荒らされないように
持ち帰るようにしましょう。
また、古くなって朽ちた卒塔婆は、
菩提寺にお願いして、お焚きあげをしてもらいます。

忙しい現代社会においては、
先祖を供養し、故人を敬うことが
大切なことだと分かってはいてもなかなか出来ないものです。
しかし、せめてお盆、お彼岸くらいは
家族揃ってお墓参りに行き、故人を偲びたいものです。
                      
神戸のお墓のことなら第一石材まで
http://www.daiichisekizai.com/
デザイン墓石のことなら
http://www.daiichisekizai.com/design/cat_cat152/

この記事を書いたプロ

株式会社第一石材 [ホームページ]

能島孝志

兵庫県神戸市兵庫区永沢町2丁目1番21号 [地図]
TEL:0120-75-6148

  • 問い合わせ
  • 資料請求

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0
<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
お客様の声
信頼できる石材店に出会えたことが何よりの幸せです。(神戸市北区/辻井様)

お墓は子孫に伝え、ご先祖や家族の絆を感じる大切な場・装置・システムです。モノだけではなく、お墓を建てる物語、想いを大切にしたいと考えております。...

第一石材のお墓
家族の想いをカタチにしたデザイン墓石

夫を亡くされた奥様と3人のお嬢様から最初に頂いたご要望は「黒を基調とした独創的で重厚感のあるお墓」をコンセプトにオリジナルデザイン墓石を設計をしてほしいとい...

プロへのみんなの声

全ての評価・評判を見る>>

 
このプロの紹介記事
能島孝志 のじまたかし

お客様目線で業界に一石を投じ続けてきた神戸のお墓ディレクター(1/3)

 神戸で伝統的な和型墓石からデザイン墓石の製作・販売を行なっている第一石材の能島孝志社長。もともとは、企業の販促や企画プロデュース、営業指導を行なっておられたそうです。 「仕事で、石材店の営業指導に週1回行き始めたのがきっかけでした。当...

能島孝志プロに相談してみよう!

神戸新聞社 マイベストプロ

「お墓ディレクター1級」が、お墓づくりの疑問をすべて解決!

会社名 : 株式会社第一石材
住所 : 兵庫県神戸市兵庫区永沢町2丁目1番21号 [地図]
TEL : 0120-75-6148

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

0120-75-6148

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

能島孝志(のじまたかし)

株式会社第一石材

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる このプロに資料を請求する
このプロへのみんなの声

予想以上の出来上がりに親族一同感謝しております。

お墓に関する知識が乏しく、 お墓を造ることが実際にできるか...

K・M
  • 40代/女性 
  • 参考になった数(9

このプロへの声をもっと見る

プロのおすすめコラム
関西初!納骨室に水が入らないお墓(11・最終話)不安払拭の3つの約束
イメージ

以下のコラムからの続きです。最初からご覧になってください。(1)実は墓石の中は水浸し!?(2)「こんなも...

[ 防水構造を備えたお墓・墓石 ]

関西初!納骨室に水が入らないお墓(10)気になる価格は?
イメージ

以下のコラムからの続きです。最初からご覧になってください。(1)実は墓石の中は水浸し!?(2)「こんなも...

[ 防水構造を備えたお墓・墓石 ]

お墓のデザインコンテスト「墓石大賞」受賞5度の実績
イメージ

「墓石大賞」とは、墓石購入を考えている方のためのガイドブック「霊園ガイド」(株式会社六月書房刊)が美観やバ...

[ お墓の知識 ]

良いお墓が出来るかどうかの分かれ目(1)お墓は一般消費者には極めて分かりにくい商品である
イメージ

まず、お墓は一般消費者からすると極めて分かりにくい商品であります。その一番の理由はこれまでに購入経験...

[ 石材店の選び方 ]

2011年度「墓石大賞」にて“大賞”に選ばれました。実録!「お客様の声」
イメージ

 和らぎと斬新さの融合 ~デザイン墓石に秘められた家族の絆~ご家族のご希望は、斬新の中に和らぎを感じ...

[ お客様の声 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ