コラム

 公開日: 2015-11-24 

いつか使うかもと取っておいたモノが活かせる、とっておきの収納法

「取って」「置く」モノは【とっておき収納法】で活かす!


いつか使うかもと取っておいたモノが必要になった時、せっかくのチャンスが活かせないまま終わってしまうことが往々にしてあります。
持っていることすら忘れてしまっている場合はもちろんのこと、持っていることが分かっている場合でも、雑然とした中からお目当てのモノを見つけ出すのは至難の業と、最初から探し出すのを放棄し新たに購入してしまいます。
これでは、家の中のモノは増えるわ、お金は使うわで、無駄ばかりが発生することに。

ですから、これらのモノは活かすことを目的に、しっかり保管をする必要があります。





とはいえ、どこにあるのかが分からなくなってしまうのは、無理もないことかもしれません。
いつ使える時が来るか分からず、またカテゴリーも多岐にわたっています。
さらに収納本を参考にしたくても、載っている収納の仕方は、大抵の場合今現在使っているモノに対してであって、いつか使うモノに関しては、収納どころか処分を勧められる始末。
使用頻度や動線といった定位置を決める上でのキーワードも、この場合は全く役に立たないのです。

でも、安心してください。
いつか使うために取っておくモノを活かせる収納の仕方が、実はちゃんとあるのです。
「取って」「置く」ので、【とっておき収納法】と名付けました。

【とっておき収納】に大切なのは、管理のしやすさ


取っておいたモノを活かすには、保存だけでなく、その後管理をしていく必要があります。
つまり、管理しやすい収納を作るということです。
どこに収納したかが分からなくなってしまうというのは、この「管理しやすい」というところを考えないで保存してしまった結果と言えるかもしれません。

それを聞いて思いつくのは、おそらく、「ラベルを貼る」というような表示の仕方でしょう。
ラベルは、探す時にもしまう時にも所在地を教えてくれる重要アイテム。
もちろん、それも大切な作業です。
ですが【とっておき収納】となると、それだけでは不十分。
足りないのです。
ラベルを見ながら目当てのモノを探すというのは、持っていることが分かっているからこそ起こす行動です。
ですがこの場合は、持っていることを忘れているのです。
ですから、まずそれを持っていることを思い出させ、そしてそこに足を向けさせる必要があるということになります。
残念ながら、ラベルはそこまで導いてはくれないのです。

ではどうするのか。
【とっておき収納】では、行動と収納の両面を変えていくことで、管理しやすい収納を作ります。

まず必要なのは、立ち止まること


有能なお抱え秘書でもいない限り、持っていることを思い出すのは自分しかいません。
ですから、どうしても自分を変えていく必要があります。
ですが、持っているモノを全て暗記しておくなど不可能に近い。
いえ、中にはいらっしゃるかもしれませんが、少なくとも無理な人は多い。
ですからそこを覚えていなくても、そこにたどり着けるような管理をしていきます。

まず大前提として、何かが必要になった時、「既に持っているかもしれない」と発想をそこに向かわせるようにしましょう。
持っているモノが活かせない多くの人の場合、必要=購入というように、買うという行為に行動を直結させています。
何かに使えるかもと取っておきながら、その場になると、自分が既に持っているモノを確認するという寄り道をしないのです。
ですから、財布を手にして靴を履く前に、「持っているかもしれない」「持っているモノで代用できるかもしれない」と一旦立ち止まってみましょう。

これが、行動を変えるということです。



その時に、何を持っているのか分からない、どこに収納したのか分からないということになるのは、前述のとおり。
だから活かせないのです。
そこで、収納場所へたどり着ける工夫をします。

次に必要なのは、たどり着くこと


工夫は、モノを仕分ける時点から始まります。
通常、仕分けは品目別に行われます。
服なら服、文具なら文具、日用雑貨なら日用雑貨、というように。
もちろん間違いではないのですが、モノを活かすという目的から考えると少々曖昧。
そのため、活かせる場面を想像させるのに弱く、結果使わずに終わってしまいます。
ですから品目別カテゴリーよりも、どのように活かすのかを明確にして、その目的に沿ってカテゴリーを設けるほうが分かりやすく忘れにくい。

それが、【とっておき収納】の保管システムのベースになります。

例えば、人からプレゼントされたマグカップあるとします。
これを、今使っているマグカップが割れたら使おうと思うのなら、二軍というカテゴリーへ。
家にはマグカップがたくさんあるのでバザーへ出そうと思うのなら、バザー行きというカテゴリーへ。
大好きな人からのプレゼントなので思い出として大事に保管したければ、宝物というカテゴリーへ。
こうして目的別カテゴリーに仕分けをしておけば、例えばバザーに出品しようと思った時にそこを覗けば、バザーに出そうと思っていたモノが勢ぞろいしていることになります。
これが、もし「キッチンツール予備」のような品目別カテゴリーしか設けていなかったら、そこにはいろいろな目的を持ったモノたちが混在することに。
おそらく他のカテゴリーにもバザー行きが潜むことになり、その中からもれなくバザー行きだけを見つけ出すことは困難になるでしょう。



つまり、必要な場面がでてきた時に、使う目的に沿って仕分けをしておけば、たとえ何を持っていたかを忘れていても、それに応じたカテゴリーを覗けば思い出せるのです。
また、どこに収納したのかが分からなくなっても、過去の自分が何に使おうと考えていたかに思いを巡らせることで、たどり着くことが可能。
昔のこととはいえ、同じ自分の考えたことなので目星がつけやすく、再会できる確率は品目別に保管するより格段に高まるのです。

このように【とっておき収納】では、モノを使う場面を具体的にイメージし、それに沿ってカテゴリーを決め収納します。
それは、それぞれのライフスタイルに合わせた独自のカテゴリーであり、100人いれば100通りのカテゴリーができるのかもしれません。

ネーミングの工夫で、より効果的に


そのカテゴリーは、ネーミングを工夫することで効果をさらに高めます。

ヒールの高い靴や小さなバッグ。
子どもが赤ちゃんのうちは必要ないけれど、子どもが学校に行くようになったら使うというなら、「使わないバッグ/靴」よりも、例えば「いつかのPTAライフ」というカテゴリー。
おしゃれだった亡き祖母の仕立てのいい洋服。
今は着られないけれど、年を重ねて似合う時が来たら着たいと思うなら、「祖母遺品」よりも、例えば「いつかのシニアライフ」というカテゴリー。
今は忙しくてできない趣味のモノでも、時間ができたら再開させたいと思うのなら、「趣味保管」よりも、例えば「いつかの悠々自適ライフ」というカテゴリー。

ネーミングに、活かす気持ちと具体的な場面、こうなればいいなという暮らしへの想いなどを込めるのです。
そうすることの効果は、モノを活かし暮らしを整えるだけではありません。
漠然と持っている将来の理想の暮らしをはっきりとイメージさせ、そこに近づくことへとつながっていくでしょう。



モノは、しまうことではなく活かすことが目的です。
心を豊かにし生活を便利にするために、モノを持っているのです。
【とっておき収納】で、使う人のサポートとなるような活かすための収納を考えましょう。

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