コラム

 公開日: 2011-12-08  最終更新日: 2014-08-01

お墓のごまかし加工や産地偽装③中国の賃金システムに起因するお墓の“ごまかし加工”/神戸新聞マイベストプロ神戸主催セミナー「お墓選びで知っておきたい5つのポイント」おさらい

お墓のごまかし加工や産地偽装③中国の賃金システムに起因するお墓の“ごまかし加工”/神戸新聞マイベストプロ神戸主催セミナー「お墓選びで知っておきたい5つのポイント」おさらい

~前のコラムからのつづきです~

前回のコラムでは、安売りと利益追求の為に行われている
お墓の“ごまかし加工”についてお話しさせていただきました。

今回は、中国の石材加工工場における賃金システム等が原因による
お墓の“ごまかし加工”についてお話させていただきます。

自然の大地から採掘された石には、キズや色ムラ、アザ、斑点等があり、
お墓をつくる際には出来る限りそれらを避けながら加工していくのですが、
運よく加工の初期段階に見つかることもあれば、
最終段階に突然アザや斑点(黒いもの、白いものがある)などが現れることもあります。

原石から製品に仕上げるには、何トンもある大きな石を先ずは小割りにし、
それからお客様から指定された形に整えながら磨きの工程に入ります。

機械で磨ける部分もあれば、手磨きでしか出来ない部分もあります。

お墓の各部材の製作は様々な工程を順に経ながら手間隙かけてつくられています。
形状によっては、一つの部材をつくるのに何日もの日数を要するものもあります。

仮に、お墓のある部材の製作に取り掛かって三日目の段階で、
黒い大きな斑点(業界では“黒玉”と言います)が出たとしましょう。

もちろん、いくら三日間かかったからといって製品としては出荷できません。

つくった石職人も無駄な三日間を過ごした、ということになるのです。

そんな場合でも、日本の石材加工工場で働いている石職人の場合、
製品に関係なく、ほとんどの工場ではきちんと賃金は支払われるでしょう。

しかし、中国の石材加工工場の多くは、日本の様な固定給制度を取り入れておらず、
石職人に依頼したお墓の一つの部材が完成し、検査に合格して、初めて賃金となるのです。

※中国の石材加工工場におけるお墓づくりは、日本の製作工程のように、
一人の石職人が「○○家のお墓」を責任を持ってつくり上げるシステムではなく、
各部材ごとに製作する職人が異なり、それらを合体させて一つのお墓となる、
といった加工方式を行っているところが大半です。

そうすると、前述のようなアクシデントが起こった場合、
その石職人は三日間タダ働きということになるのです。

職人側からすると、三日目に突然“黒玉”が出てきたのは「自分のせいじゃないし!」
地方から出稼ぎに出てきているのに「賃金をもらえないなんて納得できない!」

工場側も日本側から、かなり厳しい短納期の条件で注文を受けているため、
新たにつくり直すとなると船積みの日に間に合わず、納期までに日本に着かない。
そうなると、納期遅れによる違約金等の問題に発展してしまうとまずい!



「なんとかいい方法はないものか……???」



そこで、行われるのがお墓の“ごまかし加工”なのです。

先ほどの“黒玉”にごまかし加工をほどこし、ぱっと見ると分からない状態にし、
何事も無かったように船積みされ日本へと送られ消費者の元に届くのです。

これで、中国の石材加工工場側も納期遅れ等のトラブルに発展することもなく、
出稼ぎ労働者の石職人も無事賃金をもらえることとなり万々歳です?


…と言いたいところですが、「どこが万々歳やねん!`ヘ´」


中国の石材加工工場側と職人はそれで万々歳かも分かりません。

石材店に製品を卸している日本の石材商社も、石材店からお金をもらえるから、
万々歳ではなくとも利益にはつながっているはずです。

石材店にしてもお客様からはお金を頂く訳ですから、商売にはなっているでしょう。


「じゃあ、消費者はどうなるのでしょう?」


お墓の“ごまかし加工”は、このような方法だけではなく、
熱処理、薬品、着色など、ありとあらゆゆ方法で現在も行われているのです。


残念ながら現在これらを規制する法律はありません。

しかし、法律的には問題なくとも、モラルとしてはどうかと考えます。


やはり、お墓の制作を中国の石材加工工場に頼らなくては、
どうしようもない現在の日本の現状においては「自分自身で中国に行くしかありません!」



                 ~つづく~




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